例えばこんなゲマトリアの日常 作:スカイブルーホワイトヘアー
「ではホシノ、明日はユメと共に……」
「その必要はないよ」
「なんだと!?」
「えっ何この状況」
今までの流れをぶっちぎるように現れたのは何処かで見たことのあるペンダントと紫色の腕輪を付けた犬の耳が生えている生徒。そう、彼女こそこの話のタイトルに書いてある名前でお馴染みヒビキ。エンジニア部所属である彼女が現れたという事は大体碌な目に遭わない事は何となく察せるとは思いますがそんな反応は想定内です。彼女、もといエンジニア部所属のメンバーは思考回路が2部で止まっているのです。例えるなら未だに台本形式のように喋る際に左側に名前が書かれて台本形式やめてくださいと苦情を言われてしまうようなそんなレベルで狂っている。つまりそういう事です(?)
「話は聞かせて(盗聴)もらったよ。善は急げというしホシノ先輩の事を今から私が連れていってあげるよ。この紫色の腕輪こと『エレ○ラ○ト』は私と先生の共同作業で生まれた最高の発明品。瞬間移動なんてお手のものだよ。この出来はかの有名なニコラ・テスラですら唸らせる事が出来ると思うよ」
「待てヒビキ、君のそれは既にサービスが終了している。オフライン版でしか利用が出来ない状態だ。とてもじゃないが瞬間移動なんて出来る筈が……」
「だとしても!!」
「うぇ」
何だろうこのノリ。マエさんはなんだか楽しそうだけど突然現れたヒビキちゃんと繰り広げる会話についていけないなぁ……気づかれない内に帰って明日ユメ先輩と一緒に行こ……
「ホシノ先輩! さあ、私のこの手を掴んで! 貴女と手を繋ぐこの手が私のアームドギア、つまりヒビキ装甲なの!!」
「は、え?」
「ヒビキ装甲だとぉ!? まさか立花に飽き足らず他のヒビキにも手を出したというのか!?」
「他のヒビキって何? なんなのこの状況」
「さあ! さあ!! ホシノ先輩、手を!!」
「え、ええ……」
絶対に嫌な予感しかしないけど逃げられない以上私はヒビキちゃんの手を握る事しか選択肢が残されていなかった。……いやもっと冷静に考えれば茶番に付き合わずそのまま帰るって選択肢だってあったわけで……
「хорошо、良い選択だねホシノ先輩」
「……今から取り消す事って出来ないかな?」
「駄目だよホシノ先輩。響き鳴り渡る音を奏でる準備が出来ちゃったから今から後戻りする事は出来ないよ。さあ、私たちの
「ごめん私ヒビキちゃんとそこまで話した事がないから君がどういうキャラなのか分からないけど渋滞してるって事だけは分かるよ。だからお願い、無理しないで。そして私を解放して」
「私はへいき、へっちゃらだよ」
「……ねえマエさん、ヒビキちゃんっていつもこんな狂ってる子なの?」
「エンジニア部は大体こういうノリだがヒビキは少し度がすぎているな……恐らく二部の時にシロコに「ガングニーール!!」と台詞を奪われた事による影響で壊れてしまったのだろう……」
「ガングニールって何?」
「ん? ガングニールが見たいの? じゃあ特別に披露してあげるね」
「……ホシノ、ヒビキの口を塞げ!!」
「えっ何急にどうし」
「Balwisyallne……」
「わーバカバカストップストォォップ!!!!」
この後規約違反を繰り返したヒビキを出禁にしてホシノはユメ先輩と一緒に百鬼夜行に行きました。規約違反をしてしまえば流石にへいき、へっちゃらでは誤魔化しが出来ません。
よかったこれを本編にしなくて