ダンガンロンパ ロストワード   作:りょうぴー(創作論破書き)

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疾走する絶望 非日常編

櫻坂さんの死体をみんなが目撃するのも、時間はかからなかった。

僕の叫び声を聞いた星野くんを皮切りに、次々と他のみんなも保健室へと集まっていった。

 

星野「ど、どうした嗣宮!!って…」

 

星野「うぉあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!さ、櫻坂ァッ!!」

 

映雪「嘘でしょ…!?櫻坂さん…本当に…死んでいるの…!?」

 

浜垣「な、なんだよ…なんなんだよ…なんなんだよこれはよぉ!!」

 

光明寺「あぅぅ…こんなの…予想出来ないよ…なんで…」

 

新城「フン…まさかとは思っていたが…本当に起こるとはな…」

 

海道「あ……あ…そ、そんな…!!」

 

木崎「香子ちゃん…嘘…!!どうして、こんな…!!」

 

音無「い…いや…やだ…こんなの…ひぃ…!!」

 

相沢「あわわわわわわわ…」

 

麦畑「し、死んでる…死んでるのです…!!」

 

坂田「あ、ありえへんて…!!なんでこないなことが、現実なんや…!?」

 

犬木「ちくしょう…なんでこうなったんだよッ!!」

 

皆の怒りや困惑が渦巻く中、モニターからノイズが聞こえる。

 

麦畑「な…なんなのです!?」

 

「死体が発見されました!一定の操作時間の後、学級裁判を開きます!」

 

海道「今のは一体…?」

 

モノクマ「死体発見アナウンスだよ!」

 

その時、どこからともなくモノクマがヒョイっと現れた。

 

浜垣「わーッ!!び、びっくりした…」

 

車木「し、神出鬼没なやつだな…」

 

モノクマ「いやはや、ついに起きちゃいましたね〜、この明日森学園最初の殺人事件が!一体オマエラの中の誰が犯人なんでしょうね?」

 

豪徳寺「ほ、本当なのかい…!?本当に、僕らの中の誰かが…犯人なのか…!?」

 

星野「し、信じられっかよ…!お前が嘘ついてるかもしれねーだろ…」

 

モノクマ「僕はウソなんかつかないよ!!信じるも信じないも今ある目の前の死体が真実なんだよ!ほら、オマエラがウダウダしてると無駄に時間が過ぎちゃうよ。さっさと捜査を開始しちゃってくださいな!」

 

そう言うとモノクマはどこからともなく持ってきたタブレット端末を15人分僕たちに渡す。

 

嗣宮「これは…?」

 

相沢「タブレット端末ですな、大型の。」

 

モノクマ「モノクマファイルだよ!死体に関する情報や事件の概要を分かりやすくまとめてあるんだ。じゃあオマエラ、張り切って捜査しちゃってくださいね!うぷぷぷぷ…」

 

コトダマゲット!【モノクマファイル1】

 

混乱する僕らをよそにモノクマはそそくさと保健室から立ち去った。

 

嗣宮「櫻坂さんを殺した犯人…僕らの中の誰かが…それをやったのか…」

 

僕はモノクマファイルを覗き込みながら呟く。

 

嗣宮「…やるしかないのか…いや、やらなきゃいけないんだ…!死んだ櫻坂さんのためにも…!!」

 

僕は顔を叩き、現場を探索し始めることにした。

顔がひりつくけど、かえってそれが僕の中のやる気を目覚めさせる。

 

櫻坂さんの死に悲しんでる余裕すら与えられないが、僕らはやらなくちゃいけないんだ…

 

 

 

 

 

捜査開始

 

嗣宮(モノクマファイルによると、死体発見場所は保健室、死亡時刻は8時ごろ、死因は首の後ろにある刺し傷…と書かれてるみたいだ。)

 

嗣宮「刺殺って事は…誰かが刃物で櫻坂さんの背後を取ったってことなのかな?」

 

新城「いや、オレの見立て通りなら、櫻坂の死因は間違いなく射殺だ。」

 

僕の横に入ってきた新城くんが声を遮る。

 

嗣宮「新城くん、どうしてそう言い切れるの?」

 

