3人の転生者 3人の部隊 ~目指せA級1位~   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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一部原作と違う部分とかもあります(この時期に原作者のQ&AだとABCのランクのくくりはまだないとか)

なるべく原作に寄せますが、一部違うのはご了承ください

あと誤字で林道ではなく林藤でしたので見つけ次第修正します


第八話 舐められた落とし前はつけなければ舐められたままだと思うのです

「さてと、1週間が経過したけど……嵐山君と柿崎君の決意は揺らがなかったと」

 

「はい、合同訓練やランク戦を見てたり、ランク戦で直接戦ったりもして、俺達と先輩達の差がどれだけ開いているかわかりました」

 

「どうかご教授ください! お願いします」

 

「俺達で良ければ全然良いよ」

 

「おじさんもビシバシ教えちゃうよー」

 

 嵐山と柿崎が俺達に弟子入りした頃、太刀川と沢村さんが忍田さんに弟子入りと徐々にボーダーの中でも動き始めた

 

「では早速、まずはトリオンについて私達が知っていることを話していこう」

 

 トリオンとは心臓の横にある見えない臓器トリオン器官から産み出される生体エネルギーである

 

「これを使うことで明かりだったり火をつけたり、燃料の代わりにしたりと技術次第では何でもできる万能エネルギーだ」

 

「問題点は大きく3つ、1つは生体エネルギー故に人によって量に大きく差が出ること。ボーダーの入隊試験で測られたんだけど、トリオン体になれるトリオン量を1、戦闘員になれるトリオン量を3とするみたいな感じにトリオン器官の量によって全員が強くなれるということは無い点」

 

「2つ目は近界民よりもボーダーのトリオン技術……トリガー技術と言った方が良いな。トリオンはトリガーを通さないと現実に殆ど影響しないから……燃料はあってもガソリンだけじゃ車は動かないだろ。その車の性能が近界民よりも遅れていることが2つ目の問題点だな」

 

「3つ目の問題点は春の大規模侵攻時にトリオン量が多かった東三門の住民が拐われたことにより大量のトリオンを産み出せる人員が減ってしまったことだな。今は三門市民だけがボーダーになれるが、そのうち範囲を拡大すればこの問題はある程度解決するだろう」

 

「トリオンの量ってそんなに問題なのですか?」

 

「そうだな。例えばアステロイドだと威力、射程、貫通力、弾速全てがトリオン量3の隊員よりも10の隊員の方が高い。弧月の場合は影響は少ないけど武器の耐久性に差が出る」

 

「そしたら結城師匠と武田師匠はなぜ弧月を? アステロイドの方が利点は大きそうですが」

 

「私達剣道やっていたからまずは弧月で上がった方が良いと判断したんだけど、天元はアステロイドのテコ入れをしないと弧月の機動力と安定性でアステロイド組が一方的に負けるから先にアステロイドにしただけよ。私達も弧月で4000のボーダーを突破すればアステロイドに切り替えるわよ」

 

「あ、もし自分のトリオン量を知りたかったら俺が測るか、アステロイドをセットしてトリオンキューブを出した大きさで自分のトリオン量がわかるぞ」

 

「え? 武田師匠何でわかるんですか?」

 

「俺のサイドエフェクトで戦闘能力の可視化されるんだなーこれが」

 

「「サイドエフェクト?」」

 

「副作用とも言われるやつでトリオン量が多い人に稀に付くのがサイドエフェクトだ。サイドエフェクトにも種類が有って超感覚、超技能、特殊体質、強化五感の4分類で、目が凄く良いとか聴覚が人の数倍有るとかが強化五感、眠る際の記憶の定着率が人より凄い……特殊体質なんかがあって、俺は戦闘能力の可視化……で」

 

「俺は並列思考……メインの処理する脳とサブの処理する脳みそがある感じかな。脳みそが複数ある感じだな」

 

「私は空間把握、半径200メートルに何があるかわかるって感じかな」

 

「え? サイドエフェクトて稀って」

 

「私たちはその稀なサイドエフェクト持ちがたまたま3人隣の家同士に同じ日に同じ病院でうまれたんだよねー不思議じゃない」

 

