ダンガンロンパ ロストワード   作:りょうぴー(創作論破書き)

19 / 29
【モノクマファイル3】
音無の死因と光明寺の死因が書かれている。音無は首を吊ったことが原因、光明寺は窓から突き落とされて転落死したことと書かれているようだ。

【姿を現さない映雪】
事件前、映雪はずっと姿を現していなかった。誰も映雪には会っておらず、星野と豪徳寺が見つけた時には誰かに襲われていたようだ。

【入れ替えられた本棚の本】
最初に相沢の研究教室に入った時と本棚の本の配置が変わっている。光明寺が部屋に籠る時に本の重さを調節するため入れ替えたようだ。

【固定されていた本棚】
本棚が仕切り板によってドア付近にがっちり固定されていたようだ。

【蹴飛ばした跡】
本棚を隣でけとばしたようだ。この行動で光明寺は警戒心を高めたようだが…?

【ゴミ袋】
何の変哲もない菓子のゴミ袋、菓子は新城が作ったと言っていたが…?

【ピアノ線】
擦れたあとのあるピアノ線。音無が首を吊る道具にはこれが使われたようだ。

【首の引っ掻き跡】
音無の遺体の首にあった引っ掻き傷。音無は死ぬ直前まで抵抗していたようだが…?

【黒い布切れ】
映雪の上にかぶさっていた黒い布切れ。

【予言の石版】
予言の石版と呼ばれている謎の板。光明寺の研究教室にあったらしいが…?

【石版の返り血】
嗣宮はこの石版で殴られたようで、石版の面には彼の血がついている。

【スケート靴用の砥石】
映雪は事件が起きる前はスケート靴を研いでいたようだ。

【事件前の映雪のアリバイ】
映雪は事件前、校内を散歩していたが、そこを何者かに襲われて気を失ってしまったようだ。


転がる岩、君に絶望が降る 学級裁判編 その1

学級裁判 開廷

 

モノクマ「ではまず、学級裁判の簡単な説明をしておきましょう。学級裁判では『誰が犯人か?』を議論し、その結果は、オマエラの投票により決定されます。正しいクロを指摘出来ればクロだけがおしおき、もし間違った人物をクロとした場合は…クロ以外の全員がおしおきされ、生き残ったクロだけがこの学園から卒業出来ます!」

 

星野「おっし、じゃあ早速光明寺と音無を殺した犯人について話し合っていくか。」

 

嗣宮「う、うん…頼むね。」

 

海道「事件の状況を簡潔にまとめると…音無さんと光明寺さんが殺されて、近い時期に嗣宮くんと映雪さんが襲われた、ということは分かってるよね。」

 

新城「あぁ。だが映雪と嗣宮が奇しくも2人とも襲われたという事実については疑問が残るな。」

 

麦畑「疑問?なんなのです?」

 

新城「そうだな…例えば、一連の事件は嗣宮と映雪の仕組んだ狂言だった…とは考えられないのか?」

 

映雪「…!?」

 

嗣宮「えっ…?し、新城くん?」

 

木崎「そ、そんな!」

 

星野「な、何言ってんだよ!!そんな訳…」

 

新城「無いとは言いきれないだろ。星野と豪徳寺が見つけるまで、実際にあの二人の姿を見た奴らはこの中にいるか?」

 

木崎「待ってよ!とにかく、まずは2人が本当に犯人か証拠を確かめようよ!」

 

豪徳寺「君が彼らを疑うのももっともだが、実際2人の話が本当かどうかは調べたことを話し合えばわかる。だから早計は良くないだろう。」

 

新城「早合点しているのはお前たちだろ。オレはあくまでも可能性の話をしただけだ。」

 

映雪「だいたい、私たちが共犯関係を作ったところでなんのメリットがあるの?」

 

新城「普通共犯関係なら共犯者は脱出出来ないというルールがあるが…1人1人で別々の相手を殺したとなると2人が生き残って脱出出来るという考えがあったんだろうな。」

 

モノクマ「そうだね。ルールの定義的には2人のクロが1人ずつ殺したとなると、必然的にクロは2人になって、上手く行けばこの学園から卒業出来るということになるからね。」

 

