田舎っ娘転校生に絡まれたい   作:Atlantis

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【中央都高校掲示板】そろそろ夏休みが終わってしまうのだが?【学校だるい】

【中央都高校掲示板】そろそろ夏休みが終わってしまうのだが?【学校だるい】

 

1:名無しの高校生さん

学校行きたくねぇ

 

2:名無しの高校生さん

>>1 分かる

 

3:名無しの高校生さん

>>1俺も

 

4:名無しの高校生さん

>>3 お前ら全員同類

 

5:名無しの高校生さん

>>1 不登校勢ワイ大勝利

 

6:名無しの高校生さん

すまん、俺たちの通ってる中央都高校ってどんなとこだったっけ?

 

7:名無しの高校生さん

>>6 おいwなんで自分の通ってる高校の事知らねえんだよwww

 

8:名無しの高校生さん

>>6 最先端の科学技術が学べる

 

9:名無しの高校生さん

>>6 エリートが集まる所

 

10:名無しの高校生さん

>>6 優秀な人材を育てるために最新の設備が揃ってる

 

11:名無しの高校生さん

>>6 つい最近作られた都会にある高校。男子生徒しかいないため、実質男子校みたいなものだ

 

12:名無しの高校生さん

>>7-11 サンクス

 

13:名無しの高校生さん

>>1-6 お前らエリート校にいる自覚あるのかwww

 

14:名無しの高校生さん

そんなことはどうでもいいんだよ。俺はもうすぐ学校が始まるという事実が辛いんだ

 

15:名無しの高校生さん

>>14 安心しろ。夏休みはあと一週間ある

 

16:名無しの高校生さん

>>15 あと一週間しかないんだよなぁ

 

17:名無しの高校生さん

授業自体は楽しいんだけどねぇ

 

18:名無しの高校生さん

>>17 そうそう。みんな基本はいい奴だし

 

19:名無しの高校生さん

でも、なんかしょっちゅう変なことに巻き込まれるんだよな

 

20:名無しの高校生さん

>>19 それ。マジ勘弁してほしいわ

 

21:名無しの高校生さん

ここの学生ってみんなそういう目にあってるよな

 

22:名無しの高校生さん

>>21 学生だけじゃないぞ。教師もそうだ

 

23:名無しの高校生さん

>>21 俺も巻き込まれた

 

24:名無しの高校生さん

>>21 やっぱりあのクソ校長が関係してるのかな?

 

25:名無しの高校生さん

>>24 多分そうだろ。あいつのせい。見た目はいいのにな

 

26:名無しの高校生さん

そんなことよりみんな。1年に転校生がやってくるの知ってるか?

 

27:名無しの高校生さん

>>26 何それ知らない

 

28:名無しの高校生さん

>>27 俺は聞いたことあるぜ。転校生が休み明けにやってくるって話を

 

29:名無しの高校生さん

>>28 1年A組? それとも1年B組?

 

30:名無しの高校生さん

>>29 両方らしい。それぞれ4人ずつ来るみたいだ

 

31:名無しの高校生さん

>>30 マジか!

 

32:名無しの高校生さん

>>30 そいつら全員同じ高校からやって来るみたいだぞ

 

33:名無しの高校生さん

>>32 え、どこ?

 

34:名無しの高校生さん

>>33 どの高校からやって来たんだ?

 

35:名無しの高校生さん

>>34 星野山学園ってとこ。最近廃校になったばっか

 

36:名無しの高校生さん

は!?

 

37:名無しの高校生さん

星野山学園だと……

 

38:名無しの高校生さん

>>37 どこだよwww

 

39:名無しの高校生さん

>>38 西の更に西のところ。

 

40:名無しの高校生さん

>>39 ……ま?

 

41:名無しの高校生さん

>>39 西の西って、ガチの田舎のとこじゃんw

 

42:名無しの高校生さん

>>39 たしか、スマートフォンどころかパソコンすらまともに普及していないような場所だった気がする

 

43:名無しの高校生さん

>>42 なんでそんなところからこの中央都高校に来るんだ?

 

44:名無しの高校生さん

>>39 西の方って、何にもない所じゃなかったっけ?

 

45:名無しの高校生さん

これはヤバイ事になったぞ

 

46:名無しの高校生さん

>>45 一体何があったんだろうな……

 

47:名無しの高校生さん

……噂によると、転校生は全員女子生徒らしい

 

48:名無しの高校生さん

>>47 なんで分かるんだよwww

 

49:名無しの高校生さん

>>47 どうしてこんな男子の巣窟に女子が来るんですかねぇ……

 

50:名無しの高校生さん

>>47 それ本当なの?

 

51:名無しの高校生さん

>>50 マジ。ソースは俺

 

52:名無しの高校生さん

>>51 wwwww

 

53:名無しの高校生さん

>>51 信憑性0www

 

54:名無しの高校生さん

>>51 ただの噂話やんけ!

