英雄伝説閃の軌跡Ⅲ~月光の剣~   作:西山希龍

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えーすいません設定しか投稿してないので非表示でした
こちらもぼちぼち書いていこうとおもいます
界の軌跡遅れながらクリアしました楽しかったです


兎と入学

『じりりりりりり!!』

目覚ましの音で目を覚ます

今日は第二分校の入学式だ

普段ならギリギリで行くけど入学式だから早めに目覚ましかけたんだっけ?

飯は茶漬けでいいか。

茶漬けとたくあんで朝食を食べて着替える

そろそろ家を出ようかと思うが

 

「次はいつ帰ってくるかわからないし上げとくか」

 

「行ってきます、父さん」

 

居間に置いてある仏壇に線香をあげる

仏壇の写真には笑顔の父さんがいる

 

「うし、出るかね」

 

家を出て噴水の広場を抜け、分校へと歩くちらほら同級生と思わしき人も見る

 

「新品にたいできれいな校舎だなぁ~」

 

分校の入り口では小柄な茶髪の女性が生徒達から書類を受け取っていた

 

「VII組 特務科》ユウキ・フラット君かな??入学に必要な書類の確認をするから、書類見してもらっていい?」

 

「はい」

 

 荷物の入ったトランクから書類を取り出し、男に渡す。

 

 

「確かに。入学式の間、荷物はこちらで預からせてもらうね?」

 

 

 

「分かりました」

 

 

 

 俺は持ってきていた荷物を全て女性に渡した。

 

 

 

「入学式はグラウンドで行われるから。グラウンドに向かって待機しててね?」

 

  グラウンドに着くとそこには既に何人かの生徒たちが集まっており、隣と喋っていたり、緊張や不安で無言になったりとその場の空気は人それぞれだった。

 

 しばらく待っていると、校舎の方から金髪の男、ミハイル少佐を先頭に、教官と思われる数人の男女が歩いてきた。

 

 その瞬間、グラウンドの空気は一変した。先程喋っていた生徒も、緊張と不安で無言になっていた生徒も、全員が2人の人物の登場にざわめき出す。

 

 

 

「まさか……《黄金の羅刹》……?」

 

 

「そ、それに、あの黒髪の人って、確か……」

 

 

「ええっ…間違いないわ…あの有名な…!?」

 

 

「ククッ……まじかよ」

 

 

「ふふっ……これは予想外、ですね」

 

 

「《灰色の騎士》……」

 

 

「……うそ……」

 

 

「…………」

 

 

あれが分校長のオーレリア先生と内乱を終結させた英雄、灰の騎士…リィン先生か

オーレリア先生の威圧感すごいし、リィン先生は…申し訳ないけど眼鏡似合ってないな

 

「静粛に!許可なく囀るな!」

 

 

 

 ミハイル少佐の一声により、先程までざわついていた生徒達が次々と静かになる。

 

 

「これよりトールズ士官学院、《第II分校》の入学式を執り行う。略式のため式辞・答辞は省略!これよりクラス分けを発表する!まずは――」

 

 

 その後、クラスの担当教官により《VIII組・戦術科》、《IX組・主計科》に所属する生徒の名前が呼ばれたが、俺を含めた4人の生徒の名前が呼ばれることは無かった。

 

「静粛に!これより第II分校分校長、オーレリア・ルグィン分校長からのお言葉がある!――分校長、お願いします」

 

 

「うむ」

 

 ミハイル少佐に名を呼ばれ、《黄金の羅刹》オーレリア・ルグィンが前に出る。

 

 

「《第II》の分校長となったオーレリア・ルグィンである。外国人もいるゆえ、この名を知る者、知らぬ者もいるだろうが、一つだけ確と言えることがある」

 

「薄々気づいているとは思うが、この第II分校は"捨石”だ」

 

「「「「「「!?」」」」」」

 

 

あっ最初からぶっちゃけたよそれ言っていいやつなんだ

教官達が動揺する中分校長は続ける

 

 

「本年度から皇太子を迎え、徹底改革されるトールズ本校……そこで受け入れられない厄介者や曰く付きをまとめて使い潰すためのな。そなたらも、そして今この場にいる私も教官陣も同様であろう」