モノクマ「1人が殺された後に捜査が始まってその後にまた新しい人が殺された…という場合なら別々の事件として判定して最初に殺された方を犯人にしてたけど、今回のケースは行方不明だった映雪さんと嗣宮クン以外の全員が見つけるまでのラグがあったとはいえ被害者がほぼ同じくらいのタイミングで見つかった場合、犯人が2人の場合は同じ事件の犯人として、その2人が処刑されるか卒業するかにということで対応させていただきます!」

 

新城「犯人が協力を仰いだ理由はアリバイ確保や1人では難しいトリックの準備…考えられる理由もいくつかはある。まぁ、それもいずれ話し合えば分かるはずだ。早速話し合おうじゃないか。」

 

星野(やべぇな…相棒と映雪に疑いがかかってる…まずは新城が納得する証拠を突きつけて、2人の無実を証明しなくちゃいけねーよな…!)

 

星野(相棒が襲われて調査ができなかった分、オレがなんとかフォローするしかねーな!よっし、相棒ほど冴えた推理はできねーだろうが、やってやるぜ!)

 

ノンストップ議論

 

坂田「ほんまに映雪と嗣宮が犯人なんかいな?」

 

麦畑「何か根拠はあるのです?」

 

新城「事件前、光明寺の1件があって以降…奴らは誰にも会うことはなくどこかへと姿を消していた。」

 

新城「そして姿を見かけなかった間、奴らは互いに、「気を失った」と言っていた。」

 

海道「怪我していた嗣宮くんはともかく、''映雪さんにはアリバイがない''となると…」

 

犬木「じゃあ映雪が嗣宮を死なねー程度に殴って…それから倒れたフリをしたって言うのか?」

 

新城「万一共犯関係がバレそうになった時の保険をかけたんだろう。」

 

新城「そして、犯人が1人だと思い込ませてオレたちの不正解を狙ったんだろうな。」

 

坂田「言われてみれば分からへんでもないけどな〜…」

 

木崎「で、でも…逆にあからさますぎて犯人じゃない可能性もあるでしょ?」

 

新城「もちろん、それも否定はしないがな。」

 

麦畑「結局、どっちなのです…」

 

【事件前の映雪のアリバイ】→''映雪さんにアリバイはない''

 

星野「それは違うぞ!」

 

BREAK!!

 

星野「いや、映雪にはアリバイがあったはずだぜ。アイツは襲われて気を失う前は、ずっと自分の研究教室にいたんだ。その後、あいつは気分転換に校内を散歩しようと歩き回っていた…って、オレはあいつの口から聞いた。」

 

新城「なるほどな…なら、その証拠というものを見せてみろよ。」

 

星野(もちろん、それを証明する証拠もあったはずだ…)

 

【スケート靴用の砥石】→提出

 

星野「これだな!」

 

星野「このスケート靴用の砥石だ。研いだあとが残ってんだろ?」

 

麦畑「確かに、砥石の色が薄くなってる部分があるのです!」

 

豪徳寺「彼と一緒に調査していた僕からもう少し補足させてもらうと、彼女の研究教室には脱ぎっぱなしのまま雑に放置されていたスケートスーツがあった。緊急事態ならともかく犯人としては時間のあるうちに物証になりうるものだから片付けておきたいだろうが…彼女は片付けが苦手なタイプの人間だ!あれを片付けた方がかえって不自然にも思え…」

 

映雪「も、もうそれはいいでしょう!」

 

嗣宮「べ、弁護してくれるのは助かるけど…そろそろ本題に戻ろうか…」

 

豪徳寺「う、うむ…すまなかった…」

 

犬木「え、映雪…アンタ片付け出来なかったのか…」

 

映雪「そ、そうよ…とにかく、もうこれ以上は言わないで貰えると助かるわ…」

 

海道「ご、ごめん…」

 

星野「じゃ、じゃあ次は相棒が本当に襲われたってことの証明だな。相棒は…」

 

新城「その前に一つだけ確認しておきたいことがある。」

 

坂田「なんや新城?」

 

新城「映雪にアリバイがあることは分かったが…映雪の言うアリバイを証明出来る人間は本当にいるのか、ということだ。」

 

星野「…!!」

 

海道「証言だけじゃないダメなのかい…?」

犬木「な、なんだよ…どういうこったよ…」

 

麦畑「アリバイを証明出来る人がいないと、雪菜お姉ちゃまのアリバイは結局でっち上げになっちゃう…ってことなのです?」

 

新城「そういうことになるな。誘拐される少し前のヤツを目撃したというなら話は別だがな。」

 

