【完結】某海の超一流コックにドハマりした顔とスタイルの良いお兄ちゃんが歌姫先輩と硝子先輩に「絶対に逃がさないから」と死ぬほど追われてる件。   作:SUN'S

13 / 14
東京都立呪術高等専門学校
我が家の悟さんはいつもうるさい。今日もいつものように「新しいお友だちだよ!!」とどこからともなく生徒を拾ってくる


私のアホな旦那を見上げる。

 

「ん?どうしたの?どうし、ちゅーする?」

 

しないよ、ばかなの?と呆れたように言い返しながら結界の中で小さくなっている乙骨憂太と怨霊の折本里香を認識する。すごいね、悟くんも私が亡くなったらこうするの?

 

「えっ、するに決まってるじゃん」

 

へぇーっ、そうなんだ。

 

私は鬱陶しいからしないね。

 

そんなことを話しながら私達に危害が及ぶのを恐れている乙骨くんと視線を合わせる。………うん、悟くんの予想してた通りだ。完全に魂のレベルでくっついちゃってるよ。まさに相死相愛だね。

 

私の言葉に「ちょっと不謹慎だよ?」という悟くんに「お前も言えないぞ、目隠し野郎」とわき腹に肘を打ち込み、ゆっくりと乙骨くんと里香ちゃんと視線を合わせながら両手を差し出す。

 

「これからよろしくね」

 

「えっ、あ、はい」

 

「よぉぉろろろろしくゅうぅ」

 

里香ちゃんは何を言ってるのかな?

 

まあ、それは置いておこう。私の両肩に手を乗せている悟くんに「二人を連れて高専に帰るなら服とかいるよ?」と伝える。

 

それにしてもお兄ちゃんが海外出張しているときに、こんな騒動が起こるし、悟くんも悟くんで夏油先輩が育休でいないから私に付きっきりで鬱陶しいし、ほんとに面倒臭いやつしかない。

 

ちらりと里香ちゃんを見る。おそらく呪力に関しては悟くんより上だ。下手したらえげつない攻撃を出来るようになるかもしれない。けど、二人とも子供だから殺したりするのはダメだ。

 

「おっとそうだった。自己紹介がまだだったね、僕は全宇宙!全世界!全種族!そのすべてを超越してしまった最強の呪術師こと五条悟!!そして、こっちは僕のプリティーでキュートな僕の奥さんだ!」

 

二人とも私は普通だから安心してね。

 

そう言うと乙骨くんはなにかを察して静かに頷いてくれた。ちなみに悟くんは最強じゃなくて二番目に強いだけだからね?と付け加える。

 

「いや、お義兄さんには勝ったじゃん」

 

あれは悟くんの負けだったよ。

 

お兄ちゃんの蹴りで負けそうになったところを冥冥先輩のおはだけで注意の逸れちゃったお兄ちゃんに紛れ当たりしただけだから、そこまで威張れることじゃないよ?と話しながら乙骨くん達の移動準備を始める。

 

そんなことを言い合っていると乙骨くんと里香ちゃんが部屋の外に出てきた。意外と出てくるのは早かったね。と、悟くんに言うと「そりゃあそうでしょう。二人には愛があるからね」と言った。

 

悟くんもお兄ちゃんに染まってきたね。

 

 




〈乙骨憂太〉

最恐のビビり。

秘匿殺害対象。呪術を学んで里香ちゃんを助けるために高専に通うことになった。わりと空気の読めるタイプらしく五条夫婦の痴話喧嘩は面倒になると沈黙でやり過ごしたりと判断能力も高い。

〈折本里香〉

無敵の純愛者。

憂太が大好き。憂太のためならなんでもできるし、五条夫婦のやり取りを参考にしようとする知能もあるのか。憂太が高専に通い始めてからフォルムが女性寄りになってきた。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。