「まーサイドエフェクトも便利なだけじゃねーからな。俺の場合は気を付けないとサブの脳から新たな人格が生まれそうになったりするし、並列処理を多くすると頭痛がしたり疲れるからな」

 

「私は範囲内の行動筒抜けだからエッチなこととかまるわかりだから気まずかったり……」

 

「逆にそれだけなんすか」

 

「結構つらいよー」

 

「師匠たちの強さは……」

 

「あ、サイドエフェクトやトリオン量は確かに多いけど強さ自体は後天的だ。というか俺らでも多分忍田さんに勝てないし」

 

「マジですか」

 

「まじまじ、ちゃんと強くはするから安心してね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 俺の名前は柿崎国治、中学3年のボーダー訓練生だ

 

 ボーダーで仲良くなった嵐山と一緒に嵐山の中学校の先輩の桑原師匠、結城師匠、武田師匠に弟子入りをした

 

 俺のトリオン量は6で嵐山と同じと言われた

 

 トリオン量は鍛えれば20までには1か2上がるとも言われた

 

「えっと……早朝のランニングはやったろ、放課後もボーダー本部まで走れって言われてるしなぁ」

 

 師匠達からはとにかく体を動かして体の動かし方を身に付けろと言われ、ボーダーに来たら模擬戦をバンバンやらされる

 

 曰く

 

「戦闘訓練こそ一番身に付くし、データの保存ができるから見直して反省会もやりやすい」

 

 と結城師匠に言われた

 

 あと勉強も疎かにするなと言われた

 

「ボーダーは戦闘員だけでなく指揮官も求められている。指揮官ってのは天才タイプと秀才タイプ、カリスマタイプの3種類があり、天才性は努力して身に付くものじゃないから頭を使って戦っていくしかないよね」

 

 とのこと

 

 師匠達は勉強の他に将棋やタワーディフェンスゲームをやらせてくる

 

「最初はゲーム感覚で良いから操る、動かす感覚を身に付けろ。それこそサッカーや野球等のスポーツでも良いから」

 

 と言われランク戦の時間を削って勉強やゲーム、戦闘訓練の時間を多く取った

 

 他にも師匠達が新しく作っている銃のトリガーの実験や、オペレーター訓練生達に教わりながらオペレーターの仕事の勉強に付き合わされた

 

「銃のトリガー良いよな嵐山」

 

「そうだな柿崎、アステロイドみたいに量をばらまくことはできないけど、それは連射で補うことができるし、狙う、射つの2つの動作だけで済むのは大きいな」

 

「俺、銃トリガーできたらそっち使おうかな。柿崎と試してみた感じアステロイド放つよりも銃トリガーで放つ方が早いし」

 

「俺もそうしようと思うわ。あとありがとうな嵐山、師匠達を紹介してくれて」

 

「ん? 気にしてたのか? 別に良いって」

 

「……ありがとうな。それと師匠達強すぎだろ。まぐれの1発も当たらねえ」

 

「弧月での戦闘訓練は手も足も出ないよな。アステロイドも強いし」

 

「師匠達の戦いもログを見直さないとなにやってるかわからない時あるかなぁ」

 

「でもさ、強くなれるのは間違いないよな」

 

「あぁ、強くなろうぜ柿崎」

 

「おう!」

 

 

 

 

 

 

 

 

「だあぁ! また負けた!」

 

「小南先輩太刀筋が正直すぎるんですよ。もっとフェイント多くしないと」

 

 ある日この事、小南先輩を3人がからかっていると

 

「お、居た居た。やってるねぇ」

 

「あ、ボス!」

 

「おー、小南、その顔だと負けたか」

 

「ぐやじい!」

 

「こんにちは……林藤支部長ですよね」

 

「おう! 天元くん、淡さん、元康くんだね。うちの小南を可愛がってくれてありがとうな」

 

「いえいえ、こっちも良い経験になっていますので助かります」

 

「ちょっとラウンジで話さないか?」

 

「ええ、構いませんが……良いよな2人共」

 

「おう」

 

「ええ」

 

「小南も来るか?」

 

「行く!!」

 

