例えばこんなゲマトリアの日常   作:スカイブルーホワイトヘアー

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本編てはこうなりません


桐藤ワカナが誕生した経緯

これはもしも黒服とホシノが相思相愛になって

結婚した世界で起きたかもしれない話

 

「……あらハルナさん。随分と遅かったですね。

既に料理は注文しておきましたよ」

 

「お心遣い感謝致しますわ、ナギサさん」

 

数日前に発表されたホシノと黒服の結婚

大半の人はそこまで気にしないその記事に

ハルナとナギサは絶望と失恋を経験した

彼女達が彼と恋仲になる可能性が潰えたのだ

その事実が重くのしかかって立ち直れない

そんな二人は最後まで諦めなかった互いを

慰めあう形で一緒に食事をする事にした

 

「やはり強引にでも襲うべきだったのでしょうか」

 

「今となってはそうするべきでしたね。思えば

初めから可能性はなかったのかもしれません」

 

「そうですわね……」

 

「………」

 

「……今は失恋の事を忘れましょう」

 

「……そうですね」

 

「こんなにも美味しそうな料理が並んでいるの

ですから。楽しまないと損ですわね」

 

嬉々として料理を口に含んだハルナは真顔になり

「不味いですわ」と言葉を発する

 

「そんな筈は……うっ……これは……」

 

「ナギサさん。何ですかこの店は?値段だけで

味が最悪すぎます」

 

「そうですね……気分が悪くなってきました」

 

「ただえさえ失恋により気が立っていますのに

このような料理を提供されてしまったら……

店ごと爆破するしかありませんわね」

 

「いつもなら止めますが……今回に関しては私も

同意します。なので一緒に破壊しましょう」

 

「ナギサさんは初めての店爆破ですわね。

大丈夫です、怒りをぶつけるようにすれば

気分転換にもなって一石二鳥ですわ」

 

「怒り……ですか?ふふっ、そうですね」

 

謎の結託をした二人は失恋の怒りを乗せて

クレーターが出来るほどの大規模爆発を起こし

店は跡形もなく消し炭になった

 

「どうです?初めて爆破した感想は」

 

「そうですね……案外悪くない気分です」

 

「私達は気が合うかもしれませんわね」

 

「それは……どうでしょうか……」

 

ーーー

 

爆破して気分が晴れたのか鼻歌を歌いながら

何故かナギサの手を握って歩くハルナ

困惑しながらも歩みを進めていると怪しい店が

視界に映りハルナが興奮したように

「ここから美食の匂いを感じますわ。ナギサさん

行きましょう!」と手を引いてくる

どうせ時間は余っているのでまあいいかと

そのまま引っ張られ店内に入ると何処かで見た

ような店員と変なロゴが入った瓶の液体が

レジ横で冷やされていた

 

「あ、お客さん?いらっしゃい」

 

「店員さん、そちらの液体から美食の気配を

感じるのですが……」

 

「面白い事を言う子だねー。それは……まあ、

新しい可能性に出会える薬かな」

 

「まあ!素敵ですわね!お一つくださるかしら」

 

「ハルナさん待ってください。美食を求める

貴女の姿勢は素晴らしいと思いますが……

こんな怪しい液体に美食の可能性はありません。

ナマコサイダーくらいのゲテモノですよ」

 

「ナギサさん止めないでください!この液体は

美食研究会として飲まなければいけません!」

 

「……分かりました。ならば私も買います。

ここで貴女を見捨てるのは後味が悪いですし」

 

「毎度ありー。って死ぬような薬じゃないよ!?」

 

「折角なのでお菓子でも買って私の部屋で

慰め会の続きでもしませんか?」

 

「良いですわね。是非お願いしますわ」

 

ーーー

 

怪しい薬とたい焼きとロールケーキを購入して

ナギサの部屋で小さなパーティを始める二人

 

「……いざ飲むとなると緊張しますわね。

禍々しさが増しているように見えますわ」

 

「では私が先に飲みますね。ハルナさんは

その後にでも」

 

「ええ。一番は先に譲りますわ」

 

ナギサがその液体を口に含むとほんのり甘い

不思議が味わいのあるものが喉を通っていく

しかし何か変化があるわけでもなく

ただのジュースのようなものであった

 

「……普通の飲み物でした」

 

「あら……残念ですわね。勘が外れたようです」

 

「どうやらその勘はあてにならな……!?」

 

特に何もない。その筈であったが突然身体が

とてま熱くなり下半身に違和感を覚える

それが何なのかは理解できないが少なくとも

これが異常である事は容易である

 

「ナギサさん?大丈夫ですの?一度ベッドで

お休みになられた方が……」

 

ベッド。その単語を聞いて何かが切れたように

ハルナを押し倒した。それが何故なのか自分ですら

理解が出来ていない。それでも目の前にいる

彼女が愛おしくて堪らないのだ

 

「あ、あの……ナギサさん?私そのような趣味は

ありませんので……」

 

「そ、そうですよね!今すぐどきますので……」

 

「……ナギサさん?顔が近いのですが」

 

「大丈夫です!すぐに終わらせますから!」

 

「何をですの!?」

 

これ以上は割愛します

そんなこんなでナギサが性転換してハルナ襲って

デキました。そしてワカナが産まれたって訳です

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