例えばこんなゲマトリアの日常   作:スカイブルーホワイトヘアー

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検証#11 夜中のホラーゲーム

夜のアビドス高等学校で今宵行われるは

アリス主催のホラーゲーム大会、らしい

そして今古びたテレビに接続されて

画面に映し出される短いタイトル

 

「さあどうぞ!」

 

手渡されるコントローラーを握って

私はスタートボタンを押した

内容は行方不明になった親友を

主人公が探すというもの

事前にそう聞かされていたので

ある程度の心構えはしているつもりだった

しかし最初に操作していたキャラクターは

木に縄を括り付けてそのまま首を

 

「……参っちゃうな」

 

死んでしまった人を探す主人公はまるで

あの日先輩を失った自分を連想してしまう

ゲームの内容があまり頭に入ってこない

もう会えない人の影を追う主人公

そして立ち塞がる異形はとても多彩で……

 

「ホシノママ、バ○ブが現れました!!

バ○ブですよ!!」

 

「ちょっと何処でそんな言葉をうわこの幽霊

変な動きをしながら近づいてくる何これ

こわいこわいこわい!!」

 

「あっそこは石を投げないと……」

 

「やられてしまいましたね」

 

「しばらくセーブをしていなかったから

戻し作業が……うへぇ……」

 

……少なからず記憶には残りそうだった

 

「あと……もうバ○ブって言ったら駄目だよ」

 

「どうしてですか?」

 

「えっと……何で説明したらいいのかな……」

 

「検索した結果バ○ブの用途はマッサージ

に使用されるものと出てきましたが……

何故発言してはいけないのでしょうか?」

 

「(どうしよう。誰か上手く説明して)」

 

そう、あくまでバ○ブはマッサージ器

決して良くない単語ではない

しかし人類の叡智は底がなく

この単語が卑猥に聞こえてしまう人もいる

正直なところ幽霊という存在よりも

恐ろしいのは人間なのかもしれない

そんなこんなでゲームは進行していき

ホシノは約五時間ほど掛けて見事クリアした

最初から分かっていたが主人公は親友と

もう二度と一緒に過ごせない終わり方だった

 

「ほらエンディングです、泣いてください!」

 

「……ごめん、ちょっと席を外すね」

 

「あっ……」

 

楽しませてくれた二人には申し訳とは思う

だけど何だか心に穴が空いた感覚は消えず

気がつけばある教室に入り

埃被った机の上に置かれている大きな鞄

その持ち主が帰ってくることがないものを

そっと抱きしめて一粒の涙を流した

 

ーーー

 

「いや〜ごめんね。つい昔の事を思い出して……」

 

「ごめんなさい」

 

「うぇ?」

 

唐突に頭を下げるケイと寝落ちしているアリス

少し間を開けた後ぽつりぽつりと話してくれたが

私がゲームを遊んでいる間にずっと上の空で

クリアした直後に部屋から出て行ってしまい

もしかして無理やり付き合わせてしまったのではと

こうやって押しかける事が迷惑なのではないかと

そう考えていたらしい

 

「……もう。そんなの全然気にしなくていいのに。

二人は私の大切な人なんだからね。それに私は

賑やかな方が好きだから遠慮せずに来ても……」

 

「……ありがとう……ございま……」

 

その後泣き出してしまったケイを宥めた後に

朝まで二人用のゲームで遊んだ




今日の本編全然進んでませんよね。怪我をしてしまったので途中で切り上げて投稿したんです。申し訳ないです。

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  • 口内で砂糖が生成される話
  • 特殊性癖を試す話
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