星野アイを都合良く助けたかっただけ 作:サザンドラ
Uru「remember」より
書く時に聞いてたやつ
同上
B小町 アイ「サインはB」
高鈴「愛してる」
amazarashi「世界の解像度」
今回長いです
いつもはつまらなさそうなあなたが楽しそうに笑うから、あなたが見ている景色を知りたいと思ってしまったのは、間違っているのかな。
*
イベント当日。少し早めに会場入りをするように連絡があったため、それに従って早めにやって来た俺は、只今困惑中であった。
というのも、だ。
「はあ? 女装、ですか?」
会場控室。本来は大部屋でVtuberを除く参加者は、みんなそこに通される予定だったはずが、何故か俺だけ個室に通され、そこにやって来た主催側の人間に「女装をしてみないか」と、提案されたのだ。
「ええ、ブランディングに問題がなければということにはなりますが」
「いや、まあ平気ですけど。けど、どうして急に?」
「今回のイベントは芸能人の方なども出て、ちょっとしたライブをするような予定もあるのは覚えていますよね?」
「ええまあ……先日の打ち合わせでも、いくらかその辺りは擦り合わせしましたし」
本来、俺たち配信者には関係ない部分で、良く言えば黙っていればいい、悪く言えばあまり目立たない部分だ。歌手業をやってる配信仲間なんかは、出演したりもするけど。
しかし、その話をどうして俺に……?
「実は、一枠空きがありまして……というのもですね、元々来ていただける予定だった方が、突然、昨日来れないと言い始めまして。ほらリハにもいなかったでしょう? こちらでもどうにか説得はしたのですが……」
「ダメだった、と」
なるほどなーと、申し訳なさそうな顔をする彼に苦笑する。
イベントの参加メンバーにすら伏せられているスペシャルゲストの存在とかもそうだが、今回のコレ、ゲーム系の公式イベントとしては金は掛けている方だ。
しかしそれでも、未だにこういう系のイベントにゲストで芸能人呼ぶことに好意的じゃない芸能人がいるのも確かである。
芸能人だけじゃなく、リスナーたちもか。お気に入りの配信者を見る時間が減るから邪魔、なんて思うヤツもいないことはないらしいからな。そういった考えを否定するつもりはないが、少し寂しくもある。
とはいえ、ドタキャンで抜けた穴というのはデカい。
例えその出演時間が五分であったとしても、スケジュールの大幅な変更を求められるケースだって十分にある。
相手に過失があるとはいえ、観客側にそれは関係ないし、何もない空白の時間ができてしまえば今回のイベントに対する印象は最悪だ。
イベントの失敗はひいては主催含めた参加者全員の失敗だ。それだけは、回避しなくてはならない。
そこでお鉢が俺に回って来たわけなんですね。
「どうして俺の女装なんですか。リハも何も出来ないなら、他の人に一曲歌ってもらうとかの方が確実でしょうに」
「や、そこは面白そうかなって……?」
おい。
俺は黙っていると、相手は慌てて口を開く。
「ほら、先日の配信で言ってたじゃないですか、B小町時代の星野アイの振りなら完コピ出来るって。それを思い出した時これだ!! と、思いまして」
「観てたんですか?」
「そりゃまあ、来栖さんのファンですから」
「……で?」
続きを促すと、彼は咳払いを一つして真っ直ぐこちらを見た。
「というわけで、B小町時代の星野アイのコスプレをして、サインはBを歌って踊りましょう。大丈夫です、各所に許可は取ってあります」
「いや、絵面やばいだろ」
用意の周到さにもそうだが、星野のコスプレをした自分を想像して思わず敬語が外れた。
見た目若いったって、骨格とか筋肉量的に普通にえらいことになりそうだろ、とそう思って口を挟むが目の前の彼は待ってましたと言わんばかりの表情をした。
「大丈夫です。ファンの求めてるものはそこにあります。少なくとも私は見たいです。来栖さんが全く似合わなさそうな女装で歌って踊るの」
おーい、俺のファンってひょっとしてこんなんばっかかー?
