例えばこんなゲマトリアの日常   作:スカイブルーホワイトヘアー

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愛と祈りの娘

「結局私達の娘っぽい人見つからなかったね」

 

「だからゴリラに恋愛が出来るはずがないだろう」

 

「中国版ボイスにも出来ないよ?あーナギちゃんが

羨ましいなぁ。居たんだよね、娘」

 

「ええ居ましたよ。だから今お二人に約束した

お菓子を振る舞っているのです」

 

「これに懲りたら安易な約束はしない方がいいよ」

 

「そうですね……ああ、そういえばゲヘナから

帰る際に変な人を見かけましたよ」

 

「変な人なんてその辺に沢山いるじゃん」

 

「いえ……その……なんて言いますか……

こすぷれ?というのでしょうか……例えるなら

幼い頃に憧れていた魔法少女のような格好をした

変わった生徒だったのです」

 

「えーそんな生徒居ないよ〜☆あはは、

ナギちゃんって作り話下手だよね〜」

 

「居るよ」

 

「え?」

 

「ほらあそこに居るじゃないか」

 

「……居るね」

 

「あの髪色は君の娘なんじゃないのかいミカ」

 

「いやいや私にコスプレの趣味はないよ?」

 

「確かマエストロ先生はとある方にこすぷれ衣装を

着せて芸術を感じていると何処かで聞きました」

 

「よーし接触しにいこー☆ごめんねセイアちゃん

選ばれたのは私だったみたい☆」

 

「早とちりするのは君の悪い癖だぞミカ」

 

「またまたー強がっちゃってー☆」

 

ーーー

 

「どうしてこのトリニティという学園に居る生徒は

全員幸せそうなんだろう?私のやる事がなくな……

あっ祈ればいいんだ!……何を?憎しみとか?」

 

「……本当にあれと接触するのかい?なんか

物騒な事を言ってるけども」

 

「大丈夫大丈夫!心はとても優しい子だから!」

 

「何故話してもいないのにそう確信をして接する

事が出来るんだい?案外内側に化け物でも秘めて

いそうなタイプの子だろうに。いやゴリラか?」

 

「セイアそれ以上喋ったらぶん殴るよ」

 

「勘弁してくれ。君の馬鹿力で殴られたら

致命傷ですまないだろう」

 

「ちょっとちょっと!そこの二人!私の前で

争うのはやめて!……でもラッキー!

私の存在意義が出来たよ!」

 

「……あれ、これ戦闘入るパターンかな?」

 

「おいおいゴリラの娘には話が通じないのかい?」

 

「セイアちゃん次はないよ」

 

「すまない」

 

ーーー

 

「勝ったよ」

 

「そりゃあ君は馬鹿力のゴリラだからね。人間相手

に無双するのは当然だと思わないかい?」

 

「次はセイアちゃんを倒そうかなぁ☆」

 

「やめてくれないか?」

 

「……あれ、セイアちゃんゴリラになった?」

 

「なんだ自己紹介かい?」

 

「殺すよ」

 

「すまない」

 

「でもほら、あそこにピンク色のゴリラが……」

 

「しかも翼が生えているじゃないか。なんだその

意味のない進化は。流石君の娘だ……」

 

『フラメア・スレイブ』

 

「ゴフッ」

 

「あっセイアちゃんがレーザー攻撃で吹き飛んだ」

 

「君の目は節穴かい?レーザー(物理)だったが?

拳で殴ってきたが?」

 

『愛と祈りの名の下に〜愛の拳を添えて』

 

「なんだそのふざけた技名は……ゴフッ」

 

「なんかセイアちゃんしか狙われないね」

 

『お前が悪党なんだ!君が!泣くまで!

愛を示すのを!やめない!』

 

「ミカ、君の娘を止めてくれないかい?」

 

「セイアちゃんさっき私の事をゴリラとか何とかで

馬鹿にしたよね?」

 

「あっ」

 

「祈るね」




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