例えばこんなゲマトリアの日常   作:スカイブルーホワイトヘアー

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本日はハルナさんの誕生日です。


どちゃくそハプニング(ハルナ誕生日おめでとう)

トリニティのとある場所で向かい合い座る二人。

一人はゲヘナのテロリスト、もう一人はトリニティ

の最高権力者。対象的な二人が何故か同じテーブル

に向き合う形で会議をしているようで……

 

「私考えましたの」

 

「はぁ」

 

「彼の気を惹くには媚薬を使うしかないと」

 

「ホシノさんから黒服先生を寝取る気ですか?」

 

「寝取る……確かに禁断の恋というのはとても心が

昂るものですわ。許されないからこそ美しい……

そのような見方もあるでしょう」

 

「ただの重罪です」

 

「ですが私は寝取る気などはありませんわ。ただ

一日だけでも振り向いて欲しい。それだけで充分

なのです。……そうしないと私のフウカさんが

スタイルのいい謎の女性に寝取られてフウハルが

叶わなくなった私の心は癒せませんわ」

 

「フウハル……ゲヘナのお菓子の名前でしょうか」

 

「そんな訳がありませんわ。頭にロールケーキでも

詰まっているのですの? 真面目に聞いて頂け

ませんか?」

 

「寝取る気満々の大罪人の話を何故私が聞かねば

ならないのです。他の人に話してくださいよ」

 

「仕方ないではありませんか。貴女は唯一と言える

黒服先生を想う宿敵だったのですから。貴女には

友情すら感じていたのですわよ」

 

「友情……? 私とハルナさんが? つまり私達は

友人の間柄になっているのでしょうか?」

 

「違うんですの?」

 

「友人……友人……分かりました。ハルナさんの

黒服先生一日寝取り計画に協力しましょう」

 

「流石はナギサさん。話が分かるお方ですわね。

であれば早速行動に移したいのですが……

そのまま媚薬を渡しても飲ませるのは至難の業。

どのようにして怪しまれずに摂取させるか。

これが問題なのですわ」

 

「ああ、それでしたらこちらが使えそうですね。

実はミレニアム生と交流した際に分けて頂いた

粉末タイプの媚薬がありまして」

 

「まあ。それは素敵なものですわね。ですが何故

ナギサさんがそのようなものを分けて頂く必要が

あったのですか?」

 

「ヒフミさんに盛って惚れさせ……いえ、

実は薬学の勉強を始めようかと考えておりまして。

成分の解析をしてみようと分けて頂いたのです」

 

「随分と熱心なのですわね。ですが有り難く頂戴

させて頂きますわ。……ちなみに効果はどの程度

あるんですの?」

 

「即効性は抜群。摂取した後に最初に見た相手を

生涯を共にする伴侶と錯覚するほどに愛おしく

見えてしまうそうです。効果は24時間続くと記載

されていますね」

 

「それは素晴らしいですわ。ではたい焼きの中に

詰め込んで一口齧ってもらうだけで私を愛して

くださる黒服先生が……」

 

「そういう事ですね。……あら、紅茶が切れて

しまったようです。少し席を外しますね。

媚薬は渡しますのでたい焼きの中に詰めて頂いて

構いませんよ」

 

「ありがとうございます。ナギサさんが友人で

良かったと思いますわ」

 

「気にしないでください。私達は友人なのです

から。助け合うのは当然ですよ」

 

そう言って翼をバッサバッサさせて新しく紅茶を

淹れに行った誰が見ても浮かれているナギサ。

その道中で周囲に誰もいない事を確認してスマホ

を取り出して牢獄にいる狐に連絡をした。

 

セイアさんセイアさん

 

なんだい? ロールケーキの配給かい?

 

違います。私に友人が出来ました

 

私の事かい?

 

セイアさんとは違う方です

 

あのピンクヒメゴリラの事かな?

 

違います。ゲヘナの方です

 

何だって!? ナギサに友人が!?

 

はい

 

おめでとうナギサ。君のロールケーキ美術館  を理解してくれる人だと良いね

 

機会があれば誘ってみようと思います

 

「……ふふっ。あまり待たせるのはいけないので

このくらいにしておきましょうか」

 

ちなみに今ナギサが通った道は大量に羽が落ちて

いたとかいないとか。

 

………

 

「ハルナさん、大変お待たせしました。たい焼きに

媚薬は詰め込めましたか?」

 

「はい。ですが詰めたのはいいものの……3つも

買う必要はなかったようですわね。2つほど余って

しまいましたわ。……宜しければ友情の証として

余ったたい焼きを頂きませんか?」

 

「友情の……はい。頂きます」

 

「左側のたい焼きに盛りましたのでそれ以外なら

お好きなやつを取って頂いて構いませんわ」

 

「分かりました。では右のたい焼きを……」

 

「ええ、右の……あら?」

 

「たい焼きというのは初めて食べますね……

では頂きます」

 

「あのナギサさん、そのたい焼きは……」

 

「……これは中々味わい深いですね」

 

「あ、あら……? ど、どうしましょう……」

 

ーー某先輩による解説!

今ハルナちゃんは左側のたい焼きに媚薬を盛ったと

いいナギサちゃんは右側のたい焼きを取りました。

え? 何の問題もないじゃん!? ユメ先輩の胸を

揉みしだくぞこの野郎と思ったそこのあなた!

実はこの時にとんでもない勘違いをナギサちゃんが

しているんです。ここで思い出して欲しいのが二人

は向き合って座っているという事は。左側に盛った

から右側を。この左側というのがハルナちゃんから

見て左側という意味で……あとは見た方が早いね!

ーー解説終わり!

 

「………」

 

「わ、私急用を思い出しましたわ! ナギサさん、

ではまたの機会に……」

 

「ハルナさん」

 

「な、なんですの?」

 

「……愛しています♡」

 

「こ……こんなのってあんまりですわぁ!?」

 

「何故逃げるのです? 愛を語り合いましょう?」

 

「わ、私の側に近寄らないでくださいまし!

百合という美食を味わうのはまだ早いので」

 

「逃しませんよ♡」

 

「いやぁぁぁぁ!!」

 

☆ハッピーバースディ ハルナ☆




多分ハルナにこんな役割をさせているのは私だけだと
思います。でも私はハルナがゲヘナの中で3番目くらい
に好きです。一位はフウカです。
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