「……勝算は? それで盛り上がるって保証はあるんですか?」
「もちろんあります。FPSのプロゲーマー『pierce_no_shonen』として第一線で活躍していて、普段は物静かな雰囲気のある人物が、エンタメに全力を出した姿というのは単純にそれだけで面白いですし。あとは……」
と、そこで区切って彼はニヤリと笑った。
「あとは、本番でのお楽しみ、ということで一つ」
そこはかとなく、嫌な予感がした。
*
話し合いの結果、ひとまずオープニングと最初のゲームプレイは普段の服装でやるということになった。
前四試合の中、二試合目が終わるのと同時に、一度会場からはけて休憩中に着替え。休憩明けのステージライブの二発目に俺が出て、衣装はそのままゲームへという流れを説明された。
一つ気になる点。
三試合目からチームが変わるのだが、スペシャルゲストが俺のチームである都合上、その人物の詳細は俺のステージが終わるまでわからないだろうということについては謝られたが、特に気にもならなかったので大丈夫だと言った。
衣装を見た感じ、普通に着れるし踊れるが手袋の部分がちょい邪魔だから、それは試合前に外すかなーぐらいの感じだったのでとりあえずオーケーを出した。
けどまあ、試着した感じマジでスカートのひらひらに慣れん。あのひらひらとまたの間に布少ない感じ、パンイチみたいで落ち着かん。
世の中の女子はよくこんなもの着れるな、などと思いながらオープニングを終え、一試合目、二試合目と好成績を残しつつ進んでいく。イベント的な要素が強いから、両方とも大会だったらエキシビジョンみたいなマッチングで、強いストリーマーや元プロだけでなく、現役組も混じっていて純粋に楽しんでしまっていた。
この後の二部目からはチームを変えて、Vtuberと初心者芸能人のチームのキャリー枠で出る予定だから、そっちでエンタメすりゃいいだろと思い、座席に一度体を預けて伸びをする。
『元プロ『pierce_no_shonen』は、衰えてないな』
休憩の入り際、昔のチームメイトからチャットでそう送られて来た。
今回は敵チームだったが、ストリーマー大会なんかでは一緒になったりもするし、お互いの家に集まって、B小町のライブを同時視聴したりなんかするぐらいには仲の良いヤツだ。
『そっちこそ、さっきのモク抜き意味わからんかったんだが。seven_dayさん、モクの先見えてんのか? チートか?』
『おいやめろ。人力だし、二発目はまぐれだから』
一発目は位置が分かっていたらしい。弾道で予測したんだろうな。
『んじゃ、俺休憩だからインタビューがんば』
一先ず、チャットにそう残し、ゲームを終了させてから席を立つと、チームメイトたちに不思議そうな顔で見られた。
「んじゃ、ちょっと席外すわ」
「ヤニ休憩なら付き合いますよ〜」
少しヤンチャな見た目の女性配信者が、そう言ってくれるが残念ながらヤニではない。着る前に吸うけど。
「いや、ヤニじゃねえから。ちょっと用事」
言いながら、ひらひらと手を振れば他の四人はそれぞれに顔を見合わせて……
「これ絶対、女の人に電話しにいくヤツですよね?」
「ああ、間違いないな。女だ」
「ピアスさん、彼女いるんすか!?」
「いや、男かもしれませんよ? ついて行ったら生の七日さんとピアスさんの組み合わせ、なのピアが見れるかも……」
ねぇよ。こいついつもそれ言うけど、七日さんのことなんだと思ってんだ。ドルオタだけど妻子持ちだぞ。あ、それが性癖って前言ってたか? 業が深え……
それを言ったら、面倒臭い反応を返されそうな気がしたので、一先ず無視をして、一部の出演が終わった配信者と、駄弁りながら控室へと向かった。
*
さっさと着替え終えて、呼ばれるまで控室で待っていようとスマホでSNSをチェックしていると、七日さんから凄い勢いでメッセージが送られて来た。
『おい、お前今どこいる!?』
『控室だが』
『会場戻って来い! スペシャルゲスト、登場したぞ!!」
なんだよ、すげえ興奮してるじゃん。
『ほーん』
『ほーん、って興味無さそうだけどお前のチームのメンバーだからな!?』
『いやだって、誰かもわからんしなあ』
何せ、スペシャルゲストは当日まで非公開。分かっているのは芸能人であることとFPS初心者ということぐらいだった。
そんなんだから、こっちとしてはどうやってエンタメに昇華しつつ、当人にもゲームを楽しんで帰ってもらうかってことに意識がいって、あまり人物そのものに興味がいかない。
あと、そもそも控室で待機なので戻れない。おかしいね、チームリーダーなのに。
『お前、戻って来たら絶対泡吹いて倒れるぞ』
『そうかい』
そう返事してトークを閉じると、どうやら他のメンツやらこの後のチームが同じメンバーたちからメッセージが来ていた。
どいつもこいつも『何処いんの!?』ってな感じの文言で、はよ戻って来いと言いたいらしかった。
一つ一つ返信するのも馬鹿らしいので、スタンプを適当に返してスマホを閉じると、そのタイミングで控室の扉がノックされた。
返事を返して立ち上がり、扉を開いて廊下に出ると、呼びに来たスタッフが俺の姿を見て吹き出していた。
「え、ぴ、ピアスさんですよね……?」
「活動名、ピアスの少年。本名は来栖綾時は俺であってる……」
「話は聞いてましたけど、その格好……」
「……どうだ?」
「似合ってなくて最高です」
「そうか……」
そうか。似合ってなくて最高か。
その二つの言葉って、本来共存するものじゃなくね?
会話もそこそこに笑いを必死で堪えるスタッフに、舞台袖まで案内してもらう。
やべえ。緊張しないけどすごく死にてえ……なんだこれ。
なに? これ何の罰? 俺なんか悪いことした?
