【目標】:ドラゴンボールで不老不死を目指そう! 作:ハーレム男ジュート
フリーザ軍の直轄部隊に異動して早二年、戦闘民族なのに全く暴力の匂いを漂わせない俺に漸くフリーザ様の世話役である「ベリブル女史」も警戒を解いた。
時間は結構掛かったが、それだけサイヤ人という種族の悪評が蔓延していたということだろう。
あとは異星人特有の寿命の長さから来る粘着質な性根も大いに関係していると思われる。
しかし二年間もニート生活を続けていると、いつの間にかニートである自分に疑問を抱けなくなってきた。
別に暇で暇で仕様がなかった訳ではないし、ずっと部屋に閉じこもったままでも特に閉塞感などはなかった。
そもそも割り当てられた部屋が広かったことや、大型宇宙
また毎朝配給される「レーション」のようなギッチリ穀物の詰まった完全栄養食については三日目で飽きたが、申請を出せばよく分からない原生生物の肉や軍で試作された謎のドリンク類なども配給されるので、食事の面でもフリーザ軍に隙はない。
さて、この二年間部屋に籠もりきりで、筋トレ:気の増量=二:八の修行を行っていたのだが、漸く気の量がギニュー隊長と並んだ。とはいえ実戦経験がない分、今の自分に勝ち目はないだろう。
ただ気をコントロールする訓練の中で身に付いた超能力三種、念力・回復・瞬間移動、があるので、もしかしたら戦いにはなるかもしれない。
因みによく使っているのは一番最初に発現した念力。
配属初日、直轄部隊専用の戦闘ジャケットを着てフリーザ様との面会に伺った際、内勤業務(電子書類仕事)で使っている所を見て、自分もニート生活で飯を食べる時とかによく使うようになった。
二番目に発現した回復は口内炎ができた時ぐらいしか使わないし、割と最近使えるようになった念力の発展技である瞬間移動は、原作の悟空のように自分が移動するだけでなく、物も一瞬で引き寄せたり引き離したりするアポート・アスポートを使えるようになった。
最早ベッドから動かずに生活できるニートの極みみたいな自分自身に多大なる呆れと少量の誇りを持ちつつ、いや自分磨きは怠っていないからニートではないな、と言い訳をしてみる。
まだまだ超能力も気も伸び代しかないので、引き続き修行はする。
うん、ニートじゃないな!
衣(戦闘ジャケット)・食(レーションと原生生物)・住(角部屋陽当り良好)が揃い、娯楽もほどほどにあるという快適すぎる環境を整えられるフリーザ軍はホワイト企業で間違いない。
だが願わくばこのまま、というのはやはり都合が良すぎるか。
甘えが出始めた自分に念力を掛けて無理矢理動かし、凡そ二年ぶりに部屋を出る。
……さて、目的を果たすか。
現在、
気の総量は、ギニュー隊長と同程度。
伝説の超サイヤ人であることにもう興奮を覚えなくなった悲しきニート。
前世の記憶で知った超能力を独力で修得し。
弛みきった生活で身に付いた弛みきった精神を叩き直した(物理)ただの転生者ジュートの次の目標は。
【今度こそ軍から発明品や財宝をこっそり手に入れて資金ゲット!】
スパイは……格好いいもの……。
ジュートの明日はどっちだ!?
前回のあとがき的なヤツの反応がゼロだったのでショックでした。
その所為で投稿が遅れたと言っても過言ではありません、嘘じゃないです。
ほら、なんか4日間ずっと泣いてた気がするし……。
知らんけど。