 ボーダーのラウンジはファミレス席とカウンター席があり、各々の隊員がお弁当や基地外のコンビニで買った物を食べたり飲んでいたりするスペースで、基地の食堂がまだできていないが、食堂とドリンク店が来月にはできる予定らしい

 

「自販機の飲み物で悪いな」

 

「いえ、奢っていただいてありがとうございます」

 

 天元が甘い珈琲、淡が麦茶、元康はペットボトルの紅茶だ

 

「まずは近界民を君達はどう思うかな」

 

「どうとは……あの大きな敵のことですか?」

 

 天元達はワールドトリガーという作品を知っている

 

 知っているため近界民と現在ボーダーが呼んでいる敵はトリオン兵というものであり、トリオン兵はトリオンからできた機械みたいなもので、近界は地球……いや、玄界と呼ばれている世界とは異空間に無数の星が浮いており、そこに人が住んでいることも知っていた

 

「んー、もし近界民と呼ばれるのが機械兵器としてそれらをもし人が操っていたらどう思うかい?」

 

「それって近界民には人間が居るということですか?」

 

「……居ると君達は思うかい?」

 

「「「いる」」」

 

「ほう、断言かい? なぜかな」

 

「玉狛支部……川の上の建物ですよね。昔から活動していたあなた達なら近界について私達より詳しいハズですし、なによりあの生物には知性を感じなかった。機械的に人を拐う様にできていると見た方がよい」

 

(よくもまぁスラスラと嘘を言えるねぇ淡は)

 

 その日自分達はトリオン兵を見ること無く隣町に避難していたし、トリオン兵の様子はテレビでしか見ていない

 

 人を拐うという情報も原作知識及び行方不明者から推察したに過ぎない

 

「君達はどこまで知っていたのかな? 誰から聞いた?」

 

「誰からも。あくまで私達の推察です」

 

「……近界と地球こと玄界の周りには異空間が広がっている。玄界を太陽の様に無数の星が存在している。その星には国が存在し、人間が生活している。その人々はトリオンを使って生活をしているんだ」

 

「侵攻はトリオン収集を目的とした侵攻だったと」

 

「そうだね。昔までは近界にも仲の良い国が多数有ったんだけど、それらが滅ぼされてしまってね。防波堤が無くなったからこっちの世界でも被害が出てしまったということだ」

 

「君達は近界民は全て敵だと思うかい?」

 

「いや、良い人も居れば悪い人も居るでしょう。こっちの人間がそうなのですからあっちの世界もそうだと思いますよ」

 

「そもそも近界民側の国の事情もわかりませんし……もしかしたらその国も他の国から攻められていて破れかぶれの作戦がまさかの大成功……とかもあり得るかもしれませんし」

 

「もっともこっちの世界を攻めたという事実は変わりません。彼らは虎の尾を踏んだ。話を聞くに玄界……地球よりも近界の方が人口は劣るのでしょう? トリオンの技術は劣るかもしれませんが、こっちは科学技術がありますから、人口と学習能力で追い越すつもりでしょ」

 

「ひゅー、お見事。まぁ攻めてきた国の事情はしらないけど、こっちはパソコンやトリオンを頼らないエネルギーが無数にある。食料の生産量もこっちが圧倒的に上だ。本来ならばそれを交渉材料に貿易するのが良いが、今の玄界のトリオン技術だとなめられてしまうからね」

 

「早急に戦力を拡張する必要があると?」

 

「そゆこと。まぁ城戸さんの近界民は全て敵だと言うスタンスは俺は良くないと思うけどね。君達はどう?」

 

「家族に被害は無いですし俺らも仲良くできるならそっちの方が良いと思いますが……」

 

「舐められたままは良くない。それに近界の方がトリオン技術が上であるならば奪ってくるしかないでしょ武器の技術は」

 

「好戦的だね」

 

「それで? 林藤支部長のテストは合格ですか?」

 

「近界民の知り合いでも居るのでは? と会話から推察しますが」

 

「……玉狛支部の場所はわかるかい?」

 

「はい、わかりますが」

 

「そこで会わせたい人がいる。これが俺の電話番号。来たい日に電話してくれ。玉狛支部の皆と少し話をして欲しい」

 

「わかりました」

 

 玉狛支部との繋がりができるのだった

 

 

 

 

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