なんてことを考えて、気持ちを誤魔化しながら時を待つ。
そして、先に舞台へ上がっていた兼業ストリーマーが降りて来て、目が合う。
「ぶはっ! ピアスさん、なんすかそれ!」
「お前、後で覚えとけよ」
「……スゥ」
割といつものやり取りの感じで言ったつもりなのだが、彼は急に静かになって、そそくさとその場を離れて行く。去り際「あ、俺死んだ?」と、結構マジなトーンの声が聞こえたが、それをフォローするだけの余裕などなく、俺は段取りを頭の中で回す。
前日にやっていたリハを見ていた限りだと、司会の声と一緒にステージが暗くなっている間に上がって、待機。曲がかかったら、踊りゃ良いはずだ。
オーケー、振りはガチで完璧に覚えているし、体力的にも一曲ぐらいなら問題なく通しで歌って踊れる。歌のクオリティはお察しだが、まあそこはお祭り的な感覚で許してもらおう。
覚悟が出来たところで、半笑いのスタッフからゴーサインが出て、俺はステージに向けて歩き出す。
『次に出て来るのも、もちろんご覧の皆さんならご存知の人でしょう。十二年もの間、一線級のプロとして活躍し、引退後もその実力に翳りを見せない最強FPSゲーマー。最近では、いつ寝てるんだ? と視聴者も心配し、配信中毒者という単語がトレンド入りを果たした72時間配信やスペシャルゲストである星野アイさんが、所属していたB小町のライブ同時視聴などで話題にもなった……』
んん? 待って? 今、変な部分なかった?
スペシャルゲストが、なんだって……?
星野アイって聞こえたんですけど? おい、待てよ司会者。
『そんな彼が今宵、エンタメの『究極』を見せつけるべく意外な装いでステージに立つ! それでは彼が強火オタクを自称する『本人』の前で披露してもらいましょう。P小町で『サインはB』』
ふざけんな。P小町ってなんだよ、と思ったのも束の間、ステージ照明がつき曲が始まる。
こうなったら、最後だ。キレるタイミングを完璧に失ってしまった。
やり切った後に文句を言うしかない。絶対に許さないと心に近いながら、周囲のどよめきを無視して声を出し、体を動かす。
『ア・ナ・タのアイドル』
悲鳴とも歓声ともつかない声が会場に響き渡る。
この先を想像したら、多分俺でも同じ反応をするだろうななんて考えながら、
『サインはB
決めポーズを取って、ウィンク。思っていたよりも体がスムーズに動く。
いつか同時視聴配信でネタにしようと思って、密かに練習していたのをこんなところで出すことになるとは思わなかったが、始まると案外落ち着くもので、先程あった怒りはどこかへ消えた。
いや、消えてねえわ。主催のやつはこれが終わったらどうにかしてやる。あいつ絶対これが狙いだっただろ。
しかし、やるとなったら全力で、だ。
歌詞の一番が終わり、二番への間奏が始まる頃には悲鳴だった声も歓声に変わっていた。
そのことに安堵しながら必死に『うりゃおい』して、二番の冒頭の歌詞を思い浮かべようとするが、ド忘れしたのか上手く出てこない。
確か……と、思い出しかけたところで、会場の配信者たちが『P小町フッフー』と叫んだ。
やっべ、二番始まる。
焦る。ここまで完璧だっただけに、ここから崩すのは嫌だった。
一瞬の思考。
しかし、体は動くのに声が出ない。不味い。
そう思った時だった。
『あいつは俺が育てたって』
そう声が聞こえた。
聴き慣れた歌声だった。
体を動かしながら、声の方をチラリと見ればそこには随分と『イイ』表情をしたアイドル衣装の星野がいた。
楽しそうな表情で歌と共に、ステージに混ざって来た彼女はそのまま俺の隣に並ぶと、『いけるでしょ?』とでも言うような目でこちらを見た。
別にアイドルでもなければ君のライバルでもないんですけど、なんすかその感じ、と負けじと目で訴えるが無視される。
こいつ!!!!
しかしまあ助かった。
おかげで歌詞が出て来る出て来る。今ならSTRA☆T☆RAINも歌えるわ。
なんて思いながら、並んで踊る。
つっても全員で踊ってるの意外だと、三人でやってるのしか知らねえから、俺はそのまま。星野が俺に合わせて、鏡合わせになるように踊ってくれている。
アレ、君引退してるよね……? つーかこれ、見方を変えればアイドルの『アイ』さん、一夜限りの復活じゃない? 俺邪魔じゃね?