木崎「でも、スケートの砥石っていう物証はどうなるの?証言を補助するには十分だと思うんだけど…」

 

新城「映雪が自分の研究教室に入れるようになったのはつい最近のことだろ。道具の使用形跡の判別を誤魔化すのだって難しくは無い。その程度の物証なら、いくらでもでっち上げることだって出来る。さぁ、誰が映雪のアリバイを証明するんだ?早く名乗り出てみろよ。名乗らなきゃ映雪が犯人になるんだぞ?」

 

豪徳寺「参ったな…アリバイを証明すると言っても目撃証言がなければ疑いは晴れないか…!」

 

嗣宮「ど、どうしよう…」

 

映雪「……!」

 

星野(…落ち着いて考えろ。映雪のアリバイを俺は信じたいから、映雪は犯人じゃないって証明したい…だけど、映雪の目撃証言がないと映雪への疑いは晴れねーままか…)

 

星野(…待てよ?目撃証言がない…ってことは、ないなら…オレが目撃証言を『作れば』いいのか!)

 

星野(ウソの証言をでっち上げるのは良くない事だけど…映雪の疑いを晴らすにはウソで議論を誘導するしかねーな!!)

 

ノンストップ議論

 

新城「映雪のアリバイの証人になるやつは早く名乗り出ろ。」

 

新城「まぁ、当然無理だろうな…」

 

新城「オレたち全員、''誰も映雪を見ていない''んだからな…」

 

木崎「そんなことない!きっと…きっと誰か1人はいるはずだよ!」

 

麦畑「でも、ひなは雪菜お姉ちゃまと会ってないのです…」

 

海道「僕も、彼女のことは残念ながら見かけてないんだ…」

 

坂田「気絶させられて別の部屋に運ばれたんやったら…そりゃ誰も見てへんってことになるな…」

 

新城「まぁ、そういうことになるな…映雪、反論はあるか?」

 

映雪「わ…私は…」

 

豪徳寺「くそっ…映雪さん…!」

 

【姿を『見せていた』映雪】→''誰も映雪を見ていない''

 

星野「これで真実、暴いてやる!」

 

BREAK!!

 

星野「あぁ、わりぃ。言い忘れてたことがあったんだが…実は、映雪の姿をオレはこっそり見かけてたんだよな。」

 

星野「な?豪徳寺?」

 

豪徳寺「…!!」

 

嗣宮「星野くんと豪徳寺くんが…映雪さんのアリバイの証人!?」

 

豪徳寺(星野くん…君は嘘をついてまで映雪さんを守ろうとしているのか…)

 

星野(頼むぜ豪徳寺…伝わってくれ!!)

 

豪徳寺(君が嘘をついてまで映雪さんを庇おうとするのは、映雪さんの無実を信じているからなんだな…)

 

豪徳寺(会って間もない、特別親しい訳でもないのに、君は彼女を信じるというのか…)

 

映雪「星野くん…」

 

〜裁判開始前 エレベーター〜

 

映雪「星野くん。」

 

星野「お?どうした?」

 

映雪「星野くんは…私のことを怪しいと思ってる?」

 

星野「…」

 

映雪「いえ…ごめんなさい。やっぱりこの話は…」

 

星野「バーカ、思ってねーよ。」

 

映雪「…?」

 

星野「お前が自分がやってないって言い切れるなら、オレはそれを信じるだけだ。本当に映雪は犯人じゃないんだろ?」

 

映雪「ええ…けど、裁判が近づくとなると、私に疑いの目がかけられると思うと、いざその時が近づくと急に体がすくんで…それで、不安になってしまって…」

 

星野「そういうことか…じゃあオレはお前の不安ごと背負って、お前の無実を証明する。」

 

映雪「それは…でも、どうして私のことを信じて…」

 

星野「友達を信じるのと、困ってるヤツを助けるのに深い理由がいるか?」

 

映雪「…!」

 

星野「お前は殺してないけどその疑いをかけられて途方に暮れてる、オレはお前の疑いを晴らすために議論する。たったそれだけじゃねーか。仮にお前が本当に犯人だったとしても、悪いのはこのコロシアイだ。浜垣も相沢も許せねーけど…アイツらだって本当はこんなことしたくなかったし、オレがアイツらの立場になったらオレも多分同じことして殺されてたはずだろうなって、思うんだよな。けど、お前が犯人じゃないってならオレはそれを信じてお前を庇う、それだけだ!」

