例えばこんなゲマトリアの日常 作:スカイブルーホワイトヘアー
「君さぁ……やったよね?ねえ」
『あの、この状況は一体……?』
「質問に質問で返すなぁ!!同じ私だからって
そんな横暴が許されると思うなぁ!!」
『えぇ……』
「さあ懺悔しなさい!さあ!何をした!」
『何も……』
「そう何もしていない!だから私は怒っている!
貴方が居ながら何故ホシノちゃんを泣かせたの!?
一粒だけ?そんな言い訳は聞きたくない!
泣かせてしまった事に問題があるんだよ!!」
『……ごめん』
「同じ『ユメ』として言わせてもらうけどぉ?
ホシノちゃんを泣かせるような事をするなんて
恥だよ恥!この重大さ分かってる?」
『………』
「下向いて耐えようとしても無駄だよ?
これから数十時間はお説教をするからね」
「……先輩何してるんですか」
「あ、ホシノちゃん。ちょっと聞いてよ!
この!テラーちゃんが!ついていながら!
ホシノちゃんが一粒涙を流したんだよ!?
到底許される行為ではないよね!!
テラーは私を怒らせたんだ!!」
「はぁ……本編と日常の世界観違うんですから
許してあげてくださいよ。……ところでそんな
くだらない説教をする為だけにこの先輩を
本編から連れてきたんですか?」
「そうだけど」
ーーー
「人生において壁に刺さる勢いで殴られた経験
はある?私は今した」
「先輩がご迷惑をおかけしました」
『えっ、ああ……うん。えっと……
ホシノちゃん……髪切ったんだね。何だか昔の
君を見ているような感じで……』
「ああ、私は貴女の知るホシノに近い存在です。
ほら、まだ一年生ですし」
『……そっか。こんなところに居たんだね。
ようやく会えた……私のホシノちゃん……』
「……あれ、なんか雲行きが怪しく……」
『うへへ……さあ、帰ろっか。大丈夫だよ。
きっと皆受け入れてくれるよ。もう離さない。
『私の』ホシノちゃん……』
「……ちょっと先輩、どう収集付けるんですか。
先輩のせいで先輩が闇堕ちしてしまいましたよ」
「その子元から闇堕ちしてるようなものだし……
というか天井に刺さって抜けないし私は無力だよ」
「どうして私の先輩はこんなにも頼りなくて
ただ迷惑をかける存在なんでしょうか?
……あれ、だったらこの闇堕ちした先輩の側に
居た方が幸せなのでは……?」
「ちょっとー!?それはNTRじゃない!?
自分自身にNTRれるのは嫌だ!
そもそもNTR自体嫌だけど!!」
「お待ちなさい」
「あっ先生」
「ホシノは私のものです」
『いいえ私の後輩です』
「私のホシノちゃんだよ!?」
「この中なら私は先生を選びます」
「唐突なNTRにより脳が破壊されました。
黒服先生死すべし」
「NTRも何も初めからホシノは私の生徒です」
『ホシノちゃんは最初から私の後輩です』
「二人とも仲良くしてください」
「ホシノがそう言うなら……」
『ホシノちゃんがそう言うなら……』
仲裁の言葉一つで争いが終わり平和が訪れ
三人仲良く帰ったとさ。
「私天井に刺さったままなんだけど。
ねえ終わりそうな雰囲気出さないで?
私の人生も終わっちゃうんだけど?
誰か助けてくれるよね?ね?」