……今の心境としては、早く終われ、である。
星野が増えたことで恥ずかしさが倍増した。嬉しいとか全くない。
異性アイドルの友達が踊ってる振りを一生懸命覚えて、その友達とステージで踊るとか割と羞恥プレイだった。
今後、こういう場に駆り出されても良いように別のネタを用意しようと決意している間にラスサビ。
そして最後に、声を合わせて歌い終えポーズをとって静止するとしばらくして、司会が話し始める。
ごちゃごちゃ言っているが、正直聞きたくなかったのでシャットアウトして、話しかけられるまで待った。
『踊ってみた感想、どうでしたか、ピアスさん』
「あはは、まあ楽しかったすね」
二度とやりたくない。
『ははは、やっぱり大変でした?』
「いや、大変っていうか……」
クソ恥ずかしかったわ。
途中までは良かったけど、途中からダメでした。羞恥が勝ちました。なんて言ってもエンタメ的に面白くないので、俺は星野を使って逃げることにした。
「まさか星野さん本人が来るとは思っていなかったので、めちゃくちゃ緊張しました。途中から一緒に踊ってくれちゃったし、俺今日ひょっとして死ぬ?」
『なるほど、強火オタクとしては死ぬほど嬉しかったということですか』
「クソ恥ずいっすけどね。あと、めっちゃ手袋の中蒸れてます」
そこで一笑い。七日さんの『羨ましいぞー!』という声が聞こえて来るが、俺はそれに心の中で中指を立てた。
『星野さんの方はいかがでしたか、自分のコスプレをした成人男性と一緒に踊るというのは』
「あはは、なかなかない体験かなぁって感じで面白かったです。あと、私、ピアスさんの配信は何度か拝見させていただいているので、嬉しかったかな」
『だそうです、よかったですね。ピアスさん』
「あー、まあ、そうっすね。こちらとしてもとても貴重な体験で……この後の試合では奇しくも立場が逆なので、きっちりサポートさせていただきます」
と、そこまでやって俺たちは一度ステージからはけて、配信者席の方へと向かう。星野は着替えるとかで、控室の方へと案内されていった。
手袋を脱いで、指定された席に座る。星野は隣の席らしい。ゲームプレイに不安があるだろうから、ということでそれは事前にわかっていたことだが、なんだかなあ……
作為的なものを感じる。
「あ、ピアスさん。まだその格好なんですね」
そんなことを考えながら、公式配信のコメント欄をぼーっと眺めていると声をかけられて振り返る。
「ああ、ちょっさんか。まだステージやってるけど、どうしたんだ?」
「トイレ行ったついでにこっちに移動して来たんですよ。で、ピアスさんは着替えないんですか?」
声をかけて来た人物は、何度か別のイベントで同じチームになったことがある派手な見た目の女性ゲーム配信者の「ちょこラテ」さんだ。
「なんか慣れちまったし終わるまでこれでいいかなって」
「いや、慣れたらダメでしょそれ」
「まあそうなんだが。スカート割と快適だなって」
配信つけない時とか割とパンイチで過ごすし、もうなんかいいやってなって来ている。
「パフォーマンスに影響出さないでくださいよ?」
「大丈夫だ。結構動きやすいし、邪魔な手袋は外したしな」
「ならいいんですけど……アイちゃんいるんだからいつも以上に頑張りましょうね」
そう言って、ちょっさんは自分の席に向かって行った。
星野ファンだということは前々から知っていたが、一緒にゲームできるのがずいぶんと嬉しいらしい。
コメント欄も同様。ピアスちゃんとキャリーしろだの、ステージキャリーの恩を返せだのなんだのというコメントがちらほら見えた。
ステージキャリーって新しいな。今度配信で言及しよ。などと考えていると、着替えを終えたらしい星野がこちらへと歩いて来た。
「私の席は……」
「ああ、こっちです。俺の隣」
「あ、くる……ピアスさん、ありがとう」
おい今一瞬、本名で呼びかけたなこいつ。
いや、公表してるから別にいいんだけど。
これ、大丈夫か? ゲームして焦ったらいつもの調子出たりしない?
