3人の転生者 3人の部隊 ~目指せA級1位~ 作:星野林(旧ゆっくり霊沙)
三門第三中学校……原作では主人公達が通っていた学校であり、東三門にあり、第一侵攻で被害が出る予定の第一中学校よりもやや郊外のよりの南に位置する学校である
天元、淡、元康の3人も無事に中学に進学することができたが、クラスはバラバラになってしまった……
「はぁ、中学生だとまだガキね」
淡はいっつもつるんでいる2人と新しいクラスのメンバーを見比べてそう評した
「原作キャラ誰かいないかなー」
小言で呟きながら机に突っ伏す
「おいおい、あの子かわいくね?」
「めっちゃ美人じゃんか」
このころになると3人ともに顔立ちがイケメン、美人になってきていた
淡は黒い髪の毛を伸ばしてポニーテールにし、やや釣り目で鼻が高くキリっと凛とした雰囲気を醸し出していた
体系的に一番注目すべきは既にDカップある胸と中一にしては……いや男も含めてもデカい160センチの身長だった
「モデルかよ」
「いいなー淡さん」
「付き合いてー」
同じ小学校の子からは普通に話しかけられるが、他の小学校から上がってきた子達は淡の大人びた魅力に男女問わず魅了した
天元、元康両名も身長160センチくらいで、天元はスポーツ刈りの釣り目で、一見怖そうに見えるがイケメンであり、元康はツーブロックのやや垂れ目で左目に小さな2つの泣き黒子がチャームポイントの爽やか好青年であった
3人ともに引き締まった体つきで腹筋は割れ、手のひらは剣道で皮が何度も剝けて硬くなっていた
ざわついた朝が終わり、入学式、ホームルームと過ぎる
ホームルームでは自己紹介の時間となりそれぞれ自己紹介を始める
「雨取麟児、趣味は読書。よろしく」
「結城淡です。趣味は鍛えることです。小学生のころから剣道をしてるので腕には少し自信があります! よろしくお願いします」
淡は興奮した
最初に出会った原作キャラが雨取千佳の兄で主人公達がボーダーに関わるきっかけを与えた人物であるからだ
入学初日ということもありすぐに解散となったので淡はすぐさま天元と元康を呼んで一緒に帰った
「美人にはイケメンがやっぱいるよなー」
「あいつら幼馴染らしいよ」
「羨ましい」
そんな声が聞こえてくるが3人は気にしないで帰路に着く
「居たよいたいた! 原作キャラ!!」
「マジ? 誰居たの?」
「雨取麟児、雨取千佳のお兄ちゃんで将来近界に行く」
「ああ、鳩原と行くやつか」
「そそ、で、原作キャラがいたことで彼が確か二宮さんや太刀川さんと同じ年だから私達は大学2年生組……第一次侵攻は逆算すると高校1年の時になると思う」
「おお! ということはあと中学校時代は安全が保障されるってことか?」
「そうだね。多分」
「なら中学時代は安心して鍛えられそうだな。めざせ東大合格レベルの知識」
「今度大学模試受けてみる?」
「賛成、あと一応高校受験のも受けようぜ」
「そういえば二人は塾とか行く?」
「必要なくない? 先進んでるし、下手な大学生より私達頭いいよ」
「だな、部活はどうする?」
「剣道も部活レベルだったら高学年からお世話になってる剣道クラブの方がレベル高いから部活は陸上でもやろうかな」
「長距離でもやるか? トリオン体でもスタミナがあった方が良いでしょ」
「確かになー」
「中学では友達もっと増やしてーな」
「天元、価値観幼過ぎて辛いって言ってなかったか?」
「さすがに中学生になれば理性的な会話になるだろう……多分」
「あ、俺は友達よりも彼女欲しいわ」
「美少女の私がいるのに?」
「淡は仲間とか家族に近いわ、だって赤ん坊から一緒だからなー」
「それはそれで少しうれしいけど……なんか複雑」
「しゃーない、淡が美人でハイスペックなのは俺たち二人が保障するが、仲間意識が強すぎて恋愛対象には見えんのよ」
「淡も彼氏作ってみれば?」
「えー、この時期の男子は性欲サルばっかりじゃん。もう少し精神が成長してないと嫌よ」
「おう、バッサリ」
「というか話戻るけど雨取とはどう接するのが正解かな?」
