ダンガンロンパ ロストワード 作:りょうぴー(創作論破書き)
モノクマ『死体が発見されました!一定の自由時間の後、学級裁判を開きます!』
豪徳寺「音無…さん…!!」
嗣宮「そ…そんな…!」
星野「と、とにかくアイツを降ろすぞ!」
オレは椅子に乗って音無を地面に下ろした。
星野「首を吊って死んでる…自殺…なのか…?」
豪徳寺「分からない…そう見せかけた他殺である可能性も考えられる以上、裁判で話し合わなければならないな。映雪さんの捜索もしなければならないが、一旦他の皆を呼び集めよう。」
嗣宮「うん…そ、そうだね…」
走行しているうち他の奴らも集まってきた。
坂田「う…嘘やん…音無、ほんまに自殺したんか?」
豪徳寺「いや、おそらくは自殺では無いだろうな。」
木崎「え、そうなの?」
海道「なにか根拠はあるのかい?」
豪徳寺「いや、まだ自殺ではないと決まった訳では無いが…おそらく第三者たる不審者が音無さんを殺したと見てとれるかもしれないよ。」
犬木「不審者!?」
豪徳寺「嗣宮くんは倒れている映雪さんのすぐ近くで不審者と遭遇して、その時の映雪さんは怪我を負わされて気絶させられていたらしい。おそらく犯人は映雪さんに姿を目撃された、もしくはその寸前にまで追い込まれたから映雪さんを襲い、介抱しようとした嗣宮くんにも危害を加えた…」
豪徳寺「結果的には犯人が死亡確認を怠ったお陰で嗣宮くんは幸運にも命拾いしたが映雪さんは未だに行方不明…なにはともあれ2人が襲われた理由と音無さんが殺された理由は少なくとも無関係とは言いきれないだろうね。」
犬木「マジかよ…!」
木崎「そんな…コロシアイはもう起きないはずだったのに…」
新城「チッ、防ごうと努力してその様か…」
犬木「おい、流石に今の悪態はねーだろ!木崎たちだってコロシアイはゴメンなのは同じなんだからよ。」
海道「いや…この件には僕らにも責任がないとは言えないよ…お詫びのしようも無いさ。だから犯人を探すために頑張るよ。」
海道「って、そういえば映雪さんも行方不明なんだよね…?嗣宮くんは最後に見てからの行方は知らないのかい?」
嗣宮「誰かに殴られて気絶したところを見かけたんだけど…僕も誰かに襲われて、それからは映雪さんのことは見てないんだ…」
木崎「そ、そうなんだ…」
麦畑「雪菜お姉ちゃまもいないのですか…もしかして…雪菜お姉ちゃまも…もう…!」
犬木「お、おい!縁起でもねーこと言うな!!」
新城「どちらにせよ捜査しないことには始まらないんだ。映雪の捜索も事件の調査もどちらもしなければならないんだからな。早く始めるぞ。」
星野「あ、おい待てよ!映雪もそうだけど…そういやまだ光明寺が来てないな…木崎、なんか知らねーか?」
木崎「朱里ちゃん?そういえば私たちも見てないな…」
嗣宮「え、木崎さんも会ってないの?」
海道「光明寺さん、どうやら僕らのことも信用出来ないらしくて…超高校級の小説家の研究教室に籠りっきりだと思うよ。」
坂田「なんやそれ、自分の研究教室に行かんのかいな?」
木崎「朱里ちゃんは『重いもので扉を防げる所なら安心出来る』って言ってたから…」
星野「マジか…どんだけ警戒してんだよ!とにかくあいつも呼びに行くぞ!光明寺もいねーと話になんねーからな。」
海道「なら、僕も行くよ。多分何かしら重いもので扉を塞いでるだろうから、彼女のいる所を無理やり開けるしかないからね。」
木崎「う、うん。お願い。私たちがいくら言っても聞かなかったし。」
海道「そうだね。彼女を呼んだら音無さんの死因の調査と映雪さんの捜索だ。行こう星野くん。」
星野「だな。木崎、悪いけど相棒頼めるか?アイツ怪我してあんまり動けねーらしいからさ。」
