一夏ちゃんに狙われた俺は、どうしたらいい? の2期 色々起き+オマケ小説 作:銭湯妖精 島風
千冬さん、織斑 千冬は我が栗田家のお隣さんであり、僕にとっては歳上の幼馴染で姉貴分である
口下手で鉄面皮な所がある為、少々勘違いされがちだが彼女はとても優しい人物だと僕は思っている、なにせ自身の両親が亡くなってから1人で肉親である
僕の両親は彼女達の両親が亡くなった時、可能な限りの援助をすると千冬さんと一夏に申し出て有言実行をしてきた
それでも千冬さんは当時中学生であり進路を決める時期であった、進学せずに働くと言う選択を選びそうにもなっていたが、僕の両親他 周囲の大人の説得により、高校に進学して今では立派なIS国家代表選手だ
IS国家代表選手とは、文字通りISスポーツにおける各国の代表選手の事で、オリンピックの選手みたいなモノと考えたらわかりやすいかも知れない
そんな割と波瀾万丈な人生を歩んでいる千冬さんは、今日ドイツで国際ISスポーツ大会のモンドグロッソ、その決勝戦に出場する訳だ
初の2連覇なるか?と言う今世間を賑わせている訳だけど、まぁ千冬さんなら危なげなく2連覇しそうだなぁとは思っている
「・・・一夏、大丈夫かなぁ」
「大丈夫ですよ、束さんが用意した護衛が2人も居るのですよ? 幾ら一夏さんが美少女とはいえ、人目に付く場所にいる訳ですし」
「・・・だと良いけど」
僕の幼馴染であり千冬さんの実妹の一夏は、美少女である
10人中10人、100人中100人、1000人中1000人が美少女と認めるぐらい美少女だ
ただでさえ美少女なのに、品行方正 成績優秀 運動神経抜群で弱きを助け強きを挫き、困った人に迷わず手を差し伸べ、見返りを求めない最早人の形をした天使か聖母と言わざる得ない程の人間
だから一夏は良くモテる、男女関係なくモテる
多感な思春期である女子から謂れ無きやっかみを抱かれるが、最終的には一夏の天使パワーで懐柔され、皆一夏を認めて行きアンチなんて居なくなるのだ、マジで凄い
なんなら、いつも一緒に居る 僕が妬まれてアンチが湧くぐらいだ、なんという理不尽だろうか?まぁ気にしないけど
そんな大天使一夏は千冬さんの決勝を見届ける為にモンドグロッソ開催地のドイツに居る、護衛がいて一夏のフィジカルがチートであろうと一夏の性格を考えると安心できない
そう一夏は困っている人に手を差し伸べるからだ
護衛の目を掻い潜って人助けなんて始めたら、もう心配しかない。モンドグロッソの会場は満員御礼だろうし、子連れも居る筈だ
うん、迷子が発生するだろう。一夏なら見つけ次第迷子センターに連れて行くだろう、間違いない
「あぁ・・・本当について行きたかったなぁ」
「仕方ありません、ありとあらゆるチケットが取れなかったのですから」
「僕が泊まれるホテルが限られているとはいえ、まさか満室とはね? 想定外だったし、飛行機も観戦チケットも全て手に入らないとは、モンドグロッソ恐るべし」
正直、僕的には千冬さんが決勝にコマを進める確信が有ったから1年程前から下準備を始めていたのだけど、観戦チケットの抽選は見事に空振り、飛行機の座席はキャンセル待ちの超絶下層で取れず、ホテルも全て満室
本当に全て入手出来なかったので、もう笑い話に昇華しているレベルだ
「でもまぁ・・・父さんも母さんも また忙しいみたいだし、逆に良かったのかな? ソラとウミと過ごせるし」
ソファーに並んで座り幼児向けの番組を見ている妹達を見て呟く
僕の両親は高給取り故か結構多忙な人達で、今日も朝早くから出勤していった
そんな両親を僕は尊敬しているし、感謝している
僕って結構金食い虫だしね?
そんな僕を愛してくれているのだから、必ず親孝行しないと
進路については束さんに相談してみようかな?
なんか良い案が出てくるかも知れないし、うん