 

星野「それに、最初の裁判の時、相棒は木崎の無実を証明するために議論を上手く運んでただろ。だったらオレも、相棒が木崎にしてたみたいに映雪の濡れ衣を晴らしてやるって!相棒にできてオレにできねーことは無い…はずだからな!」

 

映雪「ふふっ…星野くん。」

 

星野「な、なんだよ…急に笑うなよな?」

 

映雪「いいえ…でも、ありがとう。今のあなたの根拠の無い自信が…今の私にとっては多少救われた気分になったわ。」

 

星野「根拠の無いって…あのなぁ、オレはお前を助けようと…ま、いいや。とにかく、後は任せとけ。お前が追い詰められてるなら力になるぜ!犯人の疑いが相棒にかけられようがお前にかけられようが、オレは全力で守ってやるよ!!」

 

〜〜

 

豪徳寺(君のその自信はどこから来るのか…だが、彼の自信に満ち溢れた振る舞いを見ていると、何故か勇気が湧いてくる…)

 

豪徳寺(なら僕も君に乗っからせてもらおうじゃないか…星野由宇樹くん!!)

 

豪徳寺「あぁ、間違いない。あの時は暗がりで姿がよく見えなかったし、話したところで余計にみんなを惑わしかねないと思ったから話すかどうか迷っていたのだが…今思えばあの時僕らが見た人影は、映雪さんのものだったとしか考えられないな。」

 

映雪(ご、豪徳寺くん…)

 

嗣宮「そ、そうか…じゃあ2人は襲われる直前の映雪さんの姿を見てたから、2人がアリバイの証人になれるんだ。」

 

木崎「じゃあ、やっぱり雪菜ちゃんは犯人じゃないってことだね!」

 

新城「なるほどな…ところで、少しいいか?」

 

犬木「何だよ?」

 

新城「今のやつの発言、嘘だとは考えられないのか?」

 

星野「…!!?」

 

麦畑「えっ!?由宇樹お兄ちゃま達、ウソつきさんだったのです?」

 

新城「あぁ…オレ、この手のブラフをかけて揺さぶってくるような相手は何人も見てきたからな…それこそかつてのお前…」

 

新城「…いや、なんでもない。星野と豪徳寺に破滅願望がない限りはあの2人が嘘をついてるとは考えられないと思ったからな。」

 

坂田「なんやアンタ…何がしたかったんや?」

 

新城「はは。すまない、今のオレの推理には穴がありまくりだったようだな…」

 

海道「僕たちは新城くんに踊らされそうになってたけどね…」

 

犬木「んだよ、テメー…アタシ達をおちょくってんのか!!?」

 

嗣宮「も、もういいよ!それより早く議論に戻ろう!」

 

星野「じゃあ次に、相棒が狂言を仕組んだんじゃなく、本当に襲われたって根拠を見せてやるよ。確か、誰かに殴られたって言ってたよな?」

 

嗣宮「うん。背後から襲われて…それで、振り返った時に犯人に殴られて…」

 

木崎「その時に気絶した…ってことだよね。」

 

星野(相棒を襲った凶器になる証拠は…確かアレだったよな?)

 

【予言の石版】→提出

 

星野「これだな!」

 

星野「これを見てみろよ。重く平べったい石があるだろ?」

 

海道「えっと…これって何なのかな?」

 

星野「光明寺の研究教室にあった、予言の石版って道具だ。あれを振り下ろして犯人は相棒に怪我を負わせたんだ!」

 

麦畑「なるほどなのです…新お兄ちゃま、犯人はこれを使って襲われたか覚えてるのです?」

 

嗣宮「そういえば…あの時ははっきり見えなかったけど…あの時僕を殴るのに使われた道具はこれと似たような形をしていたよ。」

 

星野「間違いねーみてーだな…だからあの2人は…」

 

坂田「これが浪速のド根性や!!」

 

坂田「やっぱりウチ、まだあの二人の容疑は晴れてへんと思うわ。」

 

星野「なんだよ坂田、まだ何かあんのか?」

 

坂田「アホか!急にそない都合いい話がポンポーンって出てきたら、普通は疑うもんやろ!!」

 

坂田「ええか?ならアンタにも教えたる。ウチがあの二人を睨んどる根拠、それからアンタの推理にどこか穴があるってことをな!!」

 

反論ショーダウン・極

 

坂田「嗣宮はほんまに殴られたから犯行は不可能…」

 

坂田「映雪はアンタに姿見られてたって…」

 

坂田「ありえへん!そんなの、虫がよすぎるやろ!」

 

坂田「だいたい、あの二人だけ同時にいなくなってしかもどっちも襲われた立場なんて…」

 

坂田「そない虫のいい嘘があるはずないやんけ!!」

 

EXCEED 発展!