木崎「うん、手当は任せて。」
星野「相棒、今回の調査はオレに任せとけよ。学級裁判でもうまいことやっからな!」
海道「嗣宮くん、今は安静にした方がいいよ。頭をやられたのなら尚更だからね。」
嗣宮「う、うん…そっちは任せたよ。」
相棒を木崎に預け、オレと海道は超高校級の小説家の研究教室へと降りていった。
星野「あれだけ5人合わせて啖呵切っといてまたひとりで孤立するとか、アイツ何がしてーんだ?」
海道「僕たち4人のこともあんまり信用して貰えなかったな。それほど警戒してたんだと思うよ。」
星野「まったく…いくら警戒した所で実際今みたいに学級裁判が起きたら警戒とか信用出来ないとか言ってる場合じゃねーだろうが!」
海道「皮肉なことに結局光明寺さんの予言してたことは当たっちゃったみたいだね…彼女、どう思ってるんだろう…」
星野「本人に聞かなきゃ分かんねーだろ…って、やっぱカギ掛かってるか…」ガチャガチャ
星野「おーい!光明寺!!早く出てこい!!」ドンドン
海道「光明寺さーん!!」ドンドン
星野「ダメか…仕方ねーな、隣の教室の窓から入るか。」
海道「え、窓を伝って行くのかい!?」
星野「それしかねーんならそうするっての!小説家の研究教室のすぐ隣は…」
海道「犬木さんの研究教室だね。」
星野「後で犬木には謝っとくとして…とりあえず入らせて貰うぜ!」
海道「ご、強引だなぁ…」
オレは犬木の研究教室から隣の相沢の研究教室へ向かうことにした。カーテンを退かして丁度いい大きさの窓を開けようとしたその時だった。
オレの体に、再び悪寒が走る。
星野(何でだ…?何で窓の外から嫌な気配がすんだよ…)
心の中で「そんなことがあるはずがない、2度も起きるなんてありえない」と必死に念じ、オレは手を震わせながらそっと窓に触れ、勢いよく開けた。
星野「…あぁぁっ!!」
オレが目にしたものは…
首は経し曲がり体からは血を流し…
瞳孔を開いたまま自らの死を受け入れていないかのような表情で…
固まったまま二度と動かなくなっていた『超高校級の預言者』光明寺朱里の姿だった。
星野「こ…光明寺…」
海道「う、うわぁぁぁぁっっ!!!」
海道の叫びを聞いたのか、嗣宮を手当している何人かは除いて先に下に降りてきた。
坂田「はぁ…はぁ…な、なんや…!何が起きたんや…?」
犬木「お、おい何だよ!?どうしたんだよ!!」
海道「み、みんな…!!」
坂田「う…嘘やん…!?こ、光明寺まで…こないな…」
犬木「死んでる…のか!?マジか…!光明寺…!!」
新城「…」
モノクマ『死体が発見されました!一定の自由時間の後、学級裁判を開きます!』
一瞬、みんなを沈黙と動揺が襲いかかった。
そりゃそうだ。オレたちは一度に2人も新たな犠牲者を目撃してしまっている。そんな状況でざわつかない方が不自然な程に、オレたちにとってショッキングな出来事だった。
モノクマ「あちゃー…2人も殺されてしまいましたか…」
星野「モノクマ!!」
モノクマ「まぁ死んだものは仕方ないし、裁判も控えてるし、チャッチャと切り替えて行きましょう!という訳でお馴染みモノクマファイルの出番です!」
コトダマゲット!【モノクマファイル3】
坂田「ちょ、ちょい待ち!今になっても映雪がおらんのやけど、もしかして映雪も死んだとかちゃうか…?」
犬木「はぁ!?お前縁起でもねーこと言うなよ!!」
海道「お、落ち着いて!!こういう時こそ冷静になって捜査しなきゃ。映雪さんのことも気がかりだけど裁判も僕らの命がかかってるし…」
モノクマ「え?もしかしたら死んじゃってるかもしれないよ?」
星野「おい!くだらねー冗談はやめろ!!」
