例えばこんなゲマトリアの日常   作:スカイブルーホワイトヘアー

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十六夜の秘めた傷心・午前6時半

ーーー午前6時半

 

黒服「学校に来たのは良いのですが何をするんです?」

 

ノノミ「勿論校内探検です♪」

 

黒服「それはまた何故?」

 

ノノミ「秘密でーす。という事で先生、エスコートしてください♪」

 

黒服「仕方ありませんね……」

 

ノノミ「意識してなかったんですけど校庭って広いですよね」

 

黒服「5人で使う分には持て余しそうですね」

 

ノノミ「6人ですよ」

 

黒服「5人では?」

 

ノノミ「先生だってアビドスの一員なんですよ?」

 

黒服「ああ……自分を含めていませんでしたよ」

 

ノノミ「次からは6人って言ってくださいね」

 

黒服「善処します」

 

ノノミ「よろしい♪」

 

ーーー

 

ノノミ「早朝の校舎って新鮮ですね〜」

 

黒服「ノノミが早朝に学校に居るところを見るのは初めてかもしれません」

 

ノノミ「ノノミはって事は他の子達は来てたのですか?」

 

黒服「はい。寝ているホシノや倉庫漁りで徹夜をしたアヤネ、何故か早く来ているセリカとは会いました」

 

ノノミ「皆朝早くから来ていたんですね〜……シロコちゃんは?」

 

黒服「朝はサイクリングをしてますよ」

 

ノノミ「なるほど〜」

 

黒服「ところで何故そのような体勢なのですか?」

 

ノノミ「男女2人、誰もいない学校。何も起きないはずが……」

 

黒服「何も起きませんよ」

 

ーーー

 

ノノミ「そういえば……時々ホシノ先輩が旧校舎の辺りに行く事がありますよね。何かあるんですか?」

 

黒服「ああ。旧校舎にはホシノにとって大切なものがありましてね」

 

ノノミ「気になりますね……行ってみたいです」

 

黒服「申し訳ないのですが道順が複雑すぎて覚えておりません」

 

ノノミ「……先生って嘘が下手ですよね」

 

黒服「さて、何の事やら」

 

ノノミ「分かりました。今度ホシノ先輩に聞いてみますね」

 

黒服「ええ。そうしてください」

 

ノノミ「それはそれとしてもう少しバレない嘘を付けるようにした方がいいですよ」

 

黒服「ホシノはこの程度でも騙されてくれるのですがね」

 

ノノミ「ホシノ先輩は純粋なんですよ」

 

黒服「そのようですね」

 

ーーー

 

ノノミ「思っていたより早く見終わってしまいましたね」

 

黒服「狭い学校ですからね」

 

ノノミ「ですが他のどの学園よりも最高に楽しい場所です♪」

 

黒服「ホシノがいる以上は私にとってもそういう場所ですね」

 

ノノミ「………」

 

黒服「どうしました?」

 

ノノミ「先生は本当にホシノ先輩の事が大好きですよね⭐︎」

 

黒服「そういう訳ではありませんが」

 

ノノミ「……だから私は……」

 

黒服「?」

 

ノノミ「何でもないです。……そろそろ次に行きましょう」

 

黒服「次はどちらに?」

 

ノノミ「ふっふっふ……それは着いてからのお楽しみですよ⭐︎」

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