消灯時間について
長かった一日が終わり二日目になった。電気は誰かがつけないといけないようで、B組はいまだに暗かった。ほとんどの人が精神的に疲れて眠っているのだろう。しかし、一部の人間は昨日の出来事が頭から離れずに眠ることができなかったり、寝ずに本を読んでいたりした。
そして時刻は9時となった。やっとB組に動きがあった。一番先に起き電気をつけたのは田中先生だ。
「おーい、お前ら起きろー」
その声と共に教室がいきなり明るくなった。俺はだいたい4時ぐらいに睡魔に負けて眠ってしまった。けどまだ眠い。黒幕のやつらは消灯時間をもうけて電気を消すくせにつけることはないようだ。そして今田中先生がつけてくれたようだ。
「お前ら、一応今日は学校なんだぞ。起きろー。」
先生は閉じ込められている状況でも学校だからか、全員にそう言っている。確かに今の時間は学校で授業をしている時間だが、今の状況だとそうそうそんな考えにはならない。しかし、先生はみんなが皆が起きるまでそうい言い続けた。
先生が起きろと言い始めてから約30分後、クラス全員が起きた。しかし、起きたからといって特別なにかやることがない。俺はそう思いながら先生から借りた聖書を読み始めた。にしても、昨日たくさん読んだはずなのにやっと新訳の半分を読み終えたところだ。なかなか読みごたえがある。
全員が起きてから15分が経った。何をするわけでもなく起こされたためか、ほぼ全員がなにもせずにボーとしている。田中先生も起こしたのはいいが何をするか迷っているようだ。しかし、その静寂も長くは続かなかった。起きてからずっとゲームをしている三人組が俺と違う方の教室のはじっこにいる。そして、しびれをきらしたのか、クラス一の荒くね者の渡辺がそいつらの元に近づいてった。
「おい、お前ら面白そうなの持ってるじゃないか。俺に貸せよ」
いつもはきっとあまり興味はないと思われるゲームが目の前にあったためか、渡辺はそう言って三人組に近づいた。俺は三人組について全く知らないがきっと渡辺を追い払うことはできないだろう。
「ふふふ、ふざけるな!だ、誰かお、おまえなんかに貸すかよ」
三人組の中の山本がそういった。しかし、体や声が震えているためか恐怖が思い切り表に出ている。
「おまぇ、それで脅してるつもりかよ。俺はテメェらを殺してぶんどってもいいんだぜ」
渡辺は昨日松崎にやったように袖でナイフを隠して他人に見られないようにしている。しかし、今回は山本以外の二人に見られている。
「お、おい、渡辺。お、おまえそ、袖にナイフをかか、隠してるだろ。お、おれたちにはバレバレだぞ。」
三人組の一人の神谷がそう言った。しかし、山本と同様に声が震えている。ほかのクラスメイトや先生には聞こえそうで聞こえないような声だったためかみんなそっちを見なかった。
「それがどうした。今は殺し合いの途中だぜぇ。殺しても罰もくそもねぇんだぜぇ。」
どうやら渡辺の怒りのボルテージは徐々に上がっているようだ。しかし、三人組の中でも一番壁際にいた富樫が不適の笑みを浮かべた。それと同時に銃声が響いた。
「渡辺ぇ、おまえ、その言葉を発したってことは殺されてもいい、てことだよな?」
富樫はそう言った。手には支給品の銃があった。さっきの銃声は富樫が天井に向けて撃った威嚇のようだ。そのあとすぐに渡辺の頭に銃口を向けた。渡辺は一瞬驚いたがすぐに山本の首にナイフを当てた。
「な、なら撃ってみろよ。そしたらお前のお仲間のこいつを殺すぞ。」
渡辺はそう言った。山本は完全に殺されると考えているのか、もう叫ばなかった。しかし、また教室中に銃声が響いた。
「やってみろよ。その前にお前は死んでるだろうよ。」
富樫は渡辺が言い終わった後すぐに発砲した。しかし、渡辺には直撃せず少し髪と耳をかすって黒板にあたったようだ。黒板が着弾点のところが砕けている。
「おれは少しずらしただけだ。渡辺。おれたちにはもう近づくな。そしたら殺さない。けど、次動いたら本当にお前を殺す。」
渡辺は富樫の言葉を聞いて山本を放し三人の前から離れた。その騒動の後すぐに先生が三人組のもとに行って事情を聞いているようだ。俺は騒動が終わったためまた本を読みなおした。
渡辺とゲーマー三人組の騒動が終わり30分経った。やることがないためまたみんなボーとしている。俺はもちろん本を読み続けていた。しかし、ゲーマー三人組が俺の近くに寄ってきた。
「あ、本田君。ここで本読んでるの?」
渡辺に向かって銃を向けた富樫が俺に話しかけてきた。
「そうだけど、何か用?おれも渡辺みたいに銃を向けてここからどかすのかい?」
おれはとりあえず富樫にそう言った。後半はギャグと皮肉を込めてそう言った。
「いやいや、そんなことはしないよ。そもそもおれ自身渡辺嫌いだからあんなことしたけどきみは、むしろ自分たちに似ているなと思っているんだ」
富樫はそう言った。おれとお前が似ているというところが不思議に思った。そして三人組の残りの二人もこっちに来た。どうやらゲーム機とその充電器を持ってきたところを見るとコンセントが目当てのようだ。しかし、こいつらが持ってきたゲーム機はなぜか4つだった。
「なんでゲーム機4つなんだ?」
おれは富樫のそういった。
「あぁ、これは北野のやつだ。あいつは死んじゃったけどあいつがやってたゲームのキャラはまだ生きているからな。仲間はずれにしたくないって感じの感情があるからな…ゴメン、なんか気持ち悪いだろ。で、おれたちそこのコンセント使っていいかい?」
富樫はそう言った。おれはうなずいた後どいてあいつらに場所を渡した。
「ありがとう。充電が終わったらおれたちどくから。」
あいつらはおれがどいた後コンセントに充電器をさしてまたゲームをやり始めた。そして、おれはあいつらから少しだけ離れたところでまた本を読み始めた。本を読んでるとき、富樫の言葉を思い出していた。
(先生とは少し違うけどあいつらみたいに考える人もいるんだなぁ…いや、あいつらは現実を見てなくてゲームしか見てないのかも。そして、あいつは俺が似ているって言ってたけどおれはお前らみたいに仲間はいない。何より…
そこまで太っていない)
死ぬほど恥ずかしい間違いを見つけた後に書いた九話目です。
最初に気付いたのは私自身ではなく同じ学校でブラスクを読んでくれている友達でした。
そのことは活動報告にも書いたんですけど
「まじでスクラップマシーンで両面ウェルダンで焼かれた後につぶされたいと」願うほどに死ぬほど恥ずかしくなりました。
自分で書いておきながらタイトルの漢字のミスをいまさら気づくのは、もう死ぬしかないんでしょうか・・・
まぁ、ネタ的には美味しいと今は考えていますW
前回からあまり時間をかけずにあげれたのは、
完全にまぐれです!!(ドヤッ
ま、タイトルのミスもありましたけど
今後もうブラスクをよろしくお願いします!
(呉、地塗の監獄 正、血塗の監獄です)
(今まで読んでくれていた人には謝罪を。修正後から読んでくれた人は・・・
キニスルナッ!!