新城「これを見てみろ。」

 

嗣宮「これは…弓道用の矢?」

 

新城「先端が尖っているし、矢尻には櫻坂の血痕が付着している。凶器は弓矢で間違いないようだな。」

 

嗣宮「弓矢か…だとしたら、弓はどこにあるのかな?」

 

新城「もちろん弓ならあるぞ。この棚を見てみろ。」

 

僕は新城くんの指を指した方を覗きこむ。

 

嗣宮「あっ!小型のボウガン!」

 

新城「これで凶器は判明したわけだが、まだ他にも調べるべき事は残っている。その凶器を誰がどこから持ち出し、どうやって櫻坂を狙撃したか…それが問題のようだな。」

 

新城くん、こんな状況でも落ち着いているな…人が殺されたばかりなのに、淡々と捜査を進めてる…

彼は、なんであんなに冷静に居られるんだろうな…

 

コトダマゲット!【ボウガンセット】

 

…感心してる場合じゃない。僕もちゃんと捜査に向き合わなきゃな…まずは櫻坂さんの死体を調べよう。

 

櫻坂さんの死体はふたつある棚の奥の方にあった。首後ろを一発撃たれて即死だという可能性が高い。

そして、櫻坂さんの倒れている棚の前には血が流れている。でも、なんで犯人は血痕を消そうとしなかったんだろう…

 

ボウガンの発射位置と距離的に櫻坂さんに気づかれるだろうし、仮に気付かれず射殺出来たとしても返り血を浴びるかもしれないのに…

 

コトダマゲット!【血痕】

 

海道「これが凶器に使われたボウガンか…小さいけど、人を殺すには威力は間違いなくありそうだね。」

 

それに、ボウガンがあった場所にしてもそうだ。

わざわざボウガンを棚に隠すかな…普通は凶器になるものなんか犯人にとっては処理しなきゃいけないもののはずだ。

なぜ犯人はこのボウガンを処分しなかったんだ…?

 

コトダマゲット!【ボウガンの置き場所】

 

ボウガンの他にも調べるものは…あった!

切られた2つの糸くずがボウガンの発射装置近くに付着していた。

裁縫用で使う糸みたいだけど…なんで発射装置に糸くずがついてたんだ?

 

光明寺「糸で縛られてたっぽいね〜…」

 

嗣宮「縛られてた?」

 

光明寺「この糸をボウガンの発射装置に固定して発射するタイミングと同時にチョキン!って切られたから、あの矢がかおちゃんに撃たれたと思うんだけど…どうかな?」

 

嗣宮「確かにその可能性はありそうだね。でも、何を使って切ったんだろう…」

 

…?いや待てよ。

糸の垂れ下がってる方に何かあるな…

これは、時計?でもなんで時計の針と糸が絡まって…

 

コトダマゲット!【切られた裁縫糸】

 

手前の方の棚は…ボウガン以外に何かあったのかな…

あれ?この監視カメラ、モノクマが付けたのとは若干違う気がするな…

形は同じだけどモノクマが付けたカメラは基本壁掛けだし…でもこれは置型の監視カメラ?

 

監視カメラが凶器の近くに置かれてた…ってことは、犯人が遠くから殺人をするために目標を映そうとしてここに置いたってことかな?

 

コトダマゲット!【置型監視カメラ】

 

奥の方の棚にはまだ何かあるみたいだな…

あった!スイッチのついた黒い物体。このスイッチを押すと…

 

「♪ダンガンロンパ! テンテンテンテテンテンテテンテン」

 

星野「うぉっ!?何だよ急に!」

 

嗣宮「あっ、ごめん!これをいじってたら急に音がなっちゃって…」

 

海道「な、何のテーマ曲なのかな…」

 

嗣宮(もしかして…これってスピーカー付きの改造カメラじゃないかな…でもなんでこんな物が棚の奥の方の目立たない所なんかに…)

 

コトダマゲット!【改造カメラ】

 

麦畑「あれあれ?変なのです。」

 

嗣宮「麦畑さん、どうしたの?」

 