いや、それは俺の方が心配だわ。今だって敬語使うの違和感ありすぎるしな。
トタトタと歩いて、俺の隣に座った星野を見る。
「操作とか分かります?」
「はい、家で少し触ってみたから大丈夫ですよ。……ねえ、なんかこれ気持ち悪いね」
前半は普通に、後半は小声で星野は言った。
めちゃくちゃ同意見だった。
「仕方ねえだろ。プライベートじゃねえんだから」
「うーん、別に良くない? やましいことなんてないんだし」
「いやまあ、うーん」
正直、悩みはする。
楽を取れば、確かに中学の同窓生であることを言うのは良いんだろうが、その後の対処がなあ。
アイドルだった時はともかく、女優になって子供の存在も公表している今なら、燃えはしないと思うが……
「ボイスチャットの内容とかも、配信に乗るしなあ。お前の言うことも一理あるんだが、時期尚早じゃないか?」
「でも私これを機にゲーム配信とかやろうかなって思ってるし、ストリーマーサーバーだっけ? そういうのがあるゲームで、喋る時に面倒じゃない?」
「まあ、面倒だな……」
などと話をしている間に、ステージでの催しが全部終わったらしい。
もう運営側の準備は出来ているらしく、五分休憩を挟んですぐに試合を始めるようだ。
「その辺はフィーリングでいいだろ。ゲームやってて普段の会話とか出ちまったら、諦めるってことで」
「りょうかーい。じゃあ、改めてよろしくお願いしますピアスさん」
「こちらこそよろしくお願いします、星野さん」
そんな風にお互い初対面のフリを継続することにした。
「ところで、さっきの子、知り合い?」
「ああ、たまにフルパで組んだりするやつ」
「ふーん?」
なんだ「ふーん?」って。自分で聞いて来たならもうちょい広げろよ。
と、そんなこんなはありつつ、まあ色々不安はあるが、当面は誤魔化せるだろう、なんてそんな甘いことを俺は考えていた。
結論から言おう。無理だった。
「え、え、これどうすればいいの? 爆弾って四だよね?」
「星野さん、落ち着いて。爆弾持ってるの俺だから」
ことは第三試合、第三ラウンドのそんな初心者にありがちなことから始まった。
「星野さん、スキルの使い方わかります? ほら、火出すやつ」
「えっと……これ……?」
「ちょおいッ!?」
第五ラウンド目では、俺がスキルを使えるか確認したところでモロトフを味方にぶん投げた。そこで俺は、彼女が使っているキャラが初心者向けではないことを思い出し「このキャラ、使ったことないから使ってみたい!」と言った時に止めなかったことを若干後悔した。
「星野さん、そこで待とう。待ってれば多分敵来るから……」
「うん待つ」
「うん、それ待ってないね。詰めてるね?」
どうにかこうにか勝ち越しで迎えた防衛サイド。退くがわからないのは仕方がないとして、待つもわからないらしい星野に振り回されることになる。
「あ、これ炎で回復出来るんだ」
だとか。
「このフラッシュ? ってやつ、難しいね。自分で当たっちゃう」
だとか。
「あ、止まって撃てば真っ直ぐ弾飛ぶんだ。で、この武器だと頭が一発なんだよね?」
だとか、割と覚えが早いシーンはもちろんあった。
だが……
「あ、真ん中? に敵いるよね。詰めちゃおー」
「待って星野さん」
「うん」
「おい、だからそれ詰めてるって」
この我が道を行くガール。制御が効かない。
で、どうなるかと言うと、だ。
「わ、三人ぐらいいた」
「だろうな!!」
さっきも一応、詰め待ちしてるかもだから待ってねと言ったのだ。
星野はエイムがいいので、一対一だったら割と勝ててる場面も多いし、詰めて来るならと相手もそれなりに警戒して、待ちに人数を割く。
それでワンピックとって、サイトに雪崩れ込もうという算段なのだろう。堅実な七日さんがやって来そうなことではある。
つーか、こっち確かにランクそこそこの集まりではあるけど、向こう全員経験あるのずるいな。一人ぐらい初心者枠入れろよ。
こっちの初心者楽しくなくなっちゃったらどうすりゃ……
「あ、なんか勝てちゃった」
「なんで勝てんだよ……」
俺がそんなことを呟くと、先ほどから俺と星野のやり取りに笑っていたチームメイトが、声をかけてくる。
「ピアスさんドンマーイ」
「アイさんが思ったよりゲーム上手くて困ってるのおもろすぎでしょ」
「確かに面白いけどちょっさんは、配信者の癖に配信のコメントみたいなこと言うのどうなの?」
「推しと推しの絡みだからいーの」
「お前ら、このままだと星野……さんのキャリーで終わるぞ、いいのか?」
そんな一幕がありつつ終始わちゃわちゃとしていたものの、一戦目は13対11という接戦ではあったのだが、俺たちは勝利することが出来た。
その後の二戦目は惜しくも敗北。まあ、戦績はともかくとして結果として、星野はそこそこ楽しんでいたようだったのが幸いだろう。
他方、踊っていたのもあるが、割と好き勝手する星野を相手にしていたこともあって俺は疲労困憊であった
そのためだろう。
「ね、このフラッシュってやつ上手く当てると強いね来栖くん」
「あァ? あー、そいつのフラッシュ、このゲームのフラッシュの中で一番強いからな」
