例えばこんなゲマトリアの日常 作:スカイブルーホワイトヘアー
それぞれが1000文字にも満たない短編集
ーーー①バカップル
黒服「ホシノ。和食、洋食、中華ならどれが好みですか?」
ホシノ「先生」
黒服「………」
ホシノ「先生は何が好きなの?」
黒服「ホシノですね」
ホシノ「………」
黒服「………」
ホシノ「……食べる?」
黒服「時期が早いですよ」
ホシノ「えー。今が食べ頃かもよ?」
黒服「一度味わってしまったら止まらなくなってしまいそうですので」
ホシノ「うへへ///照れるなぁ……」
ーーー②動いてないのに
ホシノ「……先生、そろそろ離してほしいな」
黒服「なっ……私の事が嫌いになったのですか!?」
ホシノ「違うよ!……その……汗ばんできちゃったから拭きたくて……」
黒服「そうでしたか。では上着を捲ってください」
ホシノ「……ふぇ?」
黒服「背中などに手が届かないでしょう?私が拭いて差し上げます」
ホシノ「だ、だだだ大丈夫だよぉ!?それくらい1人で……それに先生に触れられたらもっと……」
黒服「?」
ホシノ「とにかく大丈夫!自分で拭くから先生は後ろを向いてて!」
黒服「仕方ありませんね。拭き終えたら教えてください」
ホシノ「うん……」
この時ホシノは何故かこう考えた。ワイシャツのボタンを開けた状態で後ろから抱きついたらどうなるのだろう、と。
ホシノ「(先生って案外初心だったりして。うへへ……これは試さざるを得ないねぇ)」
タオルで体を拭いた後に覚悟を決めて抱きついた。いつもよりも一枚布越しに感じる暖かさは何か特別なように感じる。
ホシノ「えへへぇ……逆あすなろ抱きー♡なんちゃって……えっ先生、ちょっと顔が怖いよ……?何か喋って……んんっ!?」
ーーー数時間後
セリカ「また早く着きすぎたわね……あのバカップルに挨拶くらいはしないと……」
「せ、せんせ……これ以上は皆が来ちゃうよ……」
「ホシノから誘ってきたのですよ?」
「そ、それはそうだけどさ……あっ……///」
セリカ「………」
セリカは購買に駆け込んでとても苦いコーヒーを頼めるだけ注文してがぶ飲みした。
セリカ「私は何も見ていない私は何も見ていない私は何も見ていない」
しかしどれだけ飲んでも砂糖を直に食べているような甘ったるさが消えない。初めて朝早く学校に来てしまった事を後悔した。
ーーー③睡眠時間
先生と付き合い始めてから寝る時間が減った。しかしそれは悪いことではなくむしろ自らそれを望んだ。
ホシノ「だって……早起きすれば朝から先生とイチャイチャ出来るからねぇ///」
黒服「ですが極端に睡眠時間を削るのは褒められることではありませんよ?」
ホシノ「その時は…ね?」
最近先生の部屋に設置したシングルベッドに腰掛ける。そう、朝早く学校に来れば先生が添い寝してくれるのだ。
ホシノ「ちょっと眠いなー……なんて思ってるんだけど先生はどうかな?」
黒服「ご一緒しましょう」
ホシノ「わっ……うへぇ///」
これが小鳥遊ホシノのモーニングルーティン。ちなみに他の生徒曰く『ココアを飲んだはずなのに砂糖の味しかしなかった。そろそろ訴えてもいいかしら?』とのこと。