麦畑「新お兄ちゃま!モノクマファイルの死亡時刻は8時を示してるのですよね?でも、8時の時は新お兄ちゃまが外へ出るまでみんな会場にいたしひな達は料理を手伝ってて、由宇樹お兄ちゃまも純也お兄ちゃまもスライム風呂を見てたのです。」

 

嗣宮「本当だ。誰も犯行に移せないね。」

 

麦畑「もしかして…どっちかの時計がズラされてたかもしれないのです。新お兄ちゃまもそう思わないのです?」

 

嗣宮「なるほど…時計がズラされていた可能性か…」

 

コトダマゲット!【麦畑の証言】

 

星野「お、これ見ろよ!」

 

星野くんが櫻坂さんの死体の手にあるものを見つける。

 

豪徳寺「電子生徒手帳か…?でもなんで電子生徒手帳をこんな所で開いたんだろうな…」

 

嗣宮「これも証拠品になり得る…のかな?」

 

僕は櫻坂さんの手をそっと握り、死後硬直した手から電子生徒手帳をそっと抜き取る。

 

星野「おい嗣宮!?」

 

豪徳寺「よ、よく死体に触れたな…」

 

嗣宮「そりゃあ死体に触るのは初めてだけど…でも今は捜査中だよ。少しでも現場にある証拠品は調べておきたくて…」

 

星野「おいおいおい…お前、随分大胆なことをするんだな…すげぇよ、嗣宮は…」

 

豪徳寺「現実社会なら絶対君が犯人だと疑われるぞ…死体に指紋を付けてるんだからな…」

 

嗣宮「…あれ?」

 

豪徳寺「どうしたんだい、嗣宮くん?」

 

嗣宮「この電子生徒手帳…つかないみたいだ。」

 

星野「ちょっと貸してみ?んー…ダメだな…確かに、電源カチカチ鳴らしてもつかねぇみてーだな。」

 

豪徳寺「これは…もしかして偽物の電子生徒手帳か?」

 

嗣宮「偽物か…電池切れってわけじゃないの?」

 

豪徳寺「僕らの手持ちの電子生徒手帳と比べて多少ではあるが重さが違うからな。電池切れというわけではあるまい。」

 

コトダマゲット!【電子生徒手帳(?)】

 

豪徳寺「とりあえずこのニセ電子生徒手帳については後で考えるとしよう…じゃあ、僕は他の人の話も聞いてみるよ…」

 

豪徳寺くんはそう言うと保健室を出ていった。

 

食堂

 

もう一度パーティ会場だった食堂、キッチンの方を調べよう…

 

会場内でみんなはパーティの料理を食べたりパフォーマンスを見てたりしてたな…

 

新城「こんな所を調べても無駄だ。」

 

嗣宮「新城くん、もう調べ終わったの?」

 

新城「お前らが遅いからテキパキ動いただけだ。だがここは完全な無駄足だった。」

 

嗣宮「そうなんだ…そういえば、新城くんは櫻坂さんについて他に何か知らない?良かったら教えて欲しいんだけど」

 

新城「チッ…お前に教える義理はないが…まぁいい、いずれ裁判でも話すつもりだったから言ってやる。」

 

新城「夕べオレは櫻坂の姿を見かけた。だがあいつは頭痛薬を持っていて台本を脇に抱えながらどこかへ行こうとしてたな…」

 

嗣宮「えっ!?それで…あの時櫻坂さんを見かけて…どうしたの?」

 

新城「すれ違って挨拶した程度だ。オレがあいつの行方を知るわけ無いだろう。」

 

嗣宮「そ、そっか…」

 

コトダマゲット!【新城の証言】

 

次はキッチンを調べよう…まずは映雪さんと木崎さんに話を聞かなきゃな。

 

映雪「櫻坂さんの行方?残念だけど、私は見てないわ。」

 

嗣宮「そっか…じゃあ仕方ないね、他の人に聞いてみるよ。」

 

映雪「待って。彼女の行方は私は知らないけど、もしかしたら木崎さんなら何か知ってるんじゃないかしら?私は事件が起きるまで木崎さんと一緒に櫻坂さんに食べさせるためのおかゆを作っていたの。ほら、あれがそうよ。」

