【目標】:ドラゴンボールで不老不死を目指そう! 作:ハーレム男ジュート
惑星ベジータの朝は早い。
そもそも惑星から恒星までの距離が遠過ぎて恒星からの光が届かず、更に頻繁に他惑星を攻め滅ぼしに遠征を行う為、時間に対する感覚がサイヤ人毎に異なっているからだ。
特に下級戦士は酷い。
滅ぼした星の時間単位を使う者、本能の赴くままに生きる者、最近統一された時間単位を使う者。
割合にして1:3:6。
それそれが異なる時間を生きている。
しかしこれでもフリーザ軍と提携する前よりかはいくらか文明的になっているのだ。
なぜなら有能上司の「フリーザ」がまず行ったことは、軍統一の時間単位を作成し、周知することであったからだ。
そして宇宙船内部の各部屋に時計を設け、統一時間単位を馴染み深いものにし、労働時間の統一を図った。
最後に関してはフレックスタイム制を導入している影響かあまり有効とは言いづらいが、それでも六割のサイヤ人が新制度に馴染んでいる時点でフリーザが掲げる「三本の矢」政策は上手く機能しているといえるだろう。
惑星ベジータの環境は悪い。
先にも述べたが恒星の光が届かないことに加え、「惑星プラント」で栄えていた「ツフル文明」を滅ぼした際に漏れ出た廃油や廃液などが土壌を汚染したからだ。
因みにフリーザ軍の研究者たちも、土壌改良を行うより宇宙船で「食糧生産プラント」を新設した方が食糧事情の改善が可能だと結論づけたこともあり、地上は未だ汚染されたままだ。
また蛮族はやはり蛮族、略奪した武器や戦艦、超精密機械などをうっかり地上で破壊して「あ、やべ……」とばかりに土の中に隠蔽する所為で、徐々に地中の汚染侵食度を上げている。
惑星ベジータの教育レベルは低い。
一部の王侯貴族クラスを除き、基本的には本能のまま破壊を繰り返す子供の精神性のまま大人にまで成長する為、フリーザ軍が特別開催する「猿でも分かる座学教室」をじっと聞いていられないのだ。
また世の中で最も分かりやすい力、すなわち「暴力」を既に手にしている為、「権力」や「学力」といった概念的に小難しいことには興味を惹かれないこともそうだ。
しかし「メディカルマシーン」や「スカウター」を始めとした超文明を使える程度には知恵を付けた「猿」は、ようやく「チンパンジー」を名乗ってもいいのかもしれない。
「人」はまだ早い。
惑星ベジータの治安は悪い。
語るまでもない。
そんな惑星で生まれた俺だが、未だ前世の倫理観を保てているの控えめに言って理性の怪物過ぎないか?
これでも「伝説の超サイヤ人」なんだぜ、俺って。
鍛え始めてから一年、隠せる気の量も多くなり、とりあえず「ベジータ王」と同じぐらいまでにはなった。
まだまだ少ないと思われがちだが、「保育器」を出てまだ一年でここまで来たのだ。
しかも気の増加は基本的に勝手に増えていく分に任せて、あとは「メディカルマシーン」には頼らない自重筋トレで気を溜め込む器を鍛えることに集中していたため、やはりそこまで気は上昇しなかったのだろう。
ただ一つ誤算があったとすれば、伝説の超サイヤ人は器が完成するのも早かったこと。
四歳の今でさえ、「孫悟空」や「ベジータ」のような武術で戦う細マッチョではなく、まんま「ブロリー」のようなパワーで全てを薙ぎ払うゴリマッチョ体型に変化しかけているのだ。
これは完全に予想外だった。
いやまあもしかしたら程度の予測ではあるが、メディカルマシーンを使った超回復では筋肉の密度を上げはすれど筋肉の総量自体はそこまで増やさないのかもしれない。
鍛錬場に居る他の子供の内、メディカルマシーンをよく使う子たちは細マッチョに、あまり使わない子はゴリマッチョに、と今思い返せばそのような傾向があった気がするのだ。
まあそんなことはどうでもいい。
とりあえず完全無欠のゴリマッチョになったら気を増幅するための修行を始めよう!
現在、
気の総量は、ベジータ王とドッコイ。
伝説の超サイヤ人とは思えないほどの理性の怪物。
前世の記憶は今のところ筋トレにしか役立っていない。
やはりジャンプ世界の空気にはプロテインが入っているのか筋肉が付きやすいことに驚きを感じつつも、そんなことはどうでもいいで片付けてしまうただの転生者ジュートの次の目標は。
【いずれ惑星が破壊される前に、フリーザ軍で身に付けられる知識を身に付けておくこと】
バカは……恥ずかしいもの……。
ジュートの明日はどっちだ!?
本当はスノーとかマイとかランファンとかマロンとかマーロンとかイレーザとかザンギャとか六星龍とかもハーレム入りさせたい(性欲)