モノクマ「はーい、辞めまーす…まぁどっちにしろ犯人が映雪さん殺した時点で自動的に呼び出しておしおきするんだけどね。」
新城「へぇ…今になって新ルール追加か。」
モノクマ「新ルール?いや、ただ単に暗黙の了解的なところで忘れてただけだけど…」
全員「……」
坂田「いやそないなことは忘れんなや!!」
モノクマ「あー…うん、そうだね。」
海道「な、なんか投げやりだね…」
犬木「映雪が今の時点じゃ多分生きてるってのは分かったけど、なんで呼び出して処刑するんだ?」
モノクマ「決まってるでしょ!一度に3人4人も消えるとゲームが成り立たなくて面白くないじゃん!」
新城「それもそうだな…フン…」
モノクマ「というわけで…一応、3人以上殺害は例外無くおしおき…って、校則にも追加しておくからオマエラもよーく覚えておくんだね!」
坂田「なら最初から書けや…」
モノクマ「というわけで改めて…映雪さんの捜索と推理頑張ってくださーい!」
そう言うとモノクマは逃げるようにしてこの場を立ち去った。
コトダマゲット!【姿を現さない映雪】
犬木「なんなんだよアイツ…」
麦畑「まるで何がしたいのか分からないのです!」
新城「チッ…まぁいい。あのバカグマは放っておいてさっさと捜査を始めるぞ。」
星野「だ、だな…にしても新城、お前切り替え早いな…」
新城「お前らが単にもたついてるだけだ。オレにはお前らを待ってる暇はない。」
相変わらずムカつくやつだな…とにかく、オレたちも捜査を始めなくちゃな。
捜査開始
星野「モノクマファイルによると、音無の死因は首を吊ったこと、光明寺の死因は窓から突き落とされて転落死したこと…って書いてあるな。」
新城「死因については間違いないだろうな。それにしても音無の死因、昼間オレたちが見たトゥモローアカデミーの寓話にどうも近いものを感じるな…最も、こちらは犯人による他殺という点では違いはあるが。」
星野「確かにそうだな…見立て殺人ってヤツか?けど、何か引っかかるんだよな…」
海道「言われてみれば、首吊りで死んだ生徒と3人以上殺せないルールがあったから3人目の見立て殺人は出来ないということを考えても光明寺さんの見立てについては出来てないし、それを狙ったならどうも中途半端な気がするんだよね…」
坂田「まさかぁ…見立て殺人して犯人的に得することなんかあるんか?」
新城「さぁな。犯人が何を考えて2人殺したか…なんてことは、今は些末な事だ。他に調べるべきことがあるだろ。」
海道「そ、そうだね…今は犯人を突き止める方が優先だもんね。」
星野「じゃあオレは窓から行って部屋の中を確認しとく。内側からなら扉を開けられるかもしんねーしな。」
海道「お、落ちないように気をつけてね…」
坂田「ほなウチらはもう1回開けられへんか試して見よか?」
海道「うん。そうだね。」
オレは窓の外から校舎を出て、パイプに捕まりながら慎重に隣の教室へ移動した。
星野「よっと、ついた!」
オレは超高校級の小説家の研究教室の窓から侵入し、部屋全体を見回した。
星野「なんだこりゃ!ひでぇ荒らされ方してんなー…」
犯人とでも争ったか?1つ倒された本棚があるじゃねーか…とにかく、まずは内側から扉を塞いでた障害物を取り除かなきゃな…
扉の所にはご丁寧に下に重い本が積まれていた本棚が設置されていた。多分、光明寺が本棚を設置する時に中身を入れ替えたんだな…
コトダマゲット!【入れ替えられた本棚の本】
海道「星野くん、どうかしたかい?」
星野「ん?あぁ、悪い!必要なのを調べてたとこだ。今本棚退かすから待っててくれ!」
オレは無理やり本棚を持ち上げようとしたが、なかなか上手く持ち上がらない。
何かで固定されているのか…?