 

コトダマゲット!【映雪の証言】、【おかゆの入った鍋】

 

嗣宮「そっか…ありがとう、木崎さんに聞いてみるよ。」

 

映雪「ええ。」

 

 

 

 

 

嗣宮「あ、木崎さん、ちょっといいかな?」

 

木崎「あ…嗣宮くん。どうしたの?」

 

嗣宮「えっと…木崎さん、櫻坂さんを保健室で連れてったのは君だよね?」

 

木崎「雪菜ちゃんから聞いたんだね。そうだよ、私が香子ちゃんを保健室で休ませたの。ひなちゃんも英美里ちゃんもキッチンを使ってもいいって言ってたんだ。」

 

コトダマゲット!【木崎の証言】

 

木崎「……」

 

嗣宮「…木崎さん?」

 

木崎「あ、ううん、なんでもない。ただ…それを聞いてくるってことは…嗣宮くんは私が怪しいって思ってるのかな?」

 

嗣宮「いや、君が犯人だって疑ってる訳じゃないんだ。念の為に木崎さんにも話を聞いておきたくてさ。」

 

木崎「そっか…そうなんだ……嗣宮くんは優しいね。」

 

嗣宮「…へ?」

 

木崎「だって、最後に香子ちゃんと一緒に居たのは私なんだよ?それに、そもそも発端になるパーティの主催者も私だよ。香子ちゃんを殺すチャンスが多かったのも私。疑われるのも無理はない状態なんだよ?」

 

嗣宮「どういうこと?」

 

木崎「さっき、車木くんや律花ちゃんから私が犯人かで疑われるような話をしてて、それでちょっと言い合いになっちゃったんだ。」

 

〜回想〜

 

車木「なぁ木崎、映雪から聞いたんだけどお前が櫻坂を運んでたんだよな?」

 

木崎「う、うん、そうだけど…でも、私は香子ちゃんを運んだだけで殺したりなんかはしてないよ?」

 

車木「まぁ、お前さんの言い分は分かったが…まだ信用しきるわけには行かねーな。まだ潔白とは言い切れる訳じゃねーよ。」

 

犬木「まさかとは思うけど、アンタ何か隠したりはしてねーよな…?」

 

車木「やめろ。他に証拠がねーならこれ以上追求しても無駄だからな。」

 

犬木「…わーったよ。もうアタシからは裁判が始まるまでまで何も言わねー。疑ってゴメンな、木崎。」

 

木崎「う、ううん。疑われる私にも原因はあるし…」

 

車木「…とはいえお前が容疑者から外れたわけじゃねーから、そこは気をつけるんだな。」

 

木崎「わ、分かってるよ…」

 

〜〜

 

木崎「だから、嗣宮くんも私のことを疑うつもりなのかな…って。…ごめん、つい卑屈なこと言っちゃって…」

 

嗣宮「…木崎さんの気持ちは分かるよ。僕も疑われたら木崎さんみたいな卑屈な反応をしちゃうかもしれない。それでも…怪しいからといって決めつけたり疑うのは良くないと思う。僕は信じたいんだ。君みたいな優しい人が、みんなのためを思って行動してくれる人が、櫻坂さんを殺した犯人だなんて、僕にはそうは思えないし、思いたくもない。」

 

木崎「嗣宮くん…ありがとう。根拠もないのに私なんかを庇ってくれるなんて…」

 

嗣宮「だから、そう卑屈にならないでよ。もし君が疑われたら僕が君を犯人じゃないって証明してみせる。」

 

 

 

 

 

豪徳寺「しかし、妙だと思わないか?」

 

嗣宮「何が妙なの?豪徳寺くん。」

 

豪徳寺「嗣宮君か。いや、実は監視カメラの台数が多い気がしてね…僕が昨日ロイヤルミルクティーとお茶菓子を用意していた時はここまで多くなかった様な…」

 

嗣宮「モノクマが設置したんじゃない?」

 

豪徳寺「どうだろうか…奴はあぁ見えて杜撰な感じが滲み出ているからな。監視を徹底するような奴でもないだろう。」

 