 

星野「相棒が怪我をしたのも、映雪が誰かに襲われたもの本当だ!」

 

星野「オレたちは本人から聞いてるし、証拠も揃えてあるんだぜ?」

 

坂田「そないなもん、なんぼでも用意することが出来るやろ!」

 

坂田「仮に、ほんまに映雪が気を失ったんやとしても…」

 

坂田「嗣宮のケガとかはほんまのことかまだ分からんやんけ!」

 

坂田「殴られたっちゅうんは''簡単にごまかせる''やろ?」

 

坂田「せやから、あの二人の共犯説はまだ捨てられへんやんけ!」

 

【石板の返り血】→''簡単にごまかせる''

 

星野「その言葉、ぶった斬る!!」

 

BREAK!!

 

星野「待てよ坂田、本当に嗣宮が殴られて気絶させられたって証拠はあるぜ。」

 

星野「この石版を見てみろ。返り血があんじゃねーか。」

 

映雪「先程、星野くん達が話し合ってたこの石版の事ね。」

 

木崎「それなら私も知ってる。星野くんに手当をお願いされて嗣宮くんの止血をしたんだけど、彼の頭からは血が流れていたよ。」

 

麦畑「新お兄ちゃまの頭にはタンコブが出来てたのです…痛そうだったのです…」

 

豪徳寺「手当をしていた木崎さんと麦畑さんもこのように証言しているのだから、嗣宮くんの返り血で間違いないだろう。」

 

坂田「せ…せやろか…ごめんな、ウチが間違っとったわ。」

 

嗣宮「だ、大丈夫だよ。犯人にたどり着くためにはこうやって話し合いを重ねなきゃいけないしね。」

 

星野「けど、このまま犯人が誰かって言い争っても堂々巡りだな…」

 

新城「だとしたら犯人じゃなく被害者がどのようにして殺されたかを探るんだな。外堀から埋めていくように、事件の流れを追いながら真相を探る方がよっぽど効率的だ。」

 

坂田「なんや、自分かて議論引っ掻き回したくせに偉そうに…」

 

嗣宮「いや…でも新城くんの言うことにも一理あるよ。いきなり犯人から当てるのは難しいし…」

 

坂田「けどなぁ…」

 

木崎「まあまあ、落ち着こう?英美里ちゃん。じゃあまずは、被害者の2人の状況と犯行までの流れを探ってみよっか?」

 

犬木「おお!木崎、ナイフアヒージョだな!!」

 

海道「えっと…ナイスアイデアじゃないかな?」

 

豪徳寺「…それを言うなら、ナイスアイデアじゃないのか?犬木さん…」

 

嗣宮「ま、まぁそれはともかく、確かに木崎さんの言うことは一理あるよね。」

 

映雪「死体の状況、使われた凶器の種類について…確かに調べられることはなかなかありそうね。」

 

麦畑「という訳で、早速調べてみるのです、オーッ!!」

 

ノンストップ議論

 

新城「音無の死体は首に縄をかけられて、そして首を絞められ殺された…というわけだ。」

 

坂田「音無は自殺したんとちゃうんか?」

 

嗣宮「死因は首を吊って死亡としか書かれてないから…」

 

犬木「これじゃ自殺か他殺か判断できねーな。」

 

新城「オレは他殺の線を考えている。」

 

新城「外傷の首の締め跡を見る限り、自殺で出来たとは考え難いからな。」

 

映雪「確かに言われてみれば…''犯人が直接絞め殺した''かもしれないわね。」

 

麦畑「怖いのです…恐ろしいのです…」

 

【ピアノ線】→''犯人が直接絞め殺した''

 

星野「それに賛成だ!」

 

BREAK!!

