3人の転生者 3人の部隊 ~目指せA級1位~   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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第十二話 新隊員が加入したのでC級にポイントが大量に流れ込むでしょう

「ボーダー本部長の忍田真史だ。君たちの入隊を歓迎する。君たちは本日より訓練生として入隊するが、三門市の……そして人類の未来は君たちの双肩にかかっている日々研鑽し、正規隊員を目指してほしい。君たちと共に戦える日を待っている」

 

 ボーダー入隊式

 

 忍田本部長と城戸司令から挨拶があり戦闘員予定の訓練生たち約100名が入隊の式典を終え、桑原隊による説明が始まる

 

「でけぇ」

 

「あの女の人デカくね」

 

「六頴館高等学校の巨人じゃねあれ」

 

「男の人たちかっこよくない?」

 

「あの3人の隊服かっけー!!」

 

 会場がざわつくが3人は動じることなく話を始める

 

「新隊員の皆さんこんにちは、正規隊員の桑原です。我々3名は桑原隊という部隊を組んでおり、君たちも正規隊員になった際には部隊を組み、行動してもらうことになるでしょう。今回桑原隊が新隊員説明への担当となりました。まずは軽くトリガーについての説明をします」

 

 トリガーについての説明が始まり、身体能力の向上、質量兵器ではダメージを受けないこと、武器トリガーの種類などを説明した

 

「現在は近接の弧月、中距離の銃トリガーと射手トリガーとなっていますが、狙撃トリガーの開発も行われております」

 

「それでは、事前に希望したトリガーをお配りします」

 

 3人と大人のスタッフで隊員たちに訓練用トリガーを配布する

 

「いま配ったのが君たちの訓練用トリガーとなります。各自携帯することが許されていますが、失くした場合、基地の外で使用した場合は処罰の対象となりますので注意してください」

 

 説明を終えると訓練生を引き連れて仮想近界民戦闘訓練にはいる

 

 今回の新隊員の中で一番良いタイムを出したのは影浦で、次点が北添であった

 

「平均タイムは今回の新隊員の方が早いわね」

 

「A級クラスがごろごろいる世代だし生きが良いねえ」

 

「私達並みのトリオン量の二宮や既に射手としてのコツをつかみ始めている出水はさすがだねー」

 

「イケメンの烏丸は新隊員の中でも人気っと」

 

「大侵攻直撃世代だから近界民に対しての恨みをもってる隊員も多いね」

 

「まあでもこれで新隊員分の約10万点がボーダーに入ったことになるからB級に上がる隊員も増えるでしょう」

 

 

 

 

 

 

 

 戦闘訓練を終え、自分の今の実力を感じてもらった後、ボーダー基地の施設紹介にはいる

 

 広いラウンジ、研究室、指令室、会議室、戦闘訓練室、食堂やドリンク店、隊員室などを見せていく

 

「隊員室は正規隊員になり部隊を作ると1室が与えられる。精鋭になるともう少し広い部屋も与えられるとのことだ。今本部は俺らの桑原隊しかいないので隊員室の空は山ほどある」

 

「また基地の広さからわかるように建材もトリオンを含む特殊な素材で出来ている。40階建てでありそこらの軍事基地よりも広いので迷子にならないように注意してね」

 

「地下は基本立ち入り禁止、資材置場や実験室があり不用意に近づくと危険だからな。訓練生はAブロックですべて済むはずだから気を付けるように」

 

「さて、最後にどうやって訓練生から正規隊員になれるかの話を俺からしよう。手の甲にポイントが表示されていると思うが、それが1種類のトリガーで4000ポイントに到達すれば晴れて正規隊員になることができる。ポイントを上げる方法は2つ、週に2回ある合同訓練に参加すること。これは1種目多ければ20ポイントほど稼ぐことができる」

 

「もう1つはランク戦で点数を他の隊員から奪うことで点数を上げる方法だ」

 

「訓練生はC級と呼ばれ、ランク戦もC級ランク戦と呼ばれている。C級ランク戦では1対1の個人戦となっている」

 

 ブースの中を新隊員に見せていく

 

「では淡、元康、弧月にてC級ランク戦基準の模擬戦を行ってくれ」

 

「「了解」」

 

 新隊員達はモニターからその様子をみる

 

「今特別にブースの中も見せているが、ブースに入ったらまずは端末を見て対戦相手を決定する。C級隊員同士でのランク戦の場合ブースの中に居れば戦闘に合意とみなされる。拒否はできないが、やめたければブースを出ればいい」

 

「マッチングが完了したので訓練場に転送されたな。戦闘の様子はここからモニターで見たり、ログをあさることができるスペースがあるから気になる相手は研究したり、参考にするといい」

 

「ランク戦では1回勝負で相手とのポイント差で奪えるポイントが増減する。格下と戦えば低いポイント、格上ならより多くのポイントを奪える」

 