コトダマゲット!【豪徳寺の証言】

 

食堂 用具室

 

星野「はぁ〜…それにしても結局浜垣のせいでメシ食いそびれたな…ま、今はそれどころじゃねーし仕方ねーが…」

 

浜垣「文句言うなって、こき使ったのは悪かったけどよ…あれ?無ぇ!」

 

嗣宮「浜垣くん、どうしたの?」

 

浜垣「いや、なんつーか…オレのパソコンが無くなってんだよ。」

 

星野「マジかよ!?」

 

嗣宮「えっと…どこかに無くしたか置き忘れたとかそういうのはない?」

 

浜垣「ねーよ!誰かがどさくさで盗んだんじゃねーのか!?」

 

コトダマゲット!【無くなったノートパソコン】

 

浜垣「もっかいカバンの中探してみる!もしかしたら事件に役に立つデータとかあるかもしんねーから!」

 

星野「そうか。まぁ期待しないで待ってやるよ。」

 

浜垣「まだ怒ってんのかよ!?悪かったって言ってるだろ!」

 

超高校級の動画配信者の研究教室

 

凄いな…動画撮影用の機材や道具が沢山並んでる…スマホ、パソコン、カメラ…一通りの撮影機材は揃ってるみたいだな。

 

あ、このカメラの棚…置型の遠隔カメラのだ。でも、今は何も置かれてないみたいだ。

もしかしてこれを…犯人は持ち出したのか?

 

相沢「おぉ、これは!」

 

音無「凄い…!」

 

嗣宮「相沢くん、音無さん、何か見つけたの?」

 

相沢「嗣宮氏ですか。実は自分、先程凄いものを見つけたんですよ。これです!」

 

相沢くんは僕に黒い物体を見せつけた。

 

相沢「ジャジャーン!最新型のスピーカーですよ!カメラと連動して異変を感知した時にいち早く音で知らせてくれるスグレモノですぞ〜!浜垣氏に今度借りてみますかな。」

 

音無「あ、私…これと同じやつ…持ってます…!」

 

相沢「音無氏もですか!!奇遇ですな〜!」

 

嗣宮「そ、そうなんだ…」

 

嗣宮(ん?待てよ…カメラと…スピーカー…これは…なにかの手がかりになるに違いない!)

 

アップデート!【遠隔カメラ】、【カメラのスピーカー】

 

超高校級の工芸士の研究教室

 

麦畑「あーっ!ひなの研究教室が荒れてるのです!!」

 

嗣宮「本当だ、小道具が散らばってる…」

 

犬木「おいおい、結構ひでぇ散らかり方してんじゃねーか。なぁ麦畑、大丈夫か?」

 

麦畑「うぅ…大丈夫じゃないのです…今度からちゃんと気をつけるのです…」

 

坂田「あかんな…こら片付けな…あ、危ないからカッターの刃とか危ないから触らんといてな。」

 

麦畑「もちろん分かってるのです。でも、上の棚がなんでひっくり返ったのです?それに、なんで踏み台がこんな所にあるのです?」

 

犬木「え?そりゃお前、上の棚は踏み台使えば届くだろ、で、麦畑が踏み台を使って背伸びして道具取った時に上の棚が緩くなってバラバラバラー…!ってなったんじゃねーのか?」

 

麦畑「ひなは踏み台なんか持ち出してないのです!」

 

坂田「せや!麦畑が上の棚の道具を取る時はウチか木崎が運んどったで!」

 

麦畑「そもそも、最後にひなが教室にいた時は道具はきちんと上の棚に置いてたのですよ!」

 

犬木「そ、そうなのか?そりゃ悪かったな…」

 

嗣宮「ところで、最後に麦畑さんがこの教室に入ったのはいつだったの?」

 

麦畑「えっと…昨日の夜10時なのです。」

 

坂田「せやな。パーティ前までは飾り付けで手一杯やったし、ウチもネタの準備してた時に研究教室におったけど、ずっと麦畑は食堂におったみたいや。木崎も映雪もちゃんと見とったから、麦畑のアリバイは保証出来ると思うで。」

 

コトダマゲット!【踏み台】、【散らばった小道具】

 