 

星野「オレも映雪の考えてる通りだと思うぜ。音無はこのピアノ線で首を絞められて殺されたんだ。」

 

星野「ピアノ線の擦れ方からして、首を吊っただけで締め上げた部分がボロボロになるとも思わないだろ?」

 

映雪「やはり…そうだったのね。」

 

星野「それに、もうひとつ音無が誰かに殺されたって証拠もあんだよ。」

 

【首の引っ掻き跡】→提出

 

星野「これだな!」

 

星野「この首の所の引っ掻き傷、多分死ぬ前に音無が抵抗してたって証拠になるよな。アイツは死ぬ前に犯人に襲われたけど抵抗したってことじゃねーか?」

 

木崎「私も確認したけど、間違いないよ。あの傷のつけられ方と傷跡の色から見て、抵抗して間もないものだって判断できるよ。」

 

嗣宮「それを考えると、首のところの引っ掻き傷も、爪が欠けた時の形と似てるような気がするね。」

 

犬木「言われて見りゃ、アイツ首のところとか爪がボロボロだな!あんなビクビク震えてたのに、犯人と争ってたんだな…」

 

豪徳寺「結果的に抵抗虚しく殺されてしまった訳だが…彼女は彼女なりに戦う姿勢を見せていたのだな…」

 

新城「まぁ、同情してやるとするか…オドオドウジウジしていただけのクズ虫にしてはよく頑張った方だな。」

 

坂田「アンタ、いちいち余計な一言がムカつくなぁ…」

 

新城「おいおい怒るなよ。オレはあれでも褒めてやったつもりだが?」

 

モノクマ「コラー!!ケンカはいいけど、ケンカで時間潰すくらいなら早く議論に戻りなさい!!」

 

新城「そうだな…今のはオレが悪かった。とにかく議論に戻るとするか。」

 

嗣宮「わ、分かったよ…」

 

犬木「ウゼーやつだな、アンタは…」

 

新城「ところで、既に星野や海道には話したが、共通点を感じると思わないか…この音無の死に様は…」

 

海道「共通点…さっき言ってたよね、トゥモローアカデミーのこと?」

 

新城「そういうことだ。この見立て殺人の謎について次は話し合ってみることにするか?」

 

豪徳寺「音無さんの死因と光明寺さんの死因…トゥモローアカデミーの事件の関係性…」

 

嗣宮「どこか引っかかるところを探さなきゃいけないね。」

 

ノンストップ議論

 

新城「今回の音無の殺人は、トゥモローアカデミーの怪事件と共通している所がある…そうは思わないか?」

 

犬木「首吊りで死んだミナって生徒と、音無の死因…絞殺自殺の違いがあるけど、確かに死に方は似てるな!」

 

海道「すなわち見立て殺人…ってことになるよね。」

 

麦畑「じゃあ犯人は、仁菜お姉ちゃまと朱里お姉ちゃまを''見立て通りに殺した''ってことになるのです!」

 

木崎「もし朱里ちゃんが生きてたら…『呪いだよ〜』って脅かしてきそうだね…」

 

豪徳寺「ば、バカバカしい!呪いなどあるはずがないだろう!!」

 

坂田「ビビらせんなや…アンタ、光明寺に影響でも受けたんか?」

 

【モノクマファイル3】→''見立て通りに殺した''

 

星野「それは違うぞ!」

 

BREAK!!

 

星野「待てよ。光明寺の死に方に関しては違ったはずだ。」

 

木崎「朱里ちゃんの死に方…そういえば、モノクマファイルを見てみると違和感があるような…」

 

海道「確かに、元々トゥモローアカデミーの2つ目の事件の死因は、怪事件について友達に情報を知らせるためにを図書室出ていこうとした所を、本棚に潰されて圧死…だったね。」

 

豪徳寺「まず、前提からして間違っているな。光明寺さんは今日の昼頃から僕らのことを避けていたはずだ。」

 

星野(そうだな…光明寺が超高校級の小説家に引きこもった理由も、オレたちを避けていた理由もちゃんとあるよな。)

 

1.コロシアイを危惧していたから←

2.排他的な性格だったから

 

星野「これだな!」

 

星野「コロシアイの材料になる要素を無くすことやオレたちに殺されると思ったから、アイツはずっと相沢の研究教室にこもっていたよな。」

 

坂田「ウチらを避けとったな。それに光明寺に同調しとった木崎達も避けられとったんやろ?」

 

