例えばこんなゲマトリアの日常 作:スカイブルーホワイトヘアー
黒服とホシノが相思相愛になった世界線#2
ホシノ「……んぇ?」
唇に何かが触れた感触で起きた。しかし目を開けても視界は真っ暗だった。
ホシノ「まだ夜だねぇ……」
再度目を瞑る。……そういえば寝る前って先生と恋人になって……それで……
ホシノ「!?!!」
黒服「おや、起きてしまいましたか。おはようございます、ホシノ」
ホシノ「あわ……あわわわ……」
さっき唇に触れたものって……もしかして……
黒服「失礼。あまりに可愛い寝顔でしたので」
ホシノ「っ?!///」
あまりの恥ずかしさに逃げ出したいが先生に抱きしめられている為手足をバタつかせる事しかできない。
黒服「まだ寝ぼけているようですね。もう一度しましょうか」
ホシノ「せ、せんせ、バッチリ覚めてるから……あっ……」
ーーー
先生「……そういう訳でホシノは今再起不能になってます」
セリカ「えぇ……あんたホシノ先輩がタイプだった訳?ロリコンなの?」
黒服「ロリコンではないですよ。ただ好きになった相手がホシノだっただけで」
セリカ「ロリコンは皆そう言うのよ!……まさかとは思うけど初めからホシノ先輩とそういう関係になりたいから近づいたの!?」
黒服「あながち間違いではありませんね。ホシノ(の神秘)に一目惚れしてましたし」
セリカ「さいってい!!」
ノノミ「セリカちゃん、純愛ならば問題ありませんよ」
アヤネ「当人同士が幸せならいいんじゃないかと……」
シロコ「ん、リア充は爆破する」
黒服「やめてください。ホシノが悲しみます」
シロコ「……撃てない」
セリカ「シロコ先輩が折れた!?」
アヤネ「……ホシノ先輩が動けないのであれば今日は何も出来そうにないですね」
黒服「ですので……本日は自由期間でお願いしますね」
セリカ「仕方ないわね……」
アヤネ「私達はひと足先に失礼しますね」
シロコ「ん、皆で銀行強盗でも」
黒服「やめなさい」
皆が教室から出ていくなかノノミだけ笑顔でこちらを見ている。
ノノミ「黒服先生。伝えたんですね」
黒服「ええ。……私がこうなるとは想像していませんでしたが」
ノノミ「私はいずれこうなると思ってましたよ。……ホシノ先輩の事、よろしくお願いしますね」
黒服「勿論です。……何故貴女が保護者のような発言をしているのかは引っかかりますが」
ノノミ「私が1番黒服先生達を近くで見てきましたので。後輩達は引き受けますのでホシノ先輩と甘いひとときを過ごしてくださいね〜☆」
黒服「……その配慮に感謝しますよ」
ノノミ「ではでは〜♪」
ノノミが部屋から出ていったと同時に後ろで気絶しているホシノを膝に抱き合う形で座らせた。今まで意識していなかったがホシノの身体はとても暖かく抱きしめていると落ち着く。数日前までただの実験対象であったホシノがこんなにも愛おしいと思えるなんて……
黒服「人生……どうなるか分からないものですね」
ホシノ「……先生もそう思ってたんだね」
黒服「おや、起こしてしまいましたか」
ホシノ「ううん。最初から起きてたよ。先生も知ってたんでしょ?」
黒服「ええ。ヘイローが付いてましたので」
ホシノ「ノノミちゃんから宜しくされちゃったねぇ……今更後悔しても遅いよ?」
黒服「ホシノこそ、悪い大人と恋人になってしまうなんて良かったのですか?また全て失ってしまうかもしれませんよ?」
ホシノ「……先生が居るならもう何も要らない。貴方が側に居てくれるならそれでいいんだ」
黒服「……私もですよ」
ホシノ「先生……今度は私からしていい?」
黒服「ええ。歓迎しますよ」
ホシノ「ありがとう……」
心臓の鼓動が重なる。互いに緊張しているようでそれでも幸せな甘い甘い時間。ゆっくりと顔を近づけて交わした唇はほんのりと苦いコーヒーの味がした。
セリカ「アヤネちゃん、このコーヒー無糖よね?なんだかすっごい甘いんだけど」
アヤネ「無糖ですよ?そんな訳が……甘っ!?」
シロコ「私は砂糖の代わりに塩を入れたから甘くない。でも不味い」
ノノミ「(2人ともお幸せに〜☆)」