 

 

 

 

倉庫

 

海道「うーん…」

 

嗣宮「あれ、海道くん?」

 

海道「あ、嗣宮くん。この棚を見てよ。」

 

嗣宮「弓道やアーチェリー、スポーツ用のボウガンの弓の棚だね…」

 

海道「ボウガンはここから持ち出されたんじゃないかな?」

 

嗣宮「言われてみればそんな気がするよ!でも…誰がボウガンを持ち出したんだろう…」

 

海道「当然、犯人だろうね。でも倉庫は鍵が空いていたみたいだし、そこはまだ分からないことが多いみたいだね。」

 

アップデート!【ボウガンセット】

 

 

 

 

 

「キーン、コーン、カーン、コーン…」

 

どこからともなくチャイムの音が聞こえる。

 

モノクマ「えー、そろそろ時間になります!お待ちかねの学級裁判です!オマエラ、庭のモノクマ像の所へお集まりください!」

 

モノクマの案内によって僕たちは石像と噴水のある所へ集合する。

 

浜垣「いや〜良かった!オレのPC、やっぱりカバンの中に入れっぱだったわ!」

 

星野「なんだよ…結局お前がちゃんと見てなかっただけじゃねーか!全く…気をつけろよ?」

 

浜垣「う、うるせー!分かってるよ!!」

 

モノクマ「お、新城くんと…それから嗣宮くんも来たね。これで15人全員揃いましたね!」

 

新城「おい、それより学級裁判はどこでやるんだ?まさか庭で無駄話大会でも開くわけじゃないよな?」

 

モノクマ「せっかちだなぁ…とにかく、石像の方を見てよ。」

 

嗣宮「…石像?」

 

モノクマは僕らに石像に注目するようにあおぐ。すると、突然石像がグルグルと回転し始めた!!

 

ゴゴゴゴゴ…

 

坂田「な、なんや!?」

 

木崎「地下から扉が…これって…?」

 

揺れが収まると同時に、扉が開く。

 

星野「な、なんだよ…急にエレベーター的な何かがオレらの目の前に…」

 

モノクマ「その通り!さ、まずはこのエレベーターに早いとこ乗ってくださいな。それがオマエラを裁判場へ連れて行ってくれる乗り物だよ。」

 

新城「フン…いよいよか。楽しみだな。」

 

坂田「不謹慎なやっちゃな…」

 

映雪「…始まるのね。」

 

麦畑「緊張するのです〜…」

 

僕たちはエレベーターに乗って学級裁判場へと進む。

地下へエレベーターが進む度に僕の中で不安の感情が音を立ててのしかかる。

 

そして…チーンという音と共に扉は開く。

 

モノクマ「さぁて到着〜!じゃあオマエラ、ちゃっちゃと自分の名前が書かれている席に座ってください!早くしないとボクが待ちきれなくて暴れだしちゃうからね…」

 

僕たちはモノクマに言われた通りに自分たちの席についた。

席は周りを見渡せる作りになっている。そして…みんなの顔をのぞく度に、僕らの中の緊張感は増してゆく…

 

嗣宮(…やるしか、ないんだ…)

 

嗣宮(僕らの中に櫻坂さんを殺した犯人が…本当に、紛れているんだよな…?)

 

嗣宮(だったら…探し当てなくちゃいけない!)

 

超高校級の舞台女優、櫻坂香子さんを殺した犯人…

それを暴くために僕らは、命懸けでこの裁判に望まなければならない。

 

今、始まる…

 

命懸けの話し合い…

命懸けの騙し合い…

命懸けの裏切り…

 

 

命懸けの…学級裁判が!

黒幕は誰だと思いますか?

  • 嗣宮新
  • 櫻坂香子
  • 海道瑞樹
  • 犬木律花
  • 相沢優馬
  • 坂田英美里
  • 浜垣純也
  • 映雪雪菜
  • 車木鉄矢
  • 光明寺朱里
  • 豪徳寺大夢
  • 音無仁梨
  • 星野由宇樹
  • 麦畑・ティファニー・妃乃
  • 新城柊弥
  • 木崎友梨奈
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