コトダマゲット!【固定されていた本棚】
星野「なんだ、これ…仕切り板か?」
本棚の仕切り板を底に敷いて固定したのか…オレは仕切り板と本棚の中の本を取り除いてから本棚を元あった場所に引き摺った。
星野「よし、本棚どかしたぞ。」
海道「ありがとう。これで調査できるよ。」
星野「そういや気づいたことがあんだけど…オレが直すまでここの本棚全部倒れてたんだよな。」
海道「本棚が倒れてた…もしかして圧死させようとしたのかな?」
坂田「圧死ぃ!?恐ろしい事考えるやっちゃな…」
星野「かもな…けど光明寺はあの本棚の下敷きになって死んだわけじゃないんだよな。」
新城「入口を塞いでいたが本棚が倒れてきたので、それを避けようとして逃げ場を作ろうと窓を開けたのだろうが…そこで運悪く引っかかって身を投げ出してしまったということか…」
星野「判定としては自殺になるのか他殺になるのか…犯人が本棚を倒して殺そうとして結果的にターゲットが死んだってなら他殺になるんじゃねーか?」
坂田「んー…そこら辺どう判断されるんやろか…まぁ一応犯人が直接的に殺せなかったとしても犯人の策略にハマったから殺されたとかそんな感じで判定されるんちゃう?」
新城「結局モノクマの奴の匙加減だろうが…まぁそういうことだろうな。」
犬木「おい星野!アタシの研究教室勝手に入っただろ!!靴の跡残ってんじゃねーか!!」
星野「やべっ!!わりぃ、犬木…入口塞がれてたからこっちから入るしか無かったんだよ…」
犬木「はぁ…ならいいけどよ。悪いと思ってんならアタシの部屋の捜査手伝えよ。多分アンタの前に犯人がここ入ってったかもしんねーし。」
星野「お、おう!任せとけ。」
オレは犬木を手伝うために早速超高校級の猛獣使いの研究教室を見回った。
星野「…?なんだこの足跡。」
犬木「足跡?見てみっか。」
壁には微妙に茶色く煤けた跡が残っていた。
犬木「この足跡…まさかアンタのじゃねーよな?」
星野「当たり前だろ!オレの靴の先っちょととサイズが全然違うじゃねーか!」
犬木「わーってるって。犯人のだろ?アタシの靴…ってかサンダルのサイズとも合わねーし。けど先っちょしか残ってねーんじゃ判別できねーな…」
星野「…だな。何にせよ犯人はここで壁を蹴ってその衝撃で本棚を倒した…ってことになるな。」
オレは壁をノックして部屋の壁の強度を確認する。
案の定ボスボスと鈍い音が部屋に鳴った。
犬木「アタシの教室、手抜き工事じゃねぇか…」
コトダマゲット!【蹴飛ばした跡】
星野「ってか、ここのゴミ箱も倒れてんな。蹴飛ばした時の衝撃で偶然倒れたか?」
オレは小さいゴミ箱を拾い上げる。中には小さなビニールの袋が入っていた。
星野「菓子の袋か。」
犬木「お、そうそう。アタシ、腹減ってた時は何回か食堂に忍び込んで食いもん探してんだ。」
星野「夜時間にか…ってか今も手に持ってるじゃねーか、そのグミ的な何か。」
犬木「ん、あぁ。このグミか?」
新城「そいつはオレが作った。」
星野「し、新城!?」
あの新城が…犬木に菓子を作った…!?
星野「ってか、そもそもお前菓子なんか作るのか…んな乙女チックな趣味あったのか?」
新城「趣味とまでは行かないが…食堂の冷蔵庫にジュースとゼラチンがあったから作った。」
星野「お、おい…ウソついてねーだろうな?」
犬木「本当だ!アタシはアイツが忍び込んでコソコソ作ってる所見たぜ!」
新城「ゲームする時は糖分がいるからな。よく妹に作って貰ってたら…知らないうちにオレも菓子作りが上手くなってた、てわけだ。」
犬木「い、妹?新城、オメー妹いたのかよ…」
新城「…昔の話だ。今のこの学園生活では関係ないだろ。」
星野「お、おい…」
新城「無駄口を叩いてる暇があればさっさと調査しろ。オレは別の所に行く。」
新城はそう言うとまた教室を去っていった。
菓子作りが出来るのも驚いたが…アイツ…妹がいたのか…
相棒や豪徳寺が言ってた通りだ…超高校級のゲーマー、新城柊弥…ますます謎が深まるやつだな…
コトダマゲット!【ゴミ袋】
さっきは捜査しそびれた音無の研究教室…もう一度見に行くか。相棒の様子も見に行かなくちゃな。頭殴られてるんだし大事に至らなきゃいいんだが…
木崎「あ、星野くん!」
星野「よっ、相棒の怪我はどうだ?」
麦畑「だいぶ良くなってきたですよ、でもまだフラついてるから激しい運動はしない方がいいみたいなのです!」
木崎「あ、ひなちゃん。解説ありがとう。」
嗣宮「その…メッセージで見たんだけど…光明寺さんも亡くなってたんだよね…?」
星野「…あぁ。」
麦畑「そんな…酷いのです…」
星野「悲しんでばっかりもいられねーぞ。音無と光明寺を殺した犯人を探さなくちゃなんねーからな。」
オレは拳を握りしめながら、音無の死体が降ろされた所へ向かった。
星野「わりぃ、ちょっと失礼するぜ…」
オレは音無の死体に一礼してから近づいた。
見たところ死体の状態は首吊り跡以外に何も残ってないか…
いや待て…なんかおかしいぞ?