気がつく間もなく、俺はいつものように星野と話してしまっていた。
「そうなんだ。生き返れるし、炎出せるし、フラッシュも一番って最強じゃないの?」
「いや、全然」
上手く使えりゃ確かに強いが、自己完結型だから即席での連携じゃ扱いが難しいし、フラッシュが味方にも当たりやすい。
サポート系のアビリティもフラッシュは他のキャラのスキルにも十分強くて汎用性が高いのがあるし、細かな連携が求められる大会なんかだとピック率は低めだ。
「へえ〜、格好いいのに」
「そこに格好良さとか求められてないんだよ、残念だけどな」
こういうイベントでもない限り、基本勝つことが全てで勝った方が正しい世界だからな。まあ、それは何にでも言えるか。
「あの〜、ピアスさん?」
「んだよ」
通話越しに話しかけて来たちょっさんに、そう返事を返すと彼女は「えっと」と少し困惑したように言った。
「アイさんと随分、その仲いいんですね」
「は?」
思わず呆けたようにそういうと、他のチームメイトからも声が上がる。
「だって、なんか試合中とか星野さんずっとピアスさんに色々聞いてましたし。ピアスさんのこと本名で呼んでましたよね? ピアスさんも最初から結構普通に星野さんの動きにツッコミ入れてましたし。打ち合わせしたのかな? ってぐらい息ぴったりのコントだった気がするんですけど」
「それ、私も思いました。二戦目の時とかアイさんが詰めるたびに『星野止まれ』とか『ステイだ星野』って言ってたし」
「あと、それで詰めて死んじゃったら『何やってんだ星野ォォォォ!』って怒って、ワンピック取ったら『良くやった星野』とか言ってて、途中からそういうネタなのかな? って思ったぐらいですよ」
満場一致で、バレているらしかった。
いや、最初は俺だって気をつけていた。
ただ、時間が経つに連れて疲弊していくと共に楽な方へ楽な方へと、自分の口調やら態度やらを進めてしまったのは、覚えがあった。
「あー……」
どうする? と星野の方を見ると彼女も少し苦笑気味にこちらを見ていた。それから口パクで「誤魔化してもいいよ」と言われたので、適当に誤魔化すことにする。
「いや、テンション上がってただけだから。すいませんでした、星野さん」
「大丈夫ですよ、私もずっと配信観てた方と一緒にゲームが出来て嬉しかったので」
と、そんな具合に上手いこと話を合わせて誤魔化す方向へ持っていくと、チームメイトたちは笑って誤魔化されてくれた。
多分、というかだいぶ無理はあったろうが、その場はそういう決着を迎え、イベントは無事大成功で幕を閉じ、本日の俺醜態は色々なサイトに切り抜きとしてあげられることになった。
*
全てプログラムを終えて、控室で普通の服に着替えて家路に着くため、関係者用の駐車場に向かう。
その道すがら色々な配信者に打ち上げに行かないかと声をかけられたが、遠慮することにしたのは車で来ていたからというのも一つだが、何より星野から連絡があったからだ。
『駐車場で待ってる』
そんなメッセージを見つけて、少々面倒臭く思いながらも聞きたいことがあったので良しとすることにした。
駐車場に着き車に乗ると『着いた』というメッセージを星野に送信する。
程なくして、助手席の扉が開き「お疲れ〜」と言いながら星野が車に乗り込んで来た。
あと何故か双子も平然と後部座席の方に乗った。
「なんだ、お前らも来てたのか」
なんてそんなことを言うと、ルビーがニヤニヤとしながら喋り出す。
「そういう来栖こそ、何あれママのコスプレなんかしちゃって」
「あれは増えた仕事だっつーの。出るはずだったやつがドタキャンしたから、急遽俺が代打をすることになって、まあ運営側からの要求でああなってな」
なんて言いながら、本当はアレも仕込みだったんだろうなと考える。
大方、星野がこのイベントに出る条件がアレだったんだろうな。そういうこと普通に要求しそうだし。
「面白かったか?」
「うん、キモかった」
「アクアは?」
「古いモノマネ番組の本人登場みたいでよかったと思う」
そりゃ何よりだ。
「シートベルトちゃんとしとけよ」
それだけ言って車を発進させる。
運転しながら後ろの話し声に耳を傾けつつ、家までは多少距離があるから、なにか音楽でもかけようかと思っていると星野が不意に「ごめんね」と言った。
「何が?」
謝られる覚えがなかったので、そう俺は聞き返す。
「今日のこと。出演依頼貰った時はまだ来栖くんと会うことになる前だったから」
そう小声で本当に申し訳なさそうに、星野は語る。
「どうしても一目会いたくて、イベントでも会って関わったらまた普通に会ってくれるんじゃないかと思ってさ。ちょっと色々我儘しちゃった」
だからごめんね、と彼女はもう一度そう言った。
それに俺は苦笑を一つ。
なんだ、そんなことで謝ってんのかこいつ。
「別にいいよ」
「え?」
「だからいいっての。それぐらいの我儘なんて可愛いもんだろ」
だいたい会おうともしなかったのは俺の方だし、この件に関してどちらかと言えば悪いのは俺だ。
そう結論は出ている。
だから、それぐらいの我儘は受け止めて然るべきだ。まあ周りに多少迷惑かかってはいるけれど。
