一夏ちゃんに狙われた俺は、どうしたらいい? の2期 色々起き+オマケ小説 作:銭湯妖精 島風
そんなこんな雑談をして一夏に車椅子を押して貰い教室へ向かう、ちなみに教室は普通に校舎の1階になく2階以上にあるのだが、この学校はバリアフリー採用しているので、非常階段を含めた全ての階段に車椅子用のリフトが備え付けてあるので、凄い助かっている
一夏にリフトに乗せて貰い、僕達の教室の有る3階へ登り数馬の先導で2組と書かれた教室へと入ると、半数は見覚えのある顔だった
それなりに生徒数が多い学校なので、特別不思議ではない。そんな訳で車椅子の都合の配置で入り口側最後尾の席が割り振られていたので、そこに停車する
目とか悪くなくて良かった、うん
「お〜今年も同じクラスか、よろしくなリク」
「うん、よろしく
僕の前の席に座っていた茶髪で毛先が茜色のウルフカットの少女が振り返り挨拶してきたので返す
この少女の名は智和、梶田智和。我が校きっての役者である優希さんの実妹で、よく姉である優希さんに こき使われている演劇部の道具制作及び舞台設営班だ
性格は比較的寛容で大抵の事は笑って許すが、譲れないモノの為なら一歩も引かない所がある
口癖はウチも彼氏ほしい、趣味は模型作成とロック系バンドのライブ鑑賞
本人曰く、将来の夢は舞台設営などの裏方を出来る職業、らしい
優希さんは、見た目は大人しいけど、見た目に反して行動派だし口が回るし頭も切れる、そんな姉と見た目があまり似てない智和
似てるのは毛先の色ぐらいだろうか?
何というか、ノリが数馬とか男子中学生のソレに近いから交際に発展し辛いタイプなのかも知れない
ここだけの話、僕も智和が恋愛対象にはならない。智和は友達付き合いをするのが1番いい距離感だと思う、まぁパーソナルスペース狭いけどな、こいつ
「今年こそは夏休みまでに彼氏作って青春したいな」
「陰から応援だけしとくよ智和、僕ではチカラになれない」
「分かってるって同志よ」
カラカラと笑い智和は言う
うーん、個人的には誰にでも態度を変えない良い娘なんだけどなぁ智和
ロック系バンドの影響で髪型が、ウルフカットで見た目少しヤンキーっぽいけど、全然普通・・・寧ろ優等生の部類なんだけどなぁ、うん
「なんだ? また彼氏ゲットならずか? 智和、何なら俺が先輩として教えてやろうか?」
「ドヤ顔がうぜぇ」
「ドヤ顔が過ぎるねぇ」
我こそは選ばれた民、みたいなドヤ顔で話に割り込んできた数馬に智和は容赦無い罵倒を叩き込むが数馬に効いている様子はない、まぁいつもの軽口だし冗談の範囲内だ、うん
「先輩って言ってもね数馬、君の彼女は親友の妹じゃない?」
「そうだけど、なんか問題あるのか?」
「・・・・ない、かな? うーん、なんか問題浮かばないかな」
「まてリク、それはおかしい」
この御手洗 数馬と言う男、普段はノリも見た目もチャランポランなノリの軽いチャラ男みたいな男だが、やる時はやる男で何なら学年主席の実力を持つ程の頭脳をしている
何も考えていない様で色々と考えているが、普段は全く何も考えていないよく分からない男である、ちなみ僕の恋愛対象が女性で有る事を仲間内で唯一知っている人間でもある
何故だかバレた、うん何故だろうか?
まぁそんな数馬は可愛い1つ歳下の彼女がいる、うん僕も彼女ほしい
弾といい、数馬といい、恋人がいるの羨ましいんだけど
「んで御手洗、付き合ってどんぐらい?」
「おん? 確かもう少しで2年だったと思うけど?」
「くっ、羨ましい」
「激しく同意」
「多分、そうゆうところだと思うぞ、智和」
物凄く悔しそうな表情で言う智和に同意し便乗すると数馬が智和に生暖かい目をして言う
智和も君にだけは言われたくないんじゃないかな?うん
神様、可能でしたら一夏の様な彼女を僕に下さい。頑張って幸せにしますから