例えばこんなゲマトリアの日常   作:スカイブルーホワイトヘアー

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ようやく理解ったようだな

「いきなり『私の家に来てくれ』と貴方から

連絡がきた時は何事かと思いましたが……

貴方の家にバーカウンターが出来ているとは」

 

「模様替えをするついでに設置してみた」

 

「貴方の芸術は迷走しているのですか?」

 

「そうかもしれないな。それはともかく何を

飲む?好きなものを選んでいいぞ」

 

「ではホシノで」

 

「私はヒナでお願い致します」

 

「酒の話だが?あとマダムは何処から現れた」

 

「年始なのですから謎ワープくらいしますよ。

私もたまにはヒナとハメ……ではなくて

羽目を外してお酒を飲みたいのですよ」

 

「マダムが酒を……?まあいいか。それで

何を選ぶんだ?」

 

「ホシノがないのであれば星斗月乃を」

 

「私は空雛で」

 

「分かった。少し待っていろ」

 

「……唐突ですが黒服、闇取引をしませんか?」

 

「本当に唐突ですね。まずは取引内容を提示して

もらわなければ判断が出来ませんよ」

 

「ここに貴方が結婚式中にホシノとセッ……した

時の映像が保存されたUSBメモリーがあります」

 

「……は?」

 

「360°から録画してありますよ」

 

「成程。マダム、お望み通り殺してあげます」

 

「何故そうなるのですか。私は善意で盗さ……

保存してあげようと思いまして……」

 

「遺言があるなら聞きますよ?」

 

「落ち着きなさい黒服話せば分かります。

これは貴方にとっても有益な動画データですよ」

 

「……一応聞きましょう」

 

「貴方とホシノはこれから毎日セッ……を行うと

思いますが初々しいしさというのは時間と共に

失われていくのですよ。いつかマンネリ化も

してしまう可能性もあります。そんな時にこの

初めてセッ……した記録を二人で見ればまた

愛の熱が入り色々捗る着火剤になるのです。

ここで私を殺せばデータがなくなり将来的に

冷え切った夫婦関係になってしまう可能性が

高まってしまうのですよ」

 

「私とホシノはそのような関係にならないので

このデータは必要ありません」

 

「とにかく一度見てください。ノートパソコンで

再生するのでさあ早く」

 

「……分かりました。……ふむ、ホシノはあの時

このような表情を……」

 

「待たせたな。グラスと酒を……マダム、黒服は

パソコンで何を見ているのだ?」

 

「AVですよ」

 

「正気か?」

 

「マダム。この映像は私が預かりますね

この映像は家宝にする価値があります」

 

「良いですよ。ただし条件があります。ここに

大量のコスプレ衣装を用意しました。服です。

もうお分かりですね?」

 

「……成程。助かります」

 

「お前ら狂ってるな。とりあえず酒を飲め」

 

「ありがとうございます。……ちなみにですが

この酒にホシノの※※汁は入っているのですか?」

 

「正気か?」

 

「これがヒナの過酷汁を酒にしたものですか。

……いつもよりも味が薄いですね」

 

「……飲んでいるのか?二人とも?……まさか

結婚したらそれが普通になるのか?そんな筈は

ないと思いたいが……」

 

「マエストロ、貴方は飲まないのですか?」

 

「飲むわけがないだろう!癖を押し付けるな!」

 

「酒の話ですが」

 

「………」

 

「おやおや。おやおやおやおや。マエストロも

悪ですねえ。ナニを想像したのでしょうか」

 

「……早く帰れ変態ども」

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