木崎「確かに、自分の身に降りかかる危険を予知したからあんな風に排他的に振舞ったんだね。自分に降ってきたとはいえ、結局朱里ちゃんの予言は正しかったってことになっちゃったね…」

 

豪徳寺「だが、彼女はトゥモローアカデミーの話と違い2階から転落して頭を折って死亡…これでは彼女の予言は当たっていても見立て殺人が成り立たないことになるな。」

 

嗣宮「そもそも3人以上殺しちゃいけないってモノクマが言ってたみたいだからね…」

 

映雪「見立て殺人をしようと思ったら中途半端になってしまう…ということよね。」

 

犬木「けどなんでまた窓から転落死したんだ?窓は開ける必要無かったんじゃねーのか?」

 

星野「言いきれねーだろうけど…多分非常用の脱出通路を確保しようとして窓を開けたんだろうな。まぁ…その不用心さを差し引いても光明寺の事件は、計画的に殺したと考えると光明寺の警戒具合からして難しいのは間違いねーだろうな。」

 

1.計画的に引き起こされたもの

2.犯人の想定外の事故←

 

星野「これだな!」

 

星野「あれは犯人が偶然引き起こしたアクシデントってことになるんじゃねーか?」

 

木崎「その推理は間違ってるよ!!」

 

木崎「ちょっと待って!いくら後で殺す予定があったと考えたとしても…流石にアクシデントってことは無いと思うよ!」

 

星野「き、木崎…どういうこったよ?」

 

木崎「ごめんなさい星野くん。私はその意見にあまり賛同できない。少しあなたの意見に反論させてもらうね!」

 

反論ショーダウン・極

 

木崎「朱里ちゃんの死因が犯人のアクシデントだったって…」

 

木崎「その可能性は流石にありえないよ!」

 

木崎「朱里ちゃんは相沢くんの研究教室にずっと篭ってたし…」

 

木崎「犯人の姿にも警戒していたんだよ?」

 

木崎「犯人に追い詰められて、突き落とされた以外には考えられないよ!」

 

EXCEED 発展!

 

星野「本当に光明寺は犯人に突き落とされたのか?」

 

星野「もう少し考えた方がいいんじゃねーか?」

 

木崎「でも、部屋は朱里ちゃんが完全に閉じてたんでしょ?」

 

木崎「それなら犯人が無理やりにでも、ドアを破壊して入ればいいだけだよ。」

 

木崎「仮にドアが本棚かなにかで塞がれていたとしても…」

 

木崎「その''本棚を押し倒せば''ドアは開くはずだよ。」

 

木崎「その時に見立て殺人を中止して外から突き落とすことになったんだろうけど…」

 

木崎「とにかく、そうするしか朱里ちゃんを殺す方法は無かったはずだと思うよ?」

 

【固定されていた本棚】→''本棚を押し倒せば''

 

星野「その言葉、ぶった斬る!」

 

BREAK!!

 

星野「いや、本棚を押し倒そうとしても無理だったはずだぜ。光明寺は本棚を仕切り板で固定してたんだ!」

 

木崎「本棚を固定…?」

 

星野「あの扉はオレと海道が2人がかりで必死に叩いても開かなかったんだ。無理やり押し入ることは出来なかったんだよ。」

 

木崎「じゃあ、朱里ちゃんは本当に犯人の偶然の事故で殺されちゃったんだ…」

 

新城「星野の推測が正しかったらそういうことになるな。問題は犯人はその偶然をどう引き当てたのかだが…そいつは犯行現場を調べながら探るしかないだろう。」

 

映雪「そうね…それに、本棚が倒れた原因もまだ分からずじまいだもの。」

 

麦畑「本棚って…扉を塞いでたあそこ意外の本棚ですか?」

 

木崎「言われてみると、朱里ちゃんがあの本棚を運ぼうと思ってもあの子の力じゃ難しそうだよね…」

 

犬木「それも含めて色々話し合うしかねーみてーだな。」

 

ノンストップ議論

 

海道「光明寺さんがいた相沢くんの研究教室は、中が滅茶苦茶に荒らされていたんだ。」

 

坂田「部屋のあちこちに本が散らばってたやんな。」

 

映雪「扉を塞ぐために動かした本棚以外の全てが倒れていたのよね。扉の本棚を倒せなかった原理は分かったけど…」

 

麦畑「朱里お姉ちゃまがあの本棚をどうやって動かしたかが気になるのです。」

 

嗣宮「光明寺さんの体格じゃ運ぶのは流石に無理…だよね?」

 

坂田「せやな。他の誰かに手伝ってもらわなあかんな…」

 

犬木「アイツ、機敏に動けなさそうだしな。」

 

豪徳寺「彼女が本棚の''中身の本を入れ替えて''運んで行ったのだろうな。」

 

木崎「あ、もしかして…逆にあれを運んで行ったとか…!は、ないよね…ごめん…」

 

【本棚の違和感】→''中身の本を入れ替えて''

 

星野「それに賛成だ!」

 

BREAK!!

