血塗りの監獄 -Bloody School-   作:蟲之字

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監獄生活1日目PM:4:34

ドア、窓について

1年B組  一名死亡


6話目 「非現実の瞬間」

 暦のいる1年B組で初めての死者が出た。誰かに殺されたわけでなく、自分から自殺したわけでもなく、自滅という形だった。しかし、人が死んだという事実だけは何があっても覆せない。これによってさらにクラスは混乱していく。人の死というのを近くで見たため、ただ泣き叫ぶ人、発狂しかける人など、平常でいられる人一人としていない。そんななか、平常を保とうとしている人はいた。もちろん暦だ。しかし彼自身初めて死体を見たため自分は殺せるか不安になっている。

 

 (俺は最初から殺すって決めていた…なのにいざ死体を見たらこれかよ…俺に人を殺すのは無理なのかよ…でも、俺は…クソ、クソ…!)

 そんなことを思いながらおれは震える自分に言い聞かせた。人の死は怖い。さらに、自分が殺すとなるとさらに怖い。放送が入ってまだ1日と経っていないのに人が死んだ。閉じ込められてから約8時間。いつもは本を読んでいて短いと思っている時間も今はとても長く感じる。そして、俺が思ったのは、こんな状況になって一番にみんなを落ち着かせるように頑張ってくれている田中先生が動いていない。当たり前か。自分の教え子が死んだことは相当のショックになる。むしろ動けたらそのひとは超人か何かだろう。そう思いながら自分の手についた死体の血をハンカチで拭いた。しかし、密室のため水がない。だから血は手にこびりついている。そこは諦めた。

 

 そして異変、というかは動きがあったのはちょうど午後5時になった時だ。

 

 みんなが北野の死で混乱している中、いきなり窓にシャッターが下りてきた。そして当たり前のように放送が入る。

 「はいはいみんな~!アキちゃんからの放送がはっじまるよ~!!」

 人が死んでとてもじゃないがそんなのんきな放送を聞く気にはなれないが窓のシャッターについてだろうと思い少し耳を傾けた。

 「ボクからの放送は~、じゃじゃん!窓のシャッターについてです!おろした理由としては、別のクラスで窓に『助けて』て書いて外と連絡しようとしたからね。少し驚いたよ。壊せないなら外に助けを求める手段にするなんてね。でも、この学校の近くに人は来ないって言っといたけど念には念を入れてシャッターを下ろさせてもらたよ~」

 この放送はシャッターについての内容だが一つあいつらは情報をくれた。それは別のクラスの存在についてだ。別のクラスとは連絡手段がないが存在はしていることがわかった。そこまでの情報かもしれないけど俺はこのことを少し重要だとかんがえた。

 「ていうか、みんなボクの放送聞いてた~?無視はよくないと思うんだけど~?」

 どうやらアキはみんなが放送を聞いていないようで不服のようだ。それどころじゃないのに放送してきたあいつが悪いと俺は思って。

 「君たちさ~、いい加減に今の自分の状況を理解したら?人一人死んだ。ならラッキーだと思いなよ。あと29人殺せば出れるんだ。たかが一人の死でぎゃぎゃうるさいんだよ。虫唾が走ってしょうがない。今悲しんだところで無駄なんだよ」

 アキの放送は教室を一気に静かにした。午前中に斎藤に向けていった時のように鋭い刃のような口調と声になった。おそらく今アキは今の俺たちの空気が嫌いのようだ。

 「いつまで仲良しごっこしているつもりなんだい。君たちは一人しか出れない。いい加減わかっているよね。なら早く殺し合いな。」

 さらにアキはそう言った。俺の予想だとアキはかなりキレているようだ。

 「…そうか、殺さないと出れない。なら、殺さなきゃ。」

 静かな教室でそんな言葉が響いた。そして一人がロッカーに向かって走って行った。その人物はなんと田中先生によって一時的におとなしくしていた大谷だった。大谷はすでに武器は没収されていて何もないはずだ。しかし、大谷は自分のロッカーではなく別の人のロッカーを開けようとした。

 「大谷!テメェ俺のロッカー開けようとしてんじゃねぇ!」

 大谷がロッカーを開けようとしたとき一人そう叫びながら大谷に向かって走った。そいつは中野だった。さっきの発言からすると大谷は中野のロッカーを開けようとしていたらしい。

 「あ~あ、ボクの忠告を無視しちゃたね~!面白いことが起きるよ~!!」

 さっきまでの口調からいつも通りの口調に戻った、いや今まで以上に楽しそうにアキはそう言った。たしか、他人のロッカーを開けたら恐ろしいことが起きる。そして今、大谷が中野のロッカーを開けた。

 

  その瞬間。俺たちは現実離れしたものを見た。

 

