例えばこんなゲマトリアの日常   作:スカイブルーホワイトヘアー

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変態のカルチャーショック

『今日は一段と寒いですね。そろそろお鍋を作る

頃合いでしょうか……』

 

隣に座って寄りかかりながらユメは言う。

恋人になってからというもの些細な仕草が魅力的

に感じてしまうので欲を抑えるのに苦労する。

 

「鍋か。確かにこんな寒い日には格別だろう」

 

『ですよね♪昨日具材を買っておいたので今夜は

楽しみにしていてくださいね』

 

「分かった。……それと頼みがある。私の膝に

座ってくれないだろうか?」

 

『……先生?まだ朝の8時ですよ?もう……

一回だけですからね……?』

 

「ありがとう」

 

【先輩による突然の解説!】

マエストロ先生がテラーちゃんに対して言った

私の膝に座ってくれ。この言葉の意味は隠語で

えっちしようという意味を持っています。つまり

マエストロ先生はテラーちゃんが隣に座るだけで

欲情してしまったんですね。性欲の塊ですよ!

【解説終了】

 

『それじゃあ……膝に座りますね……』

 

「ああ……」

 

ユメが膝の上に座ると前戯から始まりそのまま

性行為に繋がる流れなのだが……二人の熱は

突然大きな音を立てて扉を叩く人間の手によって

一気に冷めてしまった。

 

『……撃ちますか?』

 

「撃ってもいいが緊急事態かもしれない。一度

誰だか判断をしてから……」

 

「マエストロ!!出てきなさい!マエストロ!

わざわざゲヘナから来てあげましたよ!!」

 

ーーー

 

「いきなり撃つなんて酷いですよ?撃たれどころが

悪かったらヒナが一ヶ月抱きついてくる事になって

しまうんですよ?そういう雑な曇らせは……」

 

「早く帰れマダム。私達は今忙しいのだ」

 

『申し訳ありません。普段は歓迎するのですが……

本日はお帰りいただけませんか?』

 

「まあまあそう言わずに。……ほら、この可愛くて

マエストロとコスプレいちゃらぶえっちが出来る

衣装セットを差し上げますので」

 

『先生、ベアさんの話だけでも聞いてあげよう』

 

「おいマダム、ユメに何を渡した?返答次第では

今すぐにその命を奪うぞ」

 

『黒ビキニと振袖と魔法少女風の衣装です」

 

「こんな寒いなかよく来てくれたな。そんな所で

突っ立ってないでこっちへ来い。茶でも出そう」

 

「私が言うのもなんですがマエストロ貴方ユメに

関する事にだけは甘すぎませんか?」

 

ーーー

 

「それで何の用だ?」

 

「貴方がこんなクソ寒い中生徒に水着を着せて

学園を歩かせているという情報を手に入れまして。

真偽を確かめにきたのですよ」

 

「そんなプレイをするわけがないだろう。ユメが

風邪をひいたらどうするんだ」

 

「ヒナの場合は弱って甘えてくるのがあまりにも

可愛いので襲いましたよ」

 

「……いやダメだ。自らの性欲を満たすために

ユメに辛い事をさせる事は出来ない。例え病気で

弱ったユメがタオルで汗を拭いてほしいと頼んで

来たとしても一回で抑えるぞ」

 

「襲ってますね」

 

『えっち』

 

「想像したら抑えられる自信がなくなった」

 

「素直なのはよろしいです。ってそんな事よりも

水着を着せている生徒は本当に居ないのですね?

その生徒に「今日は安全日です♡」とか言わせて

規約違反になったりしてませんよね?」

 

「そんな生徒いるわけがないだ……」

 

「何故目を逸らすのです?やはりいるのですね?」

 

「確かにいる。だがあれは……」

 

「生徒に対する虐待ですよね?今すぐに抱かせ……

じゃなくて私が暖めに行きたいので名前と場所を

教えなさい。さあ早く」

 

「この二人だ。だが片方はとても暑がりなので

抱きつかない方がいいと思うぞ」

 

「まあ、両方ピンク髪ですか。やはりピンクは

淫乱なのですね!では抱いてきます!」

 

「忠告はしたからな」

 

後日ベア先生を慕う生徒が一人増えたのだとか。

 

 

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