B組 武器、食料喪失(一部を除く)
田中先生の行動によってB組の食料と武器がなくなった。しかし、それも先生の生徒を思いやる気持ちである。先生の気持ちが大半の生徒に届いたのか、先生の行動から十数分後、先生の授業を再開した。最初受けてなかった生徒も自分から机といすを持ってきて授業を受けた。暦やゲーマー三人組も自分の定位置の近くにあった机などを移動して授業を受けた。しかし、渡辺だけはひとりで教室の後ろで寝ていた。いや、渡辺自身はさっき自分で「生き残る道」と言い、「殺す」と宣言したようなものだ。入らなくて当たり前だ。
それから時間が経った。田中先生の授業は通常の時間と異なる時間で進んでいった。通常は50分授業をし10分休憩、今は30分授業、30分休憩となっている。きっと田中先生の気遣いだろう。自分で食べ物を捨てて栄養が取れなくなったからその分休憩を増やしたのだろう。このような授業が6時間続いた。この時間は何もなく順調に続いた。
そして、そのまま二日目は放送や事件がなく何もなく消灯時間となった。周りの生徒と先生は眠りについた。しかし、暦は自分の寝床でペンライトをつけながら本を読んでいた。
(今日は昨日と違って時間が経つのは早いな。しかし、田中先生は本当にすごい人だよなぁ…)
そう思いながら俺は昨日の朝コンビニで買ったパンの一つをを少量ずつ食べた。やっぱり糖分がないと頭が回らないというのが実感できた。そして、食べ終わったパンの袋を極力小さくして鞄にしまう。こうすることによって袋の中の空気が少なくなり音が出なくなるからだ。今はもう教室内の食べ物がないからあったら殺されかねない。その後、鞄にペンライトと本をしまって教室を見た。もちろん何も見えない。けど、数分後、自分でも驚くぐらい教室の中が見えた。本を読んで知識として持っていたが、目が暗闇になれるとこうもはっきり見えるのか。試しにさっきしまった本を出し読みかけのページを開いた。本の形は見えたが文字は見えなかった。けど、他の生徒をとらえることができる。
(これなら、三日か四日後には決行できそうだな…)
そう思った時、自分でもわからないけど笑みを浮かべた。いや、これは恐怖もあるけど、たぶん教室から出ることがほぼ確定した悦びかもしれない。そして安心して眠りについた。夜、襲われるかもしれないということを忘れて。
そして監獄生活の三日目が始まった。暦はあわてて起きた。
(ヤベ、昨日思いっきり寝ちった。夜襲われるかもしれないのに…!)
そう思って教室を見渡した。すぐにははっきり見えなかったけど昨日より早く目が慣れてきて見えるようになった。時計を見ると、7時45分だった。昨日より早めに起きた。そして、教室を見渡した。最初に自然とゲーマー三人組のほうに目が行った。あいつらは富樫だけが起きてゲームをやっている。それを見て、俺は少し呆れつつ、教室をさらに見渡した。ほかの生徒は寝ているようだ。どうやら、ほとんどが敵意がなくなっているのか、昨日見渡した時と同じ位置に全員居た。それを確認した瞬間安心したのか、また眠気が襲ってきた。そして俺はそれに抗うことをせずまた眠った。
暦が二度寝を始めて一時間が経った。昨日と同じように田中先生が電気をつけて昨日と同じようみんなを起こした。そして10時から授業を開始した。しかし、ご飯を食べてない人のほとんどは目に見えるほどにやつれていた。授業も集中力がなかったり眠ってしまっている。暦とゲーマー三人組、ほかの数名は食べたようで、食べてない人に比べて血行は良い。しかし、暦とゲーマー三人組は昨日は受けたけど今日は授業を受けないようだ。自分たちの定位置で自分の好きなことをしている。そして、時間はどんどん経っていく。しかし、また、事件が起こった。起こすのは、もちろんというべきか、決まった人物だった。
俺は、今日の授業は別にいいや、という怠惰な考えになり自分の教科書を読み始めた。ここで自分の本を読むとすぐに底を尽きてしまうからだ。そもそも、この授業はセルフだから受ける必要はない、と考えたからだ。教室の時計を見ると午後を回って1時になっていた。授業のほうは先生の声は聞こえるけど他の生徒の声は松崎のウザったいぐらいまじめで大きい声ぐらいだ。そう思った瞬間誰か机から思い切り立った音が聞こえた。
「渡辺、どうした?」
先生が心配そうな声で渡辺にそう言った。どうやら立ち上がったのは渡辺のようだ。俺は渡辺が授業を受けているのにおどろいた。しかし、そう悠長なことを考えている暇はないようだ。足音はどんどん俺の方に近づいてきた。
「オイ本田ぁ!お前も授業受けろよぉ!本なんて読んでないでよぉ!」
そういって渡辺は俺が読んでいた教科書を盗った。
「アァ~?これ教科書じゃん?しかもこれ国語のかよ!オマエ、本がないからってこんなん読んでんのかよ!ぶぁっかじゃねえのぉ!!」
そう言ってわた…いや、バカザルは唾を飛ばしながら気持ち悪く笑い始めた。
「コラ!渡辺!やめなさい!」
「でもぉセンセー、コイツ、授業に関係ない教科書読んでんですよぉ~」
「授業の参加は自由だ!本田に返してやりなさい!」
「えぇ~、でもぉ~」
先生とバカザルの会話が聞こえた。しかし、俺は何かが切れたようだ。立ち上がり、
「おい…バカザル…」