 なんと、大谷が開けたロッカーから無数に触手みたいなものが出てきた。いや、それはよく見ると少し太いワイヤーだった。しかし、そのワイヤーは生き物のように大谷と中野を捕まえてロッカーに引き込もうとしている。まず、ほかの学校のロッカーよりは多きいとわいえ大人一人は入らない。それをこれらは無理やり入れようとしている。大谷と中野は抵抗したけどワイヤーに捕まった。大谷は体全体でロッカーにしがみつき抵抗した。しかし、ワイヤーの力はそんな抵抗でなんとかなるわけなかった。ワイヤーは大谷の四肢、首、腰に絡みついた、次の瞬間大谷に絡みついたワイヤーは勢いよく引っ張られたようにぴんと張った。それと同時この世の物ではないような音が響いた。大谷は絡みつかれていたところが切断されバラバラになった。大谷の胴体からは切られたところから勢いよく血が噴き出している。さらに切断面がほんの少し見えた。それはマンガやテレビが子供のお絵かきのように思えてくるほどのレベルだった。ワイヤーはバラバラになった大谷の体でまるで焼き鳥を作るような感覚で一本で貫いた後ロッカーの中に戻った。中野はその光景を見た瞬間どうやら体に力が入らなくなったようだ。そしてワイヤーに捕まりロッカーに飲み込まれた。

 「ハイ皆さん!黒板に注~目。いや~楽しいことが起こったねぇ。それでは今から黒板に映像を流します。中野君がどうなるかみんなで見てみよ~う!」

 アキはそう言った。あれを見た後で何も考えられなくなっている中、どのように映像を流すかわからないが俺は一応黒板のほうに向いた。その映像には中野が写っていた。中野は飲み込まれたときあまり外傷はないようだ。中野はどうやら滑り台みたいなもので滑り降りているようだ。そして少し開けるとこれに出る直前に中野は少し角になっている床に手を伸ばしへばりついた。その開けた場所はでかい機械があった。

 「はい、あれは僕たちが秘密裏に用意しておいた特製スクラップマシーンです。あれは10分に一回のペースで物をつぶします。しかもその鉄板はとてもアツアツでお肉はすぐに焦げてしまいます。あれでつぶされたらどうなるんだろうねぇ~。あっと!あと10秒でスクラップが始まりまーす!10!9!…」

 アキはスクラップまでの時間をカウントし始めた。あんなものに潰されたら人間は絶対生きられない。そんなことは分かり切っている。アキはなぜそんなことを聞いてきたか、いや、今は考える余裕がなかった。

 「…にー!いーち!ぜろ!!」

 アキのカウントとともに大きい金属音がとどろいた。マシーンの鉄板同士がぶつかった後だろう。そして画像の中野は、なんと床にへばりついていた上半身はそのままだが下半身が消えていた。おそらく下半身だけマシーンに巻き込まれたのだろう。しかも鉄板が高熱のため切断面は瞬時に焼かれ止血をされてしまっている。中野はあまりの激痛のためか悲鳴を上げれないようだ。そして上の鉄板が上がっていき、中野は下の鉄板に落ちていった。中野がいた穴と下の鉄板までは約4メートル。死ぬことはないがほとんどの確率で骨折をするだろう。そして中野は鉄板に落ちたとき鈍い音と焼けるような音が同時に響いた。

 「あーあ、素直につぶされていたら何も感じないで死ねたのに抵抗ちやうからあーなるんだよ~。また10分経つまできっと中野君は死ねないよ~死にたくてもね!あっはっはっはっは!!」

 教室にはアキの笑い声と中村の悲鳴の不協和音が響いた。アキの言うとおりあいつは下半身がない状態なのに大量出血で死なず、肉を焼く鉄板で10分苦しむことになってしまった。しかし、俺は苦しんでいる中野の映像を見続けた。異常な殺され方だとしても死体になれるためにだ。吐き気を感じたり恐怖を感じたりした。それでも俺は殺すために人の死ぬ姿に慣れようとした。

 

 

 (生きて、ここから出るために!…)

 

 




 はい、陸にあげられた魚のように口をパクパクさせ瀕死状態で出した6話目です。

 今回は今までで一番読みにくいと思います。

 なにせ会話文が少なく、殺される時の描写が多くなっているからです。

 人を殺す「アイディア」があったとしてもそれを「表現する力」がないので結構大変でした。

 音で表現するという方法もありますけど…どんな音かよくわからないの文で書いてみました。
 
 ちなみに、ロッカーと地下の機械についてはブラスクを考えた当初からずっと考えていたのでやっと出せ達成感が半端ないです。

 今後も少しずつ出せたらな~と思っています。

 今後の展開はいつも通りに書いている本人すらわからないので察してください。

 更新については、私自身が忙しくなるので一気に遅くなると思います。

 隙があれば執筆するようにはするのでできれば1ヶ月に1本は上げていきたいですね


 後、お気に入りや感想についてなんですけど、

 なんとこの超絶読みにくく、幼稚園児が書く文章よりもへたくそな私の分に感想を書いてくれたり、お気に入り登録をしてくれる人がいました!

 初めて見たときは

 「まさか、こんな文章能力のない私の作品に感想が入っているなんて・・・
あれ、おかしいな・・・目から塩分とか水分とかが出てくるぞ・・・やべ、泣いてる。
そうだ、ビールでも飲んでリラックスを・・・て、わし未成年や!」

 とまじで口に出しながら麦茶を飲んでました。

 ゑー、感想やお気に入り登録など、まーしてくれる人が増えたらまた上の文のことがまた起きるかもしれませんが、今後もブラスクを読んでいってください!







 (このあとがき読んで
 「誰が読むかバーカ」「もう二度と来るか」
とか思う人いるんだろうなーあははー)
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