血塗りの監獄 -Bloody School-   作:蟲之字

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監獄生活1日目PM:2:00

食べ物について


5話目 「死の恐怖 殺す恐怖」

 暦のクラスは時間が経ってもいまだに食べ物についての争いが続いていた。しかし、殺し合いにはなっていなかった。そんな中でも暦は本を読んでいた。しかし、どこか不機嫌のようだ。

 

 (こんなうるさいクラス早く出たい。こんなうるさいとこだと読書に集中できない。けど、今動いてどうする。俺はあまり力がないから衰弱したところを狙うしかない。クソ・・・)

 そんなことを昼ぐらいからずっと思っていた俺のとこに足音が近づいてきた。その人物は田中先生だった。やはり、担任からするとこの状況だからあまり一人にさせたくないのだろう。

 「本田、こんなところで本を読むのもいいけど、少しだけでいいからクラスのみんなと今の状況を何とかしようよ。あぁ、そういえば本田はお昼何か持ってきているかい?持っていたらみんなに分けてくれないかい?」

 先生は、やはりみんなのことを大切にしているからこそそういう言葉をかけてくれるけど、今の俺にとってはただの不快な言葉でしかない。俺は先生も殺してこのクラスを出ると決めている。そのカギとなる飯すら奪いかねない存在になっている。いや、ただ殺意のある連中のほうがまだわかりやすいが、この先生はただ、純粋に考えているだけだ。しかし、そのほうがよほどの害悪だ。なにせ、自分では悪気があるわけでないからその行動が悪いことと分かっていないからだ。

 「すいません。でも、俺飯持ってきてないからあの中に入っても意味がないので。あと、本読んでいると落ち着くので」

 とにかく、先生の言葉に対してそう返した。飯は実際持ってきているが、やはりこの状況で一番大切なカギになるのでないことにした。本を読むと落ち着くのは本当のことだ。うるさくなければだけど。

 「そう、か。けど、できればだけど一人になろうとあまり考えてほしくないな。一人でいるよりみんなでいたほうが楽しいと思うぞ。」

 先生はそう言った。けど、俺にとってこのクラスにいるやつとは一緒になりたくない。なにせ、このクラスのやつはほとんどうるさいからだ。

 「いえ、俺、誰かと一緒になるの苦手なので。」

 遠回りに一人になりたいと先生に言った。そして先生は、

 「そうだったのか。スマンスマン。そうだ、ちょっとまってろ、面白いものをかしてあげよう」

 そういって先生は教壇のほうに行って何か本を持ってきた。しかも、その本は結構分厚かった。

 「今の高校生が読んでも面白くないと思うがこれ読んでみろよ」

 先生が持ってきたのは、なんと聖書だった。

 「いやー、朝にこれを交えた話をしようと思ったけどこうなっちゃたからな。でも、読んでみると意外に面白いから最後まで読んでみろよ」

 先生はそう言った後また、クラスの争いの中に戻っていった。しかし、聖書か・・・

 

 さらに2時間が経った。暦のクラスの争いについては。まだ続いているようだがほとんどの人がつかれているようだ。しかし、この後、異変が起こった。

 

 (聖書ってこんなに面白い本だったのか。全然今日中に読み終わる気がしないけど。というか、これって昔の人が書いたファンタジー小説みたいなものか。)

 そう思いながら俺は先生から借りた聖書を読んでいた。しかも、クラスの大半が疲れ切って静かになっているおかげで少し快適になった。けど、少し経ってから誰かのつぶやく声が聞こえた。その声もしだいしだいに大きくなっていき、

 「ふっざけんなぁ!俺は早く帰りてぇえんだよぉ!!早く出せやぁ!!!」

 最終的に叫び声になった。そう叫んだのはクラスの中でもオタクの分類に入る北野だった。北野はそう叫びながら教室のドアを殴り始めた。そのとき、約四時間ぶりに放送が入った

