例えばこんなゲマトリアの日常   作:スカイブルーホワイトヘアー

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本編でやろうとしたんですけどタイミングがありませんでした


砂狼の野望

「騒動もひと段落したので久しぶりに砂漠を

訪れてみましたが……何ですかあれは……」

 

アビドス砂漠の中心とも言える場所。そこには

なんかよく分からない看板と人工芝を敷き詰めて

無理矢理作ったようなオアシスっぽい何かが生成

されていた。その異質な光景に唖然としていると

見慣れた問題児が何か変な事をしていた。

 

「ん、客かな?……なんだ黒服だったんだ」

 

「……今度はどんな悪事を働いているのです?」

 

「これは悪事じゃない。『砂狼ランド』の建設

としてオアシス(仮)を作っただけ」

 

「何をしているのですか……よく砂漠の中心に

オアシスを作れましたね」

 

「ん、前に貰った20億と黒服が勝手に売った

アビドスゴート・トーカーの金で作った」

 

「ああ……そんな事もありましたね。しかし

何故砂漠にテーマパーク?のようなものを作る

必要があるのでしょうか?」

 

「前にホシノ先輩が言ってた。昔アビドスには

砂祭りというものがあったって。だから私が

似たような祭りを開催する為にここに作る必要が

ある。そしてホシノ先輩を楽しませるのが目的」

 

「砂祭り……ああ、そんなものもありましたね。

それでオアシスを……」

 

「エンジニア部に交渉して何処かの王国の技術を

応用してバッテリーがあれば水が出続ける放水柱

を用意したから水がなくなる事はない」

 

「そんな便利なものを開発するとは……やはり

二次創作でのエンジニア部は優秀ですね」

 

「ん、そういう事。ただこのオアシスを作るだけ

で資金がなくなったからまた銀行強盗を……」

 

「それはやめなさい。そんな汚い金を使って

祭りを開催してもホシノは喜びませんよ」

 

「……それは困るね」

 

「ですが貴女の想いはよく分かりました。

ホシノの為であるならば私も協力しますよ」

 

「ん、ありがとうくろふ……ロリコン」

 

「……やっぱり今の話はなかった事にします」

 

ーーー

 

「何をするにしてもこの大量にある砂をどうにか

しないといけませんね」

 

「ふっふっふ……アリスに任せてください!」

 

「アリス?いつの間に来ていたのです……」

 

「この前モモイ達と遊んだゲームだと砂を焼けば

ガラスになると学びました!だから焼きます!」

 

「アリス、よく聞いてください。ゲームと現実は

違うので焼けばいいというわけでは……」

 

「光よ!!」

 

アリスは何故か最大出力の砲撃を一直線に放ち

その範囲にあった砂は蒸発して溶けていた。

 

「……確かに砂は無くなりましたね。ですが砂が

蒸発するなんて事はあり得るのでしょうか……」

 

「黒服、ここはキヴォトスだよ。外の世界の常識

なんて通用しない」

 

「限度があるでしょう限度が」

 

「うわーん!ガラスが出来ません!」

 

「……はぁ」

 

ホシノに砂祭りを体験させたい。その想いは

認めるがそれが実現する日は来るのだろうか?

現状だとその未来は来なさそうだと感じた。

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