そう目の前のサルに言った。もちろん怒った顔でこっちを向いった。その瞬間、俺はサルの顔面を左手で殴った。そのとき中指だけは少し立ててその指が目に入るようにした。サルは殴られたところを抑えながら立った。しかし、俺は間髪入れず、右手で顎に思い切りアッパーを喰らわした。そのとき、悪運の強いことに舌を噛まなかったようだ。しかし、これでいい、ここで死んだら面倒だからだ。だが、サルは無理やり立とうとしている。俺のアッパーで脳が揺れているはずなのに。そんなのは関係ない。俺は近づきサルの額を蹴り飛ばした。サルは思い切り床に倒れた。そして無防備な腹にカカト落しを喰らわせた。
「…たかがサルごときが、俺の時間無駄にさせんなよ…」
そういって自分の寝床に付こうとした。
「本田!なにしてる!こっちきなさい!」
そのとき、先生がそう叫んだ。そのとき生徒全員が俺を見た。俺は先生のほうを振り向いた。そのとき、生徒全員が一瞬、俺に恐怖したような顔をした。それは先生もだ。どうやら、今の俺の顔は自分の予想より酷い顔になっているようだ。
「い、いや…今度からはそーいうのは止めろよ…」
先生はそう言っただけだった。先生すら今の俺が怖いようだ。そう思いながら俺は寝床に付き、教科書を読み始めた。それと同時に、
(俺は自分の力を過小評価してたようだな…てことは、もう今日決行してもいいかもな…)
そう思い、教科書をしまい、最後の自分の本を読み始める。
それから、また時間が一気に立ち消灯の時間になった。渡辺は暦に殴られた後逆襲するわけでもなく教室の後ろで寝ていた。何もないと時間が経つの早いものである。暦も、眠っているのか目を閉じている。
(さぁ、今日で本も尽きた。食べ物ももう食べた。後は俺の精神を落ち着かせることだな。それと、あのサルが動くのを待つだけだ)
この暗闇の中、俺は精神統一をした。サルも昼間寝ていたからきっと俺に復讐するだろ。やるとしたら、ばれにくい夜だ。
(どんな単純低知能な奴でもそうするだろう。だからアレもそうするだろう。)
そう考えながら自分の寝床にいる。もし、物音が聞こえたらすぐに低い姿勢で移動できるように消灯の前に机の位置を少し変えておいた。そして、手には支給品のナイフ、ベルトに銃を装備をした。準備は万端だ。
十数分経った。教室の後ろの人影が立ち上がった。体格、身長からたぶん、いや、絶対あのサルだ。暗闇の中だから、すぐには動こうとしない。俺はその隙に自分の寝床を離れた。サルが起きて1,2分、アレは俺の寝床にたどり着いた。
「よぉ~!ほんだぁ~!昼はよくもやってくれたなぁ~!!」
そう叫けんだ。叫んだ時、影が動いた気配はない。どうやら誰も起きなかったようだ。
「へっへっへ、死ぬまで
そう叫び、俺の寝床を殴った。しかし、俺はすでに移動している。そのため床を殴った固い音がした。サルの顔は見えないけどわかる。驚きと怒りの顔をしているだろう。
「~~!!~~~~!!」
サルはもはやちゃんとした言葉を発さずただ声を上げている。だが、ここで騒がれ続けて誰かが起きるのは困る。
「おい、バカザル」
俺はあいつに聞こえるぐらいの声で挑発した。サルはしっかり俺のほうを向いた。そして、
俺は、サルの喉をナイフで貫いた。
きっとサルは何が起きたかわからない顔でいるだろう。だが、そんなのはもう関係ない。貫いたナイフを首から抜き、さらにサルの双眼に向けて横に一閃した。ナイフは深くサルの顔を切り裂いた。そしてサルは床に倒れた。絶命、まではしないが喉と顔の出血によって死ぬだろう。けど、ナイフで切られてもサルに動きがあった。何かを言おうとしているようだ。だが、聞こえるのは声ではなく空気が抜ける間抜けな音だ。そう、それが俺の今回の狙いだ。喉だけを刺し、声を上げさせてもしっかり出ないようにする。これによってやられた時の叫び声で別の奴らが起きることがなくなった。それを後、26人に殺るだけだ。
「さぁ、解放の時間だ!」
はい、新作出した後の11話目です。
新作はブラスクと違う書き方をしたので息抜きよりすこし真面目に書きましたね~
出したけど・・・ブラスク以上にグロイのが1話目から早々出てしまいました…
しかも、合計文字数、約ブラスク5話分というボリューム…
「なんて日だ!!」(意味不)
と、書いた後にそう思ったり、書き直したい、なんて考えております。
新作をね
まぁ~新作は今年中にはもう出しませんね
「あのボリュームをネタなしで今年中に出せるわけないじゃないですか。
ファンタジーやメルヘンじゃあるまいし。」
そして、ブラスクも今年中に出せるかわかりません
不定期更新だからね
しかたないね
そして今回のブラスク、時間経過が早すぎました
なにもないと書けませんからね…
でも、やっとブラスクが動き始めたな~と自分でも思いました。
やっと暦君が動いたからね。
ここまですごく、長かったです。
まぁ、ここまで続いたことが奇跡ですけどねw
それでは、今年はもしかしたら出せないかもしれませんが、
今後も、私の作品をよろしくお願いします!!
お気に入り登録と感想待ってます!
(私はお家で舞ってますw)
「暦君、今年中に教室出れるかな」
と、俺は毎日言うだろう
というか現在進行形で言ってる毎日である。