 「北野君~。無理だよ~そんなことしても。なんせ、このドアは防弾使用になっているからね。ちなみに窓はそれ以上に固いからね~。さぁさぁ、どうする~」

 さすがに、相手側はぬかりのない奴らだとは思っていたけど、まさかドアや窓を防弾仕様に変えているとは思わなかった。

 「俺はここから出ないといけねぇんだよぉ!!!」

 しかし、北野はアキの声は聞こえていないようだ。そして北野はなんと、支給された拳銃を取り出した。そしてすぐに撃った。その時銃声と叫び声が響いた。そして数秒の間クラスは静かになった。そしてクラスメイトを見渡してみたが誰も撃たれていなかった。よく見たらドアに少しだけ黒い焦げた跡がついた。どうやら北野はドアに向かって撃ったようだ。

 「おいてめぇら!銃持っているやつは全部俺によこせ!!このドアをぶち破る!!!」

 北野はそう言った。もちろん俺は出さないが、ほかのやつらは素直に出した。既に拳銃を持っているやつのいうことは従わないと撃たれるからだ。そして、北野は拳銃を約15丁手に入れた。そして、さっき撃ったドアに向かってまた打ち始めた。おそらく北野は同じところに銃弾を撃ち続ければもしかしたら穴があくかもしれないと考えているのだろう。そして、少しの間、教室の中に銃声が響いた。しかし、大体10発目の時、北野は、ずっと同じところに撃っていたが全然傷とかがなく次の弾を撃った。その時、銃声が聞こえたその一瞬後に、北野の頭に銃弾が飛んできた。北野の頭から血が噴水のように噴き出した。一瞬何が起こったがわからなかったが、これだけは分かる。そう、北野は死んだ。そしてクラス中に悲鳴が響いた。俺はそれを見たとき一人減ったと内心思ったが人間の死というものを始めて見た俺はこうも思った

(俺は本当に人を殺せるのか?殺した後、俺はどうなるんだ?)

 北野が死んでから約10分経って俺は少し落ち着いた。そして、周りが北野の死で混乱しているなか、なぜ北野が死んだか俺は考えた。まず、可能性があるとしたら、北野の銃を撃つタイミングと同時に別の誰かが撃ったことだ。そして、死体を見た。初めて見る死体は、銃弾が頭を貫通しないで中に残っている状態のようだ。少し気持ち悪くなったがそれでも俺は死体を見た。今後、人を殺すから死体になれていないとと思ったからだ。そして、一つ気づいたのが、銃弾の跡が正面しかないことだ。誰かが撃つとしたら北野の横側にいないとほぼ不可能だ。そして俺はほかの可能性を考えた。もし、あるとしたらおそらく跳弾だろう。北野が撃った弾はドアに当たった後に北野の頭に向かうように跳弾した。そのほうがつじつまが合う。その考えに行き着いたから俺は死体から離れた。そして、手に何かがついていると思って見た。手には死体の血がついていた。その時一瞬叫びそうになったがこらえた。

 (まて、たかが血じゃないか、俺は全員を殺すんだ。こんなとこで諦めでたまるか。)

そう自分に言い聞かせた。しかし、自分で人を殺せるか不安になった。

 

1年Bクラス。PM:4:34 一人死亡




 はい、5話目です。

 ここ最近は大体1週間に一つは上げるようにしています。

 けど、今後忙しくなるので今後はそうはいかないと思うので楽しみにしている方は

 「早く上げろよ」「こいつ逃げたな」

 そんなことを言わないで温かい目で待ってくれるとありがたいです
 (死んだ魚のような眼では待たないでくださいね)

 はてさて、やっとブラスクで人が死にました。

 ここまで来るのがここまで長いと思わなかったです

 だいたい3話目ぐらいで一人死ぬかと思ったのですけど。書いているうち話が膨らみ(ry

 後、登場人物の名前についてなんですけど、苗字しか出ていないキャラは基本適当なので同じ苗字方、

「悪気はないので許してくださぁい!もう再起不能ですぅ!!靴も舐めますから!!ペロ、ペロ」

 はい、冗談なしで本当にすいません。orz

 でも、ここだけの話、苗字しか出ないキャラは基本死にます。

 なので、名前は適当です。
(考えるのが面倒なのでW)

 後、もしかしたら別の作品か短編小説を書くかもしれないのでもしあげたらそっちも見てくれたらうれしいです

 まぁ、もしかしたらの話ですけどねw
 

 
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