首吊りに使われたピアノ線…何か「擦れた」部分があるな…
星野(…やっぱそうか!音無は誰かに首を絞められて殺されたんだ!)
コトダマゲット!【ピアノ線】
けど、これだけだと絞殺だって言いきれねーな…他になにか怪しいところはないか…お、音無の首のところ…何か跡がついてるな…
木崎「ど、どうしたの?」
星野「木崎、音無の首元見てみろよ。」
木崎「首元…何か引っ掻いた跡があるね。」
嗣宮「引っ掻いた跡…それって、死ぬ前に音無さんが抵抗してたって事…?」
星野「だろうな。そうとしか考えらんねーよ。」
麦畑「仁菜お姉ちゃまは犯人と争ったけど、抵抗もむなしく殺されちゃったのですね…」
コトダマゲット!【首の引っ掻き跡】
お、新着メッセージ…豪徳寺からだ!
ゴウトクジ『映雪さんを発見した。光明寺さんの研究教室で気を失っていたらしい。』
星野「映雪が見つかったらしい!」
木崎「ほ、本当!?」
星野「光明寺の研究教室だ。オレは先行ってるから、お前らはそこで待っててくれ!」
嗣宮「ま、待ってよ星野くん!」
麦畑「あ、新お兄ちゃま!まだ走っちゃダメなのです!」
木崎「もう、嗣宮くん?けが人はじっとしてる事!」
嗣宮「そ、そうだよね…ゴメン…」
オレは急いで超高校級の予言者の研究教室へ向かった。
星野「よう豪徳寺。映雪見つかったんだってな。」
豪徳寺「早いな君は…まぁとにかく彼女も無事…とは言えないが見つかって何よりだよ。」
豪徳寺「大丈夫かい?映雪さん。立てないのなら僕が手を貸そう。」
映雪「星野くん…豪徳寺くん…ごめんなさい、世話を焼かせてしまって…」
豪徳寺「なに、気にすることはないさ。それより、映雪さんを見つけるまでに僕が見つけた手がかりになりそうな証拠を君にも伝えておくよ。」
星野「よし、頼むな。しかしこの部屋もまぁひでぇ荒らされ方してんぜ…」
豪徳寺「だね。それよりまずは報告が先決だ。まず、光明寺さんの研究教室にはこのような黒い布切れが落ちていた。」
星野「布切れ…?何のだ?」
豪徳寺「僕も詳しくは分かり兼ねるが…これが気絶していた映雪さんの上にかぶさっていたんだ。」
星野「よくわかんねーけど…まぁとりあえず重要そうだし覚えとくか。」
コトダマゲット!【黒い布切れ】
豪徳寺「次にこれを見てくれ。超高校級の予言者の研究教室に置いてあった備品なんだが…」
星野「石版…みてーだな。」
豪徳寺「モノクマが言うには『予言の石版』なるものらしい。意味は無いがそれっぽいからという理由でここに置いたのだとさ…」
コトダマゲット!【予言の石版】
星野「んだそりゃ…とりあえず持ってみるか…よっ!意外と重いな…」
豪徳寺「まぁ石版と名を冠している通り石で出来てるからね…重くて当然だ。それにこれを見てくれ。石版の面に返り血がついてるだろう?」
星野「お、本当だ!多分襲われた時にこれで殴られたんじゃねーかな…映雪、お前気を失う前誰かに殴られたとかそういうのはなかったか?」
映雪「いえ…私の場合は多分…覚えてないけど誰かに後ろから息を塞がれて気絶させられて…」
星野「映雪は絞め落としでやられたか…じゃあこの返り血は相棒のもので決まりか。」
映雪「嗣宮くんも襲われたの!?」
星野「あぁ。今木崎と麦畑が手当してる。」
映雪「そうだったのね…彼、大丈夫かしら…?」
星野「心配いらねーよ。打ちどころが良かったのか死にゃしなかった。」
コトダマゲット!【石版の返り血】
豪徳寺「あぁ、そういえば映雪さん、君が襲われるまで何をしていたか聞かせてくれないか?」
映雪「私が何をしていたか…?」
