例えばこんなゲマトリアの日常 作:スカイブルーホワイトヘアー
ナギサはユイを連れてトリニティに戻った
彼女が少し離れている間にトリニティは
とてつもない地獄絵図に……いつもの事でした
「ナギサ様、ありがとうございます。それと
お手を煩わせて申し訳ありません」
「お気になさらず。むしろ貴女のおかげで
彼と交友関係を結べる糸口が掴めました」
「……それは良かったですね」
ユイは知っている。ナギサの願いは叶わない事を
彼女の世界では黒服と婚約してるのはホシノだと
正直に打ち明けても良いのだがナギサの為に
この事実を黙っている事を選択した
もしかしたらここでは別の可能性が芽生えて
ナギサが上手くいくかもしれない
……間違いなくありえない事ではあるが
「わっぴ〜!!今日もサクラコのライブに来て
くれてありがと〜♪」
「……あの、ナギサ様。あれは……」
「……見てはいけません」
「やっぱり……わっぴ〜は流行っていたのですね!
サクラコお母様ーー!!」
「ゴブッ‼︎今何と……?サクラコさんがお母様?」
「そうですけど……」
「アイドルは恋愛禁止だという暗黙のルールを
サクラコさんは破ったのですか!?しかも
こんなに成長している隠し子なんて!!」
「えっと……説明すると長くなるのですが……」
「はっ!?まさかヒフミさんにも隠し子が!?
本人に問い詰めなくては!!」
一人勝手に暴走するナギサという存在を置いて
取り残されたユイは黒歴史を刻んでいる
母になる存在のライブを楽しむ事にした
ーーー
「ココロといいノノといいゲヘナ二世の子達は
とても可愛いですね。レロレロし甲斐があります」
あの後ノノを舐め回し堪能して食堂を後にした
変態は何処に行こうかと物色している
そして視界に映る美しい見知らぬ生徒を
発見した彼女は獲物を仕留めるように走り出す
側から見たらその光景はまさに変態が少女を
襲おうとしている最悪の絵面だ
そのまま捕まえてレロレロ出来る……と思いきや
変態の手は空を切りその生徒は彼女の背後に周り
揶揄うようにくすくすと笑っている
「噂には聞いていましたが……全盛期の貴女は
今と変わらず生徒が大好きなんですね」
「私をよく知っているようで……であれば
さっさとレロレロさせてください!」
「申し訳ないけれど私は人を探しているのです。
それと……美しい芸術品もね」
「芸術品?それならこのゲヘナに沢山……」
「私にとっての芸術品は生徒ではないのですよ
ゲヘナの偉大なる母よ」
「それは勿体無いですね。貴女には生徒が如何に
素晴らしいか、私にレロレロされるべきである事も
教えてあげなければいけませんね!」
「ふふ……まだ捕まるわけにはいかないのです。
私も……それとこの世界に居る母もね」
煙幕と共に姿を消した美しき生徒
変態はその痕跡を辿ろうにも臭いしか覚えておらず
見失ってしまった事を酷く後悔してしまった