「普通で良いんじゃね? ただ、実力派エリートさんが言ってたけどというか主人公達がボーダーに入らない世界線がやばいでしょ。下手に思考誘導したりしないで、よくて普通の友達くらいじゃない?」
「今深く関わって知ってる未来が大きく変化するのが一番やばいかも?」
「まあ様子見ながらだな……」
その場での話し合いは今は鍛えるべきで原作に深く関わるべきではないとなった
あとどうせ第一次侵攻まではできることが限られてるんだからできる範囲で自由にやろうやということになった
中学時代も3人は、とにかく話題の中心だった
例えばテストはいつも全教科ほぼ満点で、陸上部でも県大会に入賞するレベルで長距離走は早く、3年のオラついている先輩に絡まれたときは返り討ちしたり……
高校受験の模試や大学模試ではすでに三門市にある六頴館高等学校や三門市立第一高等学校はA判定、三門市立大学もA判定、秋には生徒会にも入り、天元が副会長、淡が書記、元康が会計と役職を拝命
といっても生徒会長でもないので書類を作成したり、議事録をまとめたり、交通安全活動をするくらいしかやることがなかったが……
そんな彼ら彼女がモテないはずもなく……元康は無事彼女をゲットした
彼女の名前は大空葵(おおぞら あおい)一つ上の先輩で、生徒会長を秋口に選挙で当選した人物だった
細目でおっとりした雰囲気だが切れ者で、運動はあんまりだが勉強は常に学年トップだった
天元と淡からは葵先輩と呼ばれている
元康曰くトリオン量は2で戦闘員は無理とのこと
「気が合うし、別にトリオン量だけが正義でもないからな」
「元康にはもったいないくらいいい先輩なんだから大切にしなさい」
「淡、お前何目線だよ」
「幼馴染目線だけど」
「お母ん目線だよ……」
「で、最近プロテインにはまった筋肉天元」
「ん? なんだ?」
「一年で鍛えすぎでしょ」
成長期も相まって天元は強靭な筋肉の装甲を手に入れていた
もっとも、身長が一番伸びたのは淡で1年で10センチ以上伸びていた
「原作まであと2年か?」
「だな……やれることはしてきてるし、あとは待ちか?」
「そうね……、そういえば小学生行方不明事件て……絶対雨取千佳ちゃんの友達だよな」
「絶対そう。まあいまの俺たちじゃあ防げないし、しゃーない切り替えてこう」
「まあ原作キャラには悪いけどトリオン兵に攻撃が効かないから三輪の姉さん助けるとかも無理だからな」
「ああ、不謹慎だけど早くボーダーできないかなー」
こうして平和な中学時代も過ぎていった
中学の時の他の原作メンバーとして嵐山准が後輩として入ってきりもした
学年が違うので話すこともなかったが、覚悟ガンギマリの片鱗は見えており、カリスマでクラスをまとめ上げていた
他には3人ともに英検、漢検を1級に合格したり、天元がいろいろな資格を趣味で取り始めたり、淡が読者モデルを始めたり、2年の秋の生徒会選挙で元康が生徒会長になったり、剣道の全国大会、陸上の全国大会に進んだりと充実した中学校生活を送ることができたのだった
そして特待生で三門市にある進学校の六頴館高等学校に入学した後いよいよ物語が動き出す
「さてと、無事入学しましたが良かったねぇ元康、葵先輩高校になっても付き合い続けてくれて」
「高校行ったら疎遠になって別れちゃうかもなぁと思って励ます準備してたが無駄になって良かったよ。おじさん一安心」
「だから淡も天元も何目線だよ」
「「後方幼馴染み目線」」
「おっちゃんとおばちゃん目線だぞ! ……で話ってなんだ? 淡」
「そうそう。そろそろ第一次侵攻が始まる季節だから日曜日は気を付けなさいよ。できれば家族を日曜日は何かと理由付けて郊外行くように。私の記憶が正しければ11時~13時までの間に始まるから」
「ういー、気を付けるわ」
「あと合流場所は隣町の■■駅ね」
「■■駅な了解」
「妹さん達にも言っておきなよ元康」
「わかってるよ! 防災バック持って逃げるように言っておくから」
「あ、そうね。今のうちに防災バック作っておかないと」
「逃げ遅れるなよ」
「「わかってるよ」わよ」