豪徳寺「君を犯人だと疑っている訳では無いが…僕らは君が行方不明になるまで何をしていたか分からないんだ。君の疑いを晴らすには君の証言が必要なんだ。頼むよ。」
映雪「そうね…分かったわ。じゃあ2人とも、私の研究教室に来てくれるかしら?」
オレたちは映雪の研究教室の方へ移動した。
映雪「私は事件が起きるまで、自分の部屋でスケートの練習をしていたわ。」
星野「へぇ…なるほどなぁ…脱ぎっぱのスケートスーツがあるのはそれでなのか?」
映雪「し、仕方ないでしょ!私は片付けが苦手なの!それに、あの時襲われるなんて思わなかったから、片付けようがなかったじゃない!」
星野「そ、そっか!変な事聞いちまってすまねぇな。」
豪徳寺「お、落ち着きたまえよ…君が片付け苦手でも僕は気にしないさ…」
映雪「んんっ!それより話を戻しましょう。いいわね?」
星野「お、おう…続けてくれ。」
映雪「練習を終えてから私はスケート靴の刃の研磨をしていたわ。」
豪徳寺「あの椅子のところにある砥石か。」
コトダマゲット!【スケート靴用の砥石】
映雪「それからは休憩と気休めに校内を散歩していたけど…その時に後ろから襲われて気絶してしまったの。」
星野「相棒の時とだいたい同じ流れだな…後は気絶してて何も覚えてないってとこか?」
映雪「…そうなるわね。」
豪徳寺「うん。話してくれて感謝するよ。」
コトダマゲット!【事件前の映雪のアリバイ】
「キーン、コーン、カーン、コーン…」
モノクマ「はい、という訳でお待ちかねの学級裁判タイムです!オマエラ、至急庭のモノクマ像へカモーンベイベー!」
星野「もうそろそろ裁判が始まる頃か。とりあえず行こうぜ。歩けるか?無理ならオレが支えてやるよ。」
映雪「ええ。大丈夫よ、ありがとう。」
オレたちは庭のモノクマ像に集まった。既に皆は集まっていた。
星野「相棒、調子は大丈夫か?」
嗣宮「うん。何とかね。」
坂田「けど荷ぃ重いな…3回目の学級裁判やで…しかも今度は2人も殺されたんやし…」
木崎「けど、やるしかないよ。犯人を見つけなきゃ私達も全員処刑されちゃうもん。」
木崎の言う通りだ。オレたちは生き延びるためにも、何があろうとも犯人をつきとめなくちゃならない。
緊張と不安が共鳴するようにエレベーターが下へ降りる。
モノクマ「はい、という訳で、分かってると思うけどオマエラは自分の席についてください!楽しい楽しい裁判タイムの始まりだよーっ!」
オレたちの命を預けた3度目の学級裁判が…
今、始まる!!!
黒幕は誰だと思いますか?
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嗣宮新
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櫻坂香子
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海道瑞樹
-
犬木律花
-
相沢優馬
-
坂田英美里
-
浜垣純也
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映雪雪菜
-
車木鉄矢
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光明寺朱里
-
豪徳寺大夢
-
音無仁梨
-
星野由宇樹
-
麦畑・ティファニー・妃乃
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新城柊弥
-
木崎友梨奈