例えばこんなゲマトリアの日常   作:スカイブルーホワイトヘアー

30 / 213
楽屋にて

「本日は先輩が天井に刺さって抜けなくなった代打として来ていただきありがとうございます」

『気にしないで。あの私には一つ借りがあるから』

「先輩に……?まあ気にしないでおきますね」

『上手くやれるか分からないけど……
頑張ってみるね』

「そんな気合いを入れてやるものでは……」


お久しぶりのあびどす★ノちゃんねる

『そうは言っても……あ、カメラ回ってる。

えっと……こんばんは。最近疲れが溜まっていて

眠くて仕方がないでお馴染みの私です』

 

「その後輩です」

 

『本日は溜まったお便り開封をするお時間という

事で……よろしくお願い致します』

 

「その前に簡単な雑談からしましょうか」

 

『雑談?うーん……話題になりそうな話は……

あ。私事で申し訳ありませんが……実はですね、

私のせいでお星様になってしまった後輩と……

また話せたんです。本当に……本当に嬉しくて』

 

「えっと……なるほど……?」

 

『あっ…ごめんなさい。つい話こんでしまい

ました。この収録が終わった後もまた二人で

星でも見ながら話そうと約束しています』

 

「心ゆくまで話してくださいね。……やっぱり

今日の生放送はやめておきますか?」

 

『大丈夫だよ。待っててくれてるからさ』

 

「……貴女がそう言うならいいのですが」

 

『とりあえずこのお便り箱に入ってる手紙を

読めば……手紙……』

 

「あっ……一旦カットします」

 

ーーー

 

『ごめんね取り乱して……』

 

「気にしないでください。では早速……あれ?

ちょっと待ってくださいね。……あの先輩?

まだ未消化のお便りがあるんですけど?え?

『シリアスのやつは展開が思いつかないし

ライダー系も平成一期の知識しかない』?

いいから書いてくださいね。では」

 

『えっと……大丈夫、なのかな……?』

 

「大丈夫です。天井に埋まりながらも書けます。

私の先輩ですから」

 

『せめて救出してから書かせてあげて欲しいな』

 

「考えておきます。一応過去に読んで未消化の

お便りをまとめておきますね。

まずライダー系です。これは複数ありました。

あと冬の儚げな日常風景?も書いてはいますが

あれは日常なのか……?と疑ったのでまた今度

書きたいと思います。それと愛の街は……

あれ……書きます?結構キツイやつですよ?

完全解放戦に関しては何とも言えないです。

……これくらいでしょうか。後は読んでいない

ものなので残っているものを確認しましょう」

 

『おっけー。それじゃあこれにしようかな。

『魔王軍所属の一般二等兵』さん……あれ、

この人確か一児のお父さんになったとか……』

 

「まさか……流石に読者を作中に出して勝手に

カップリングさせるなんて事をする筈が……

後で先輩をしばいてきますね」

 

『どの世界でもユメという存在は後輩に迷惑を

かけて生きてるんだね……あ、続き読むね。

……うん。要約するとアビドスに残らなかった

私の物語が見たいって要望だね』

 

「既にオチは決まっているんですよ。ただ……

あまりにも救いがないので書き始めるべきか

かなり悩んでいます。心を痛めて書く事に

なるので精神が持つかどうか次第です。ですが

いずれ実現できたらなと思っています」

 

『あと……精神入れ替えして欲しいってさ』

 

「は?はぁ?まあいいですよ。犠牲になるのは

あっちの私ですので」

 

『なんか……大変だね。えっと次は……

『ホシノちゃんの奇妙な青春』……?』

 

「パロディならまあ……クロスオーバーが

つかない程度にすれば問題ないので……」

 

『何々……?原作黒服の契約に対して

(・д ・´ )だが断る!するホシノちゃんが見たい。

そして契約を断った後に奇襲を仕掛けられる、

どうするアビドス!

あとホシノちゃんテラーと覚醒ヒナで歪んだ私を

倒して欲しいの3本セットです』

 

「つまり第3部って事ですか」

 

『?多分そういう事かな?』

 

「……あれ、もう一枚紙が挟まってますよ?」

 

『あっ本当だ。……日常先輩と私が融合したら

どうなるか気になります。……融合?

どうやってやるんだろう……』

 

「えっやるんですか?断っても良いんですよ」

 

『依頼されたからにはやるよ。……その前に

天井からこっちの私を引き抜かないといけない

から面倒だね』

 

「まあそうですね」

 

『あっ……箱が空になったよ。これで終わり

かな。結構短いんだね』

 

「案外やってきてますからね。回収しているかは

ともかく。なのでこれで終わりなんですけど……

今回一つだけ文句を言いたい事があるんです」

 

『そうなの?』

 

「先生が小さい子に襲われて興奮する変態って

嘘情報を私に送った人を絶対に許しません。

罰として一生育児に追われやがってください」

 

『変な罰だね』

 

「殺害予告とかしたら規約に違反しますからね」

 

『やっぱりあの子の後輩なだけあってメタイね。

……というわけでそろそろお別れのお時間です』

 

「次回があればまたお会いしましょう」

 

『また見てくださいね』

 

ーーー

 

「何度も刺さってると分かるんですよ。

あ、今生放送してるなって」

 

「スマホで生配信を見ているからでしょう?」

 

「だって黒服先生が助けてくれないから!!」

 

「自業自得という言葉がありましてね?」

 

「いいから助けてよー!!」




パッシブスキル「ド忘れ」を持ってるので定期的に忘れます。

せっかくいただいたのにも関わらずです。

ごめんなさい
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。