 

55:名無しの高校生さん

いや待て。その情報は確かだ

 

56:名無しの高校生さん

>>55 どっちなんだよ!!

 

57:名無しの高校生さん

>>56 俺、『休み明け、女の子来るから楽しみにしててね~』って校長先生に言われたんだよ。だから確実

 

58:名無しの高校生さん

>>57 俺もそれ言われたわ

 

59:名無しの高校生さん

>>57 それ完全に校長の嘘やろwwwここほぼ男子校ぞ?

 

60:名無しの高校生さん

>>56 校長「みんなー! 今度女の子が転校してくるから仲良くしてあげてね!」

 

61:名無しの高校生さん

>>57 いや、案外本当かもしれない。あのクソ校長なら男子校に女子の転校生を送ってきてもおかしくないと思う

 

62:名無しの高校生さん

>>61 確かに。あいつならやりかねない

 

63:名無しの高校生さん

>>61 ……ということは、本当に女子生徒がやって来るのか?

 

64:名無しの高校生さん

>>63 可能性はある。というより、それ以外に考えられない

 

65:名無しの高校生さん

……ということは、女の子と一緒の学園生活が実現???

 

66:名無しの高校生さん

>>65キタコレ!!!

 

67:名無しの高校生さん

>>65 夢にまで見たあのシチュエーションが現実になる……!?

 

68:名無しの高校生さん

>>65 1年うらやまぁ……(血涙)

 

69:名無しの高校生さん

よっしゃぁぁ!俺は一年だ、勝ち組だあっ!

 

70:名無しの高校生さん

>>69 うおおぉぉ!!

 

71:名無しの高校生さん

>>69 ひゃっほおぉぉい!!!

 

72:名無しの高校生さん

>>69 1年くたばれええぇぇ!!

 

73:名無しの高校生さん

>>69 たひねええぇぇ!!

 

74:名無しの高校生さん

>>69 爆ぜろ1年生!!

 

75:名無しの高校生さん

>>69 じじいいぃぃ!!

 

76:名無しの高校生さん

>>75 誰だよ、ジジィ

 

 

 

 

 

 

 星野山学園が活動を停止してしまったため、私たち4人は中央部(首都)にある『中央都高校』に転校することになったんだ。そこは実家から向かうとなると6時間以上かかってしまうほど離れた場所にあるため、私たちは家を離れて寮で暮らすことになる。

 

 中央都高校はすっごく豪華なお金持ち校。広い校内はもちろん、設備や環境も整っている。特に設備は最新のものばかりで、最先端の学習ができると評判らしい。

 

 ……大好きな故郷を離れ、どうしてわざわざこんな都会な学校に通うことになったのか。それは、『星野山学園』を守るため。

 

 

 星野山学園の廃校を防ぐため、私達は必死になって活動してきた。その結果、目的を達成することはできなかったのだが、私達の活動はある人物の目に留まった。

 

 『中央都高校』の校長先生。彼女こそが、私達の活動を見ていた人だった。活動を開始してから何か月か経った頃から彼女は星野山学園にやってくるようになり、私たちの授業風景を眺めていた。

 

 理由はよく分からない。でも、彼女の目に止まったことで私たちは特別に入学を許可されたんだ。そして、取引を持ち掛けられた。

 

 ――『中央都高校』にぜひ来てください。あなたたちが来てくださった暁には大好きな学園が撤去されないようにする事を約束しましょう。形だけにはなりますが、あなたたちの学園は守られます――

 

 その話を聞いたとき、私は疑問を抱いた。なぜ、そんなことをしてくれるのか?

 

 ――色んな考えが浮かんできたけれど、私にはよく分からなかった。

 

 だって、私はただの高校生。大人の事情なんて分かるわけがない。だから、私は何も言わずに校長の提案を受け入れた。学校が残る可能性があるのなら、断る理由なんてない。

 

 こうして、私たちは生まれ育った故郷の町から引っ越して、首都の学校で寮暮らしをしながら生活することとなったのだ。

 

 

「ののか、秋からも一緒に学校に通えるね」

「うん。でも、寂しい。家族や地元の人たちと離れるのはイヤだもん」

「あたしも同じ気持ちだよ~!」

「ひと時の別れ……」

 

 みんなで抱き合いながら、一日に一度しか出ない電車を待つ私たち4人。大勢の見送り人がいる中で、私たちは泣きそうな顔をしていた。

 

「寂しくなったらいつでも帰って来ていいんだからね?」

「お父さん……ありがとう……」

「ウチらはいつまで経っても友達だよ!連絡待ってるからね?」

「うん、絶対連絡するよ!」

「みんな元気でね……また会おうね」

 

 家族やクラスメイトたち、みんなが笑顔で手を振ってくれている。私も精一杯の笑みを浮かべながら手を振り返した。

 

「……じゃあね」

「じゃーねー!!」

「バイバーイ」

「……さよなら」

 

 そうして、私は生まれ故郷の町から旅立ったのであった。

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