例えばこんなゲマトリアの日常 作:スカイブルーホワイトヘアー
黒服「それでは第二回ゲマトリア会議を……」
ベアトリーチェ「お待ちなさい」
黒服「どうしました?」
ベアトリーチェ「まずはそれについて説明をしていただいても?」
黒服「?説明する事など……」
マエストロ「本当に分からないのか?マダムはその抱きついているホシノについて聞いてるのだと思うが」
ホシノ「?」
黒服「ホシノはホシノですけど……」
ベアトリーチェ「この部屋に生徒を連れて来てはいけないという暗黙の了解はどうしたのです?提案したのは貴方ですよね?」
黒服「そうですね。そのルールには賛同していますよ」
マエストロ「貴下の発言は矛盾しているぞ。賛同しているなら何故ホシノを連れて来た?」
黒服「恋人ですので」
ホシノ「離れたくないよねぇ」
ベアトリーチェ「……今何と?私の聞き間違いでなければ恋人と仰ったように聞こえましたが」
黒服「そう言いましたが……何か問題でも?」
ベアトリーチェ「………」
マエストロ「………」
黒服「特に問題がないのであれば会議を……」
ベアトリーチェ「おい」
黒服「?」
ベアトリーチェ「百歩譲ってホシノを連れてくるのはいいですよ。ですが恋人?そんなふざけた報告をするとは何事ですか!?」
黒服「連れてきた理由を問われたから答えただけですが」
ベアトリーチェ「通りでホシノと距離が近いと思いましたよ。しかし人前で抱き合っているなんて恥じらいはないのですか?」
黒服「ないですね。むしろ私とホシノが如何に愛し合っているかをアピールしていますし」
ベアトリーチェ「マエストロ。私を抑えておいてください。怒りでどうにかなってしまいそうです」
マエストロ「貴下は相変わらずだな……黒服、マダムを抑え続けるのも面倒だ。会議中だけでいいからホシノと離れてくれないか?」
黒服「それは出来ない相談ですね。恋人から離れるなんて酷な事を許容できるはずかないでしょう?」
マエストロ「しかしだな……」
ベアトリーチェ「……分かりました。そちらがその気ならこちらにも考えがあります」
黒服「おや……どちらへ行くのです?」
ベアトリーチェ「野暮用です。数分で戻ります」
マエストロ「マダム、あまり勝手な行動は……行ってしまったか」
黒服「仕方ありません。マダムが帰還するまでホシノと甘々な時間を過ごすとしましょう」
ホシノ「うへぇ///そんな強く抱きしめられたら恥ずかしくて溶けちゃうよぉ……」
黒服「既に蕩けた表情ではありませんか。もっと強く抱きしめて差し上げても良いのですよ?」
ホシノ「先生の意地悪……///」
マエストロ「(なんだこの無糖の飲料でも中和できなさそうな糖度の空間は……マダム、初めて貴下の帰りを待ち望んだかもしれない)」
ーーー5分後
ベアトリーチェ「お待たせしま……どうしましたマエストロ?何だかやつれているように見受けられますが?」
マエストロ「ようやく戻って来てくれたか……助かった」
ベアトリーチェ「何を言って……ああ」
ホシノ「うへへ♡」
黒服「おやマダム。お早いご帰還ですね」
ベアトリーチェ「なんと甘々しい光景……ですがその程度なら私も負けてはいません。何故ならヒナが居るからです!」
ヒナ「仕事中だったんだけど……ここは何処?」
マエストロ「マダムまで生徒を連れ込むとは……もう収集が付かないな」
ベアトリーチェ「ヒナの可愛さであの甘々な空間を中和して……グェ」
ホシノ「先生、大好き///」
黒服「私もですよ、ホシノ」
ベアトリーチェ「な、何という甘さ……ですがヒナなら……」
ヒナ「………」
ベアトリーチェ「ヒナ?」
ヒナ「私は……ホシノみたいにはなれない……」
ベアトリーチェ「い、一体どうしたのです?いつものように甘えてくれるだけで……」
ヒナ「人前で甘えるよりも……マザーだけに見てもらいたいから」
ベアトリーチェ「ウッ」
マエストロ「……なんだこの状況は。もう会議どころじゃないな。私はひと足先に帰らせてもら……」
ヒビキ「先生、やっと会えたね」
マエストロ「ヒビキ?何故貴下がここに……というかその格好は?」
ヒビキ「これ?自作したチアガールだよ。先生がトリニティで頑張ってるって聞いたから応援しようと……」
マエストロ「気持ちは有難いが場所が悪すぎる。こんな所でそのような姿を見せてしまったら……」
黒服「おやマエストロ。貴方も随分な趣味をお持ちのようで」
ホシノ「コスプレかぁ……」
ベアトリーチェ「おやおやおやおや。なんて可愛らしい生徒さんなのでしょう。是非私の学園に転入する気は……」
ヒナ「駄目。マザーには私が居れば充分」
ベアトリーチェ「ウッカワイイ」
マエストロ「……はぁ」
ヒビキ「せ、先生……どうかな?似合ってる?」
マエストロ「あ、ああ……前のチャイナ服よりも似合ってるんじゃないだろうか?」
ヒビキ「……!ありがとう先生。嬉しい」
黒服「……それでは第二回ゲマトリア会議を……」
マエストロ「始められるわけがないだろう」
ーーーおまけ 謎の先輩によるインタビュー
『お三方に質問です!先生の何処が1番好きですか?』
ホシノ「孤独にさせてくれない所……かな。先生が居てくれるだけで安心するんだ。よく見た目で誤解されてるけれどとっても優しい人なんだぁ」
ヒナ「目一杯甘やかしてくれる所。おかげで私は毎日絶好調。……でも着替えを覗かれるのには慣れない」
ヒビキ「世間一般的にガラクタと言われるような発明でもきちんと理解して共感してくれる所……かな。今では先生に褒められたくて開発をしてる……って、これは先生に秘密にしてね」
『うーん皆可愛い!それでは次の質問です!先生に言われたいセリフはなんですか?」
ホシノ「今夜は寝かせませんよ?……なんて///」
ヒナ「誰よりも大切な私の生徒……あっ、これは既に言われてた」
ヒビキ「共同開発しないか?……かな」
『なるほどなるほどー!では最後の質問です!先生とデートするなら何処に行きたいですか?」
ホシノ「お家かなぁ。落ち着く部屋に大好きな人が居てくれたら幸せだよねぇ。……そういう事をしちゃうかもしれないし」
ヒナ「そういう事って?」
ホシノ「えっ!?えっと……その……///」
ヒナ「……?」
ヒビキ「ゲヘナの風紀委員長。そこはあまり触れない方がいい。……ちなみにそういう事っていうのは……」
ヒナ「…………?!?!」
『あらあら、ちょっと雲行きが怪しくなってきましたね!それでは今回はこの辺で終わりにしましょう!』
ホシノ「先生と……うへへぇ///」
ヒナ「私は……ホシノみたいな事は出来ない……」
ヒビキ「無理にやらなくてもいいんじゃ……」