「今まで友達らしいことなんて出来なかったからな、これぐらいなら甘えさせてやるよ」
「もう、私だって大人なのに……」
そんなことを言って、星野は唇を尖らせる。
まあ、畑違いのところにまで飛び込んで来る気概は大人だとは思う。その理由が「会いたい」ってだけなのが子供染みて可愛らしいってだけで。
ああ、そうだ聞きたいことがあったの思い出した。
「そういや、畑違いのイベントじゃなくても俺とお前が会えるようなイベントなんて他にあっただろ。どうしてこのイベントにしたんだ?」
その方が覚えることも少なくて楽だっただろうし、アイドルとしての星野アイが復活する場面なんてもっと使いどころだってあっただろうに……
そう思っての問いかけだったのだが、星野はあっけらかんと何でもないことのように答える。
「来栖くんの見てる世界を知りたかったからっていうのと、私の見てた世界を君に知って欲しかったから。多分ね、私はこの前来栖くんが言ってたみたいに、共感したかったから……して、欲しかったから。だから、今日のイベントを選んだんだ」
横目で星野を見ると、目が合った。ただそれも一瞬で、彼女は目を伏せ、俺は運転をしているから道に視線を戻した。
「私ね、不思議だったんだ。いつもつまらなさそうに授業を受けて、誰とも話をしなかった君が、誰もいない放課後の教室で、窓の外を眺めて楽しそうに笑ってたのが」
「ああ、あの時のことか?」
「それもだけど、その前から。時々見かけてたからさー」
だから、あの日、気になって話しかけたんだと彼女は言う。
「そしたらまた見慣れたつまらなさそうな顔をされて、別人みたいに冷たい顔だったからすごく驚いて、それで……」
そこで彼女は小さく息を吐いて、話を続ける。
「多分、その時だったんだと思う。知りたいなって思ったの。あんな風に笑える君が、誰でもない他人の頑張ってる姿を見て笑ってた君が、どんな景色を見てるのかって。来栖くんの目に映ってる世界を見てみたくなった」
最近気がついたんだけどね、と言って彼女はいつものように、あははと小さく笑った。
その笑い声に、彼女の思いを感じて申し訳なくなる。
あの時、あの景色が好きだったのは、星野の存在を認知した時にこの世界が原作のある世界だと理解してしまったからだ。
目に見える全てが作り物の「嘘」だと、そう感じてしまうような世界の中で、ただ一つ人の努力というものだけが、何よりも尊い「本物」であるように感じたから。
この世界では自分が異物で「嘘」みたいな存在である癖に、何様だよって話だよな。
「けど、結局中学の間には分からなかったなあ。うん、そうだね、きっとあのままだったら私も来栖くんのこと傷つけてたかも」
「そんなことは……」
「あるでしょ?」
有無を言わせぬ口調で、彼女はそう言い切る。
「自分だけを悪くするの、来栖くんのダメなところだと思うなあ」
「そ、そうか?」
「うん、良くない」
おおう、なんかこうして星野から真っ当に注意されの初めてかもしれん。ちょっと新鮮だな。
「話、戻すけどさ。今ならきっとわかるんじゃないかなって、思ったんだ」
「……で、わかったのか?」
「ううん、ちっともわかんなかった」
そらそうだ、わかられても困る。
こっちだって、お前にだけは死んでも隠し通すつもりだしな。
自分が本来死んでたなんてことは知らなくてもいいし、知って欲しくない。
ここが人によって生み出された物語の世界だなんてことは、俺だけが知っていればいいことだ。
そんな内心を隠すように、タバコに手を伸ばして、やめる。
子供たちもいる密室で、吸うようなことはしたくなかった。
彼女はそんな俺の様子を知ってか知らずか、話を続ける。
「あの場所で一緒に『本気』でゲームして、来栖くんが今見てる世界のことは少しわかった気がする」
その言葉に思わず星野の方を見ると、彼女は目を細くして優しげな表情でこちらを見つめていた。
「来栖くんの見てる世界は、自分の『好き』に正直で、自由なあったかい色をした素敵な世界だった」
「そうかよ」
そう言われるとなんだか照れ臭くなって、俺は気にしていないようなフリをして視線を道へと戻した。
風景が流れていくのをただ見送りながら、言葉を探していると星野が急かすように口を開く。
「……ねえ、どうだった? 私の見てた世界は」
「……綺麗だったよ」
多分、本当はそれだけじゃないのだろう。辛いことも悲しいことも沢山あったのだと、そう思う。ただ、その上で彼女が立っていた世界は、どうしようもなく綺麗だった。
焦がれる人の気持ちもわかるというものだ。
それはそれとして二度とやらんけどな、とそう続ければ「そっか」と彼女は頷いた。
しばらくそのままお互いに黙って運転していると、後ろからしていた大きな話し声が聞こえなくなったことに気がつく。
「二人は寝たか」
「うん、寝ちゃったみたい。ルビー、はしゃいでたからなあ」
引退した母親の限定ライブみたいなものを見たらそりゃあはしゃぎもするだろうなあ、とそう苦笑する。
「もう少しで着くけど、寝かせておいてやるか」
