3人の転生者 3人の部隊 ~目指せA級1位~   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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第二十七話 B級ランク戦 第2戦 その他

 学校では二学期の中間テストが行われ、多くのボーダー隊員がくたくたの中、ランク戦第2戦が幕を開けた

 

 桑原隊による実況解説も松坂隊、三好隊、山本隊の土曜昼の部と柴田隊、玉狛第一、太刀川隊の土曜夜の部が行われ、結果は昼の部が

 

 松坂隊 4点(生存点2点)

 三好隊 1点

 山本隊 1点

 

 で、序盤から3部隊による三つ巴となり、山本隊長が松坂隊長を落とし、その山本隊長は三好隊に連携で落とされ、そのごちゃついたところを松坂隊のスナイパーが狙撃、点数が1対1対1と横並びとなる

 

 その後三好隊長が武田春夏隊員に落とされ、不利を悟った三好隊の隊員は自発的にベイルアウト

 

 結果2対1対1に生存点の2点が加算されて松坂隊の勝利となった

 

 

 

 

 

 続いて土曜夜の部は真っ先に柴田隊が狙われ、柴田隊長が太刀川隊長に競り負け、武田氏真隊員はレイジ隊員に狙撃でベイルアウト

 

 そこから両者による削り合いとなり、人数有利の太刀川隊がボロボロになりながらも勝利を納めた

 

 結果

 太刀川隊 5点(生存点2点)

 玉狛第一 3点

 柴田隊  0点

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふぅー、2試合実況するとやっぱり疲れるな」

 

「今度から4人全員じゃなくて2と2に分ける?」

 

「あー、その方が良いかもな」

 

 夜の部が終わり、今日はボーダーに泊まると親に連絡して近くのスーパーで食材を買って、エイスリン達や近界研究室のスタッフも含めて食事会が行われた

 

 料理は鍋と刺身である

 

 元康がほうとう鍋が好きなのでほうとう、カボチャ、白菜、豚肉、きのこ、にんじん、大根、長ネギ、油揚げを入れた土鍋を2つと、パーティー用の刺身、ご飯を炊いて警備スタッフも含めた12人で食事を取る

 

 沢村さんの歓迎会も含めていたが……

 

「「「「「乾杯!」」」」」

 

 カセットコンロを2つ用意して鍋に火を付ける

 

「おお、これが鍋……大きいですな」

 

「珍しい、ほうとうが入ってるわね」

 

「この麺が珍しいの? 沢村さん」

 

「ええ、山梨県の郷土料理だったはずよ」

 

「へぇ……」

 

「カクラのオリクトではその国特有の料理とかは無いの?」

 

「えー? うーん。モチャベナかな?」

 

「モチャベナ?」

 

「麦粥に塩漬け肉を入れた料理で下等は記念日に、中等の国民は週に1度くらいのペースで食べていた気がする。味が付いた食事は貴重だったから美味しかったな……」

 

「それでも玄界の食事に慣れた今だと不味く感じちゃうかもね」

 

「思い出の味として心にとどめておきたいな」

 

「今だとモチャベナもこっちの食材と調味料で試したらもっと美味しいかもよ」

 

「「確かに」」

 

「煮詰まったから取り分けていくよー」

 

「お、天元アザッス」

 

「山際さん今日もお疲れ様でした。珍しいですね。酒っすか?」

 

「あぁ、今日はボーダーに泊まるから良いかなってな」

 

「カボチャもっと無いの?」

 

「ありますよ? もう少しいれます?」

 

「お、サンキュー」

 

 近界研究室のメンバーは警備スタッフ含めて仲が良く、こういった食事会が度々開催されていた

 

「明日の試合どうですか? 嵐山隊と弓場隊ですけど」

 

 エイスリンが天元に質問してくる

 

「うーん、相手が奇策を考えてくればワンチャン負けるが、それ以外はどうとでもなる」

 

「警戒すべき相手は居ますか?」

 

「佐鳥かな? ツインスナイプしてきたらめんどい」

 

「でもツインスナイプ中はバッグワームが解除されるから葵さんのアシストで元康がロックオンすればたぶん大丈夫。まぁその狙撃で俺は落ちるかもしれないがな」

 

「メテオラの陣は今回は使用しない予定。初見殺しじゃなくなったから使えるステージは限られてるし……市街地Dくらいかな使うとしたら」

 

「なるほど」

 

 元康と淡も会話に混ざり考察を垂れ流す

 

「まぁ俺達の強みは完成度の高さとそれに伴う作戦の幅だからな。これといった型を作る気も無いし」

 

「必勝の型みたいなのを作ってそれを見せ札にして更に次の伏せ札を出す……なんてのも考えているけどね」

 

「それが前回のメテオラの陣?」

 

「あそこまで綺麗に決まるとは思ってなかったがな。淡、ご飯お代わり」

 

「あいー」

 

「メテオラの陣は相手への牽制にはこれからもなるし、忘れた頃に使えれば効果的だけどな。あと1位を取るには上位チームにいかに点数を取らせないかも鍵になるからな」

 

「私達も第3か第4試合からB級ランク戦に殴り込みます! 上位は難しいかもしれないですが頑張ります!」

 

「おう、互いに頑張ろう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 翌日、調整のために実況はしなかったがB級ランク戦昼の部は安藤隊、円道隊、東隊だったが、東隊の射手2人に良いようにやられて

 

 東隊 6点(生存点2点)

 円道隊1点

 安藤隊0点

 

 と東隊の圧勝で終わる

 

 そしてB級ランク戦第2戦 日曜夜の部が始まる

 

 

 

 

 

 

 

 

 ~嵐山隊サイド~

 

「よし、今回の作戦はいかに桑原隊に点数を取られないか……だな」

 

「前の試合のメテオラの陣にも警戒するけど、種が割れたから別に俺らから陣地に突っ込む必要は無いだろ」

 

「柿崎の言う通り、罠張っている場所に突っ込むほど危険なことはないし、桑原隊を狙う必要もない。弓場隊を狙って全体の点数を少なくする。そして、佐鳥は時枝のカバーに付いてくれ。転送位置次第だけど時枝は佐鳥の射線が通る場所で待機、俺と柿崎が他の部隊を釣り出して攻撃する。なるべく弓場隊を釣るようにするが、桑原隊が釣れたら連携して撒く。消極的かもしれないけど、これが桑原隊に勝つための作戦だ」

 

「「「はい!」」」

 

「よし、じゃあマップは逃げやすい工業地帯でいこう」




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