 

 

「…………」

 

 

「おいおい……」

 

 

「ぶ、分校長!生徒達の前でそれはあまりに――」

 

 ミハイル少佐が止めに入るが、それでもなお分校長は話すのをやめない。

 

「――だが、常在戦場という言葉がある。平時で得難きその気風を学ぶには絶好の場所でもあると言えるだろう」

 

「自らを高める覚悟なき者は今、この場で去れ。教練中に気を緩ませ、女神の元…すなわちあの世へ行きたくなければな」

 

 

 しかし、逃げ出す者など1人もおらず、逆に生徒全員が真剣な眼差しで分校長を見つめていた。皆、この学院に入学すると決めた頃から既に覚悟は出来ているのだろう。

 

 

「フフ、ならば、ようこそ《トールズ士官学院・第II分校》へ!」

 

 

「『若者よ、世の礎たれ』」

 

 

「かのドライケルス大帝の言葉をもって、諸君を歓迎させてもらおう!」

 

分校長の予想だにしない挨拶後、入学式は終了し、それぞれの科の生徒達が担当教官のもとに集められ教室に移動していったが、俺を含めた4人は何も知らされず、その場に留まっていた。

 

 

「え、えっと、なんか、気迫に飲み込まれちゃってたけど……」

 

 

「結局のところ、僕たちはどうすれば」

 

 

「確かに。俺たちだけクラスを発表されてないしな」

 

 

「…………」

 

 

 4人共どうすればいいのか分からず、混乱していると、先生が口を開いた。

 

 

「……分校長。そろそろクラス分けの続きを発表していただけませんか?」

 

 

「…………!」

 

 

「へ……」

 

 

「なるほどな……」

 

「フフ、よかろう。本分校の編成は、本校のI〜VI組に続く、VII〜IX組の3クラスとなる。そなたら4名の所属は《VII組・特務科》…担当教官はその者、リィン・シュバルツァーとなる」

 

「うへぇ~まじかぁ~」

 

「なんだ、不満か?ユウキ・フラット?」

 

「いえいえ~、まさか~そんなわけあるわけないじゃないですか~」

 

やべぇ聞かれてた、冷や汗を流しながらリィン先生についていった

 

 

 分校長からVII組所属を伝えられた俺たちは、ミハイル少佐とシュミット博士に先導され、先程シュミット博士と話していた女子と共に分校の奥にある要塞のような施設に来ていた。

 

 

「VII組・特務科には入学時の実力テストとしてこの小要塞を攻略してもらう」

 

「こ、攻略……?」

 

 

「そもそも、この建物は一体……」

 

 

 ピンク髪の女子と青髪の男子は状況がつかめないらしく、疑問の声をもらす。

 俺もそうだよ、教室じゃなくて要塞でびっくりだよ

 

 シュミット博士曰く、此処は実験用の特殊訓練施設らしく、難易度などの設定が可能らしい。しかし、1番驚いたのはこの小要塞の中には魔獣が放たれているということだった。俺は魔獣との戦闘経験は何度かあるからあまり動揺はしないが他2人は違った。

「な……!?」

 

 

「ま、魔獣……そんなの冗談でしょ!?」

 

 完全に動揺していた。それもそうだ、それが一般的な反応だろう。生徒たちが動揺する中、ただ1人、リィン教官だけが状況を理解していた。

 

 

「ちょ、ちょっと待ってください!」

 

 ピンク髪の女子が我慢の限界らしく、声を荒げる。

 

 

「黙って付いてきたら勝手なことをペラペラと……。そんな事を……ううん、こんなクラスに所属するなんて一言も聞いていませんよ!?」

 

 

 それに関しては俺も同意見だ。VII組・特務科に所属するなんてこと、俺たちは一言も知らされていなかった。だというのに、突然VII組に所属しろと言われても不満しかないだろう。

 

「まぁ、まぁ落ち着こうよ、ピンクちゃんにブルー君」

 

「ぴ、ピンクちゃん!?」

 

「ブルーくんって僕のことか…?」

 

「だって名前知らないしそれに白髪ちゃんは落ち着てるよ~?」

 

「白髪ちゃんはやめてください…」

 

要塞に入リィン先生の提案で自己紹介をすることになった

 

「じゃ、まずは俺からするねぇ~ユウキ・フラットです、生まれも育ちもここリーヴスなんだ」

 

「先を越されてしまったが俺はリィン「いらないのでは?」」

 

「まぁ確かに灰の騎士って有名だからねぇ~」

 

「いや、よく知ってるな。英雄なんて過ぎた呼び名だが」

 

リィン先生の自己紹介を遮る形でブルー君が食って掛かる、何か訳ありかな?

