例えばこんなゲマトリアの日常   作:スカイブルーホワイトヘアー

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アンケートのやつよりも優先してしまう病気


堕ちた悪魔、堕とした天使

美食研の問題児テロリストことハルナが攫われて

数日が経過した。彼女が現れなくなった事で給食部

達は寂しく過ごして……いる訳ではなく平和だった

 

「ハルナが居なくなってから平和になったわね」

 

「そうですね。このまま帰ってこなくてもいいと

思います。迷惑だったので」

 

「そうね」

 

一応他の美食研が現れる事もあるのだが主犯格が

居なければ大した問題にはならない。……時折

フウカを縄で縛ってそういうプレイをしたりは

する時はあるが。しかし平穏が長く続く事は物語

においてあり得ない話である。その根拠として

近づいてくる足音と扉を開ける音が聞こえてきた

 

「ご機嫌よう。親愛なるゲヘナの方々」

 

「貴女は……」

 

トラブルメーカーが居なくなったらどうなる?

そう、新しいトラブルメーカーが現れる。

前回も来たトリニティのお偉いさんがまた早朝に

現れた。正直仕込みの邪魔になるのでこの時間に

来るのは勘弁して欲しいのだが……

 

「前回お邪魔した際にお世話になりましたので

ご報告とそのお礼をしようと思いまして。こちら

トリニティの名産品であるロールケーキいちご味

です。ご賞味ください」

 

「あ、ありがとうございます……?」

 

「そちらのいちご味はですね。恋の始まり、

あるいは恋の進展のご利益がある一品です」

 

「そうなんですね。じゃあ今夜にでもリオさんと

二人で頂きたいと思います」

 

「……本当にそれだけの理由で来たのね?

わざわざトリニティの最高権力者がゲヘナの食堂に

何度も来るなんて普通に考えても異常よ」

 

「貴女は鋭いですね。実は紹介したい人がいます。

入ってきてください」

 

ナギサの合図で入ってきたのはトリニティの制服

に身を包んだ存在。それは一般生徒とは違い既視感

がある小さな羽が着いている。……悪魔の羽が。

 

「さあ、自己紹介をしてください」

 

「……桐藤ハルナですわ」

 

………

 

こいつマジか。

本当にあの後堕とされたの? え? あのハルナが

最も容易く? トリニティの技術力が怖すぎる……

昔こんな相手に戦争をけしかけようとしてたって

ゲヘナ生は正気じゃないよ?

 

「良くできました。後でご褒美をあげますね♪」

 

「は、はい! ありがとうございますわ!」

 

なんか主従関係みたいになってる……あれで本当に

良かったのかな……? やっぱりあの日にハルナを

突き出さずに匿っていたら……いやそれだとうちに

被害が出るからないわ。日頃の行いが悪すぎたのが

運の尽きね。可哀想だけどハルナはそうなる運命

だったのよ。同情はしないけど。

 

「話を聞けばハルナさんは貴女達給食部に何度も

ご迷惑をお掛けしたとか……私の妻が迷惑をかけて

申し訳ありません」

 

「……えっ。今妻って言いました?」

 

「そうですけど……何か問題でも?」

 

………

 

この人マジなの?

キヴォトスって同性婚認められてたっけ? でも

前にマザーが「百合はテエテエもの!! 純愛ならば

認められるべきです!!」って連邦生徒会に意見

を提出していたような……? いつの間に認可

されていたの? まあそれはこちらとしても

有難い話ではあるんだけど……

 

「そうね。ハルナには私の妻がいつも攫われて

縄で拘束していたもの。迷惑というレベルでは

なかったわね」

 

「リオさん!?」

 

「まあ、そうなんですか? 縄で拘束……次の

お仕置きは決まりましたね。ハ、ル、ナ、さん?」

 

「……はい。お仕置きしてください……」

 

「家に帰るまではお預けですよ。それではお二人も

お幸せにお過ごしください。それでは失礼します」

 

「あっはい」

 

……結局あのトリニティの人は何がしたかったの

だろうか? ハルナを手駒にて嫁と言い張る……

うん、やっぱり怖い。リオさんがまともな人で

良かった。……ちょっとヘタレだけどそこも含めて

好きだし……というかさっき私を妻って……?

 

「という事はリオさんは私の夫なんですか?」

 

「えっ……あっ///」

 

「………」

 

この人可愛い。この時は何故かそう思ったそう。

ゲヘナは今日も平和でした。




おまけ

「ヒナ委員長!! またマザーが食堂前で吐血して
倒れています!!」

「そう。今回のダイイングメッセージは?」

「『強引なナギサもそれに堕ちるハルナも可愛いですがそれはそれとして主従関係のように振る舞いつつも妻と呼びハルナは私の所有物だとアピールする辺り愛も感じるのでそこも踏まえてすこ』です!」

「ありがとう」

「どのように対処しますか?」

「『貴女は私の所有物よ』って言っといて」

「はい!」

やはりゲヘナは平和です
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