「また相打ちの引き分けの場合はポイントの低い方に少しポイントが流れるから注意な。談合や無気力試合、故意的な敗退行為が発覚した場合は減点のペナルティがある。ボーダーは学校ではないので向上心ある行動を心がけてほしい」

 

 今回は元康が淡の胸に弧月を突き刺した

 

「戦闘が終ったら、ブースに転送されまた戦うの繰り返し、前回の隊員だと2ヶ月で正規隊員が最短だった、それを越す隊員が出ることを期待する」

 

「以上をもって新隊員の説明会を終了とする。わからないことは先輩隊員や自分たち、大人のスタッフに聞くように!!」

 

 新隊員の説明会は終了となった

 

 

 

 

 

 

 

「3人ともお疲れさん」

 

「いい説明だったな」

 

 ラウンジに行くと東さんと風間さんが昼食をとっていた

 

「どうです? お二人は気になる隊員はいましたか?」

 

「1分切った隊員は有望株かな。俺は射手トリガー使っていた3人が気になったかな」

 

「二宮、加古、出水ですかね。彼らは伸びますよきっと」

 

「俺は弧月で早かった3人だな」

 

「影浦、烏丸、辻ですかね」

 

「天元はどうだ? リーダーとして」

 

「一番年上の茶髪のショットガン使っていた隊員(諏訪)ですね」

 

「3分近くかかっていなかったか?」

 

「彼、人を惹きつけるものを持ってますよ」

 

「ほう」

 

「淡はどうだ?」

 

「2番目のタイムのふくよかな子(北添)ですね。事前に計測したトリオン量も多いですし、良いガンナーになると思いますよ」

 

「元康は……て、サイドエフェクトで分かるか」

 

「まあそうですね。トリオン量は東さんの話題に出た二宮が圧倒的です。あとは天羽ですかね」

 

「どんな奴だ」

 

「多分印象に残ってないのでわからないと思います。ただ彼サイドエフェクト持ちで俺とほぼ同じサイドエフェクト持ってますよ」

 

「まじか……それは凄いな」

 

「お二人は部隊編成はどのような構成で」

 

 まず東さんが答える

 

「俺は前衛1中衛1か2、後衛1を予定しているな。後衛は狙撃トリガーができてからになるが、B級ランク戦もまだまだ始まらなさそうだからじっくり人選するよ」

 

「俺は前衛3で連携重視でいこうと思っている。近界民との戦闘を考えると後衛は適任者に任せ、こちらは機動力で奇襲を第一としたい」

 

「風間さんのだと姿を消すトリガーの開発でもしてもらった方が良いかもしれませんね」

 

「ああ、ただそうなると少しでも機動力を上げるために弧月ではない軽い近接トリガーも欲しい」

 

「重さとかはクローニンチーフが詳しかったと思うので今度聞いてみますよ」

 

「頼む」

 

「いやー新隊員が入ったことで盛り上がりますよ」

 

「だな」

 

 

 

 

 

 

 桑原隊の隊室の改造が始まった

 

 まず部屋の大きさだが8畳の部屋が4つ分で最大32畳分になる

 

 ただベイルアウト(緊急脱出)の着地点としてベットが置く必要があり、3人分のベットのスペースで8畳分の部屋は必要だった

 

「使えるスペースは24畳分さてどうするか」

 

「生活重視にするか、作戦室にするかだな」

 

「どうせ溜まり場になるから生活重視でいいんじゃない」

 

「となるとキッチンは欲しいな、冷蔵庫も」

 

「ボーダーがどこまで許してくれるかだけど」

 

「本部で一番貢献している部隊だからキッチンくらいは付けてくれるでしょう」

 

「キッチンと冷蔵庫、あと電子レンジかな」

 

「炊飯器も」

 

「OK」

 

「他には要望あるか?」

 

「テレビとか? 家電はそれくらいじゃない?」

 

「エアコン欲しくね」

 

「欲しいわな」

 

「エアコンっと」

 

「ボーダーに要望するのはこれくらいかな」

 

「ルームランナーは」

 

「部屋が汗臭くなるから嫌よ」

 

「OK自重する」

 

「くらい? オフィスデスクとパソコンは常設だし……くらいか」

 

「テーブルと座椅子4つ……来客用に8つは俺買ってくるよ」

 

「じゃあ俺はカラーボックスでも持ってくるか」

 

「葵先輩はなにか要ります」

 

「私も仮眠したいからソファーベット持ってくるよ」

 

「了解です。淡、給湯器頼むわ、要望備品の欄にないから」

 

「了解、プレステ2も買ってきていい」

 

「良いぞ。ゲームでもするか?」

 

「いやDVD見たいから」

 

「あーね」

 

「調理器具と皿かな……適当なので良ければ買ってくるが」

 

「たのんます」

 

「ういうい了解」

 

 こうして桑原隊の隊室は生活感あふれる部屋になるのだった

 

 

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