 

「それでも改めて名乗らせてくれ。リィン・シュバルツァー。トールズ士官学院・本校出身だ。先月卒業したばかりでここ第II分校の新米教官として本日赴任した。武術、機甲兵教練などの担当、座学は歴史学の担当になる。《VII組・特務科》の担当教官を務めることになるらしいからよろしく頼む」

 

「よろしく、おねがいします~リィン先生」

 

「先生か…」

 

「あっ教官じゃないとダメなんでしたっけ?」

 

「いや先生でかまわない、よろしくなユウキ」

 

「はーい」

 

俺の先生呼びに困惑していたリィン先生だが許しをくれた

 

「では、自分も。クルト・ヴァンダール。帝都ヘイムダルの出身です、ブルー君呼びはやめてくれるとありがたい」

 

「ヴァンダール――そうだったのか。すると、ゼクス将軍やミュラー中尉の……?」

 

「ミュラーは自分の兄、ゼクスは叔父にあたります。まあ、髪の色も含めて全然似ていないでしょうが」

 

「それは……」

 

 どうやらリィン先生は心当たりがあるらしく、察していた。

 

「それはともかく、その眼鏡は伊達ですか?あまり似合ってないと思うので、外した方がいいと思いますよ」

 

「確かに!ぶっちゃけ違和感満載ですよ~?」

 

「うぐっ」

 

女子二人にも笑われ落ち込んでいるリィン先生

 

「ぐ……ああもう。分かりました!ユウナ・クロフォード。クロスベル警察学校の出身です。正直、よろしくしたくないけど……そうもいかないのでよろしく!」

 

「クロスベルかぁ~ラーメン食べにいったことあるよ~美味しいよね~」

 

「印象それだけ!?これだから帝国人は…!!」

 

「いやそれだけで帝国人と一括りにされるのは遺憾なんだが」

 

そのあとリィン先生に軍警学校と指摘され険悪になっていたがとくに問題はなし

 

「次は私ですね」

 

 

 そう言って白髪の女子が口を開いた。

 

 

「アルティナ・オライオン。帝国軍情報局の所属でした」

 

 

「……!?」

 

オライオンこいつが…!?

いやまだそうと決まったわけじゃない

少し見極めないと

 

「一応、ここに入学した時点で所属を外れた事になっています。どうかお気になさらず」

 

 

「……聞き捨てならないことを聞いた気がするんだが」

 

 

「情報局って、噂の……ってそれより"事になっている"って何よ!?」

 

 

「失礼、噛みました」

 

 

 ユウナの指摘にアルティナは無表情で返す。

 

そのあとアナウンスが流れ攻略することになったのだが…

 

「なぁなぁ、ユウナちゃん、ユウナちゃんこのオーブメントどうやって使うの?俺オーブメント使ったことなくて」

 

「ないの!?」

 

「うち貧乏なもんで」

 

「まぁそっか一般の人なら持たないか、真ん中のスロットにさっき教官からもらったマスタークォーツってやつはめるのよそれで使用者と同期されるからアーツも使えるようになるわ」

 

ユウナちゃんに教わってると床がガコンと空いた

リィン先生が受け身を取れという名か

近くにいたユウナちゃんを抱え、足を壁に突き立てるよにずり落ちていく

床に付いたらおろす

 

「えっと…あ、ありがとう」

 

「んーオーブメント教えてくれたお礼ってことで!」

 

先に受け身を取っていたクルトくんとリィン先生と鉄製の何かに乗って降りてきたオライオンだった

これから要塞の攻略が始まるらしいどうなるかな?

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