 

星野「豪徳寺の考えてる通りで合ってると思うぜ。持ち運ぶ時に中身を入れ替えながら持ってったんじゃねーか?」

 

豪徳寺「やはりそうか!」

 

坂田「星野、あん時相沢の研究教室にあった本棚の中身覚えとるんか?」

 

星野「オレも全部が全部どの本を入れてるか把握してるわけじゃねーけど、倒されてなかった本棚のとこには重そうな本がギチギチに詰まってたんだ。」

 

海道「あの現場を真っ先に確認したのは星野くんだから、星野くんの証言に嘘がない限りは間違いないよ。」

 

星野「あ、安心しろって!オレがいつ嘘をついたよ!」

 

新城「いつだったかな…だがソイツのこの発言は信用していいだろう。一緒に見た訳では無いが、奴が直接確認した時オレも星野と居合わせてたからな。」

 

映雪「これで入口の本棚の謎は解けたけど、あとはほかの本棚の謎を明かす番ね。」

 

ノンストップ議論

 

嗣宮「部屋のそばの本棚は倒されていたんだよね…犯人は部屋に入らないで、どうやって殺せるように誘導したんだろう…」

 

映雪「逆に外から衝撃を与えて、本棚を倒したのじゃないかしら?軽い本や空いたスペースができるなら、壁越しに蹴飛ばした衝撃で倒せると思うのだけど…」

 

嗣宮「幾ら本を入れ替えて軽くしたり本棚ごと移動させても、他の本棚もそこまで倒れやすくは無いはずだよね…」

 

海道「じゃあ、''部屋の本棚は倒せない''から除外かな…」

 

犬木「忍者みてーに、窓から忍び込んで投げ落としたんじゃねーか?」

 

嗣宮「さすがにそれは、戻る時が大変だから…」

 

木崎「ば、バレちゃうよね…」

 

【蹴飛ばした跡】→''部屋の本棚は倒せない''

 

星野「それは違うぞ!」

 

BREAK!!

 

星野「いや、壁越しに本棚を倒す方法はあるぜ。犬木の研究教室の壁だ!」

 

坂田「なんや、じゃあ星野は犬木が犯人やって言いたいんか?」

 

犬木「はぁ!?ま、待てよ!!アタシじゃねーぞ!!」

 

星野「早とちりすんなって。犬木は事件が起きるまで研究教室にいなかったんだぜ?犯人は研究教室の主の犬木がいないのをいい事に研究教室の壁を蹴飛ばして、壁越しに本棚を倒したんだ!」

 

木崎「本当だ!壁に足跡みたいなのがある…でもこれだけじゃ犯人が分からないね。」

 

豪徳寺「惜しいな…もし足跡がハッキリ残ってるなら靴の形状から犯人を推測できると思ったが…」

 

犬木「ここを出る前に足跡を擦ってごまかしたんだな…」

 

嗣宮「これで犯人に繋がる手がかりは絶えた…ってことかな…?」

 

星野「ま、マジか…」

 

星野(くっそ…結局振り出しに戻されちまったか…)

 

星野(大した手がかりもなく、分かったことが少ないまま行き詰まったが…)

 

星野(この状況…どうやって打開するんだ?考えろ、オレ…!!)

 

学級裁判 中断

黒幕は誰だと思いますか?

  • 嗣宮新
  • 櫻坂香子
  • 海道瑞樹
  • 犬木律花
  • 相沢優馬
  • 坂田英美里
  • 浜垣純也
  • 映雪雪菜
  • 車木鉄矢
  • 光明寺朱里
  • 豪徳寺大夢
  • 音無仁梨
  • 星野由宇樹
  • 麦畑・ティファニー・妃乃
  • 新城柊弥
  • 木崎友梨奈
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。