「だねえ……ふふ、なんかこうしてると家族みたいだね」
「……だから、こんなデカいガキ、俺にはいないっつの」
「えー? 私、君が高校生の時には母親だったよ?」
「それ、世に言うブラックジョークだから。あんま人前で言うなよ」
笑えないから、普通に。
「ね、来栖くん」
「んー?」
「私、今すごく幸せだよ」
「この前出演してたドラマの台詞な」
アレも確か車でのシーンだったか。
もっとも帰宅途中のこの状況とは違い、もうちょいロマンチックなドライブシーンではあったが。こうして聞くとセリフは陳腐なのに、どうしてあんなにグッときたんだろうか。
やっぱ演出と演技ってやつなのだろう。
「お、正解。よくわかったねー」
「そりゃちゃんと見てるからな」
ドームライブが終わってからは、約束云々とか関係なくなったし、星野の出演してるドラマや映画も観るようになった。多分、全作観たんじゃなかろうか。バラエティは流石にここ十年分ぐらいしか観てないが。
「ふーん? 私も結構、来栖くんの配信見てるけどな〜」
「なんでそこで張り合ってくんの?」
「プロゲーマーの時の試合も何個か観たよ?」
「ほーん?」
「百超えてから数えてないから、三百試合分ぐらい?」
「いやそれほぼ全部だから」
つーか見過ぎだろ。小さなコミュニティ大会で試合映像ないのとか除いたらほぼ全部じゃねーか。どうやって見つけたんだよこえーよ。
「んじゃ、聞くが最近、うちの配信で流行ってるのは?」
「面白くないVCに遭遇した時、クソ寒いネタで悦に入ってんじゃねえよ、ドカスってイライラしてた来栖くんが言ってから、それドカスじゃない? とか、これはドカスですって、来栖くんが酷いこと言う度にコメントすること」
なんでわかんだよ。あと、ドカスとか星野の口から聞けると思わなかったわ。
「ね、私もちゃんと見てるよ、来栖くんのこと」
「わかったっての」
なんて雑に返事をしつつも、友人がちゃんと見てくれているというのはちょっと嬉しい。
そこからは星野家へと辿り着くまでの短い時間、そんな風に取り止めもない雑談をして過ごした。
星野家の近くまで来て、三人を下ろすと、寝惚けたルビーをアクアが連れて家に入って行く。その様子を微笑ましく思いながら見ていると、星野が首を傾げてこちらを見た。
「寄ってかないの?」
「寄ってかないの。つーか、疲れたから家帰って少し寝たい」
「あー、そうだねー……」
そんな風に申し訳なさそうにしながら頬をかく星野に、苦笑する。
「なんだよらしくない」
「私だって反省することぐらいあるよ」
そうか。
「まあ、そういうわけだから……あー、その、なんだ……次のオフとか良かったらうち来いよ」
「え、いいの?」
「いいのって……好きに来いって言ったしな、まあ嫌なら」
「ううん、行く。三日後」
「いや即決過ぎる」
迷いなさ過ぎだろ、どうなってんだ。
「仕方ないよ、十五年会えてなかったでしょ?」
「まあ、そうだな」
「今、反動が来てる」
「あ、ハイ」
親子だなあ、と思うが全然微笑ましくはなかった。むしろ重かった。
「……じゃ、三日後な。朝は配信してるかもしれんから、昼ぐらいに来てくれたら」
「りょーかい。それじゃあね、送ってくれてありがと」
そんな会話を最後に、俺は家へと向けて車を出した。
その後、一睡した後のイベントの感想配信は、P小町の件もあってなかなかに盛り上がったとさ。
感想評価ありがとうございます。
感想の方、読んではいるのですが、割と内容について考えたコメントをしていただいているため、こちらも長くなったりネタバレしそうになったりで、細かく返信することが出来ずに申し訳ないです。思ったよりも読んでくださる方がいて、「星野アイ、生きてて欲しよなぁ……せや!」という軽い気持ちで書いていることが申し訳なくなっている次第でございます。
個人的に、一話でほぼ話としては完結しているので、あとは妄想垂れ流しの蛇足だったりはします。
私は私の思う「星野アイとこういう関係性の人間がいて、こんな会話があったらエモいなあ」を貫くので、読者諸賢様におかれましても自分のエモをお貫きください。
Q.IFルートは?
A.オリ主がさりなちゃんを生かすことが出来ればありそう。
Q.いつの間にか家族になってそう。パートナーだよね。等
A.オリ主は割とその辺の認識が歪んでて、ちょっと苦手意識がありそう。BIG LOVEが必要。
Q.ルビーが冗談でもパパって呼ぶのって、もう、そういうことじゃん
A.有り余る父性という毒に当てられた結果である。割とアクアやアイに対してもそういうところある。
Q.アイは芸名で、星野は非公開のはず。
A.五話以前にそういう描写があったら私のミスです。六話以降であれば、独自設定にはなりますが経緯を文中に書いているのでご確認ください。
原作最新話以外の部分につきましては、最後に読んでから少々時間が経っているので忘れている描写等ありますが、再履修中故、お赦しくださいませ。
また、今作ではキャラクターへのアンチ・ヘイトを極力しないよう心がけて書いておりますゆえ、感想を書く際は他読者様方への配慮等していただけると非常に助かります。