嫌がるエドを無理やり連れ回して、話しても大丈夫そうな人に各自連絡を入れていく。
まずは一番末っ子のアルフォンスから。
話す内容は大体僕がエドに話したのと一緒だから割愛するね。
エドが女体化したことと、原因も事細かに伝えて、これから大佐にも問い詰めに行くんだけどって話したら「この身体じゃなかったら僕も行きたかったんだけどなぁ」とお怒りのお言葉も貰い。
「やっぱりアルもエドは大佐に責任取ってもらうべきだと思うよね」
「そりゃそうでしょ。兄さんが姉さんになっちゃった原因が原因だもん。大佐からしてみれば事故みたいなものだけどやっぱりちゃんと話すべきだよ。あと僕も大佐殴りたいかも」
「兄貴に続いてアルまで……うう……」
「人前では兄さんって呼ぶから安心してね」
「嬉しいけど……優しさが辛い……」
落ち込むエドに更に追い打ちかけるようで申し訳ないけど、防犯のためにもこれは伝えておこう。僕達3人で行動することわりと多いと思うから。
「僕達エルリック兄弟が全員男だってのは有名になっちゃってるもんね。本当のことを知らせるのは関係者だけにして、上層部とか僕達のこと良く知らない人を相手するときは男装した方がいいと思うよ。エドって結構かわいいから、男でも何回か狙われたことあったんじゃない?大佐みたいに」
「……うっ、あるけどさぁ。大佐と会うようになってからは減ったから……大佐が護ってくれてる感はあると思うんだよね」
「それならいいや」
「っていうか、兄貴はねぇの?!かわいらしさで言うたら俺と普段は容姿も似てるし、あんまり背丈も普段は変わらないんだし、兄貴も人のこと言えないからね?!あぶねぇから!」
「えっ、ないけど。多分存在感がエドより薄いのが効いてるんじゃないかなぁ。あと僕肝心なところで寝落ちしてる時多いし。あの年寄り連中の趣味よく分かんないけど僕エロくないんじゃない」
「嘘だろ……」
全くないって言ったら嘘になるんだけどね。ややこしくなるから弟達に話す分には無しでいい。何より枯れ専じゃないんだよなぁって言って洗脳でばったばった強制的にお断りしてたりします。 どうせ抱くなら美女が良いです。そう、抱くほうね。抱かれたくないかも。僕、攻めでありたい。
その際弟達にも手を出さないように調整してあるので、大丈夫かなぁと思ってたら、大佐から寄ってたかられたことなかったので完全に油断したというのが今回の事件の感想です。意外とホモの方に関しては一途だったりするのかな大佐。大佐を真っ先に弟犯すなよって洗脳しとくべきだったんだなぁと今更ながら後悔してます。洗脳も寝落ちするっていうデメリットがあるからね。
⬛︎
あの後大佐にも正直に問い詰めに行ったんだよ。
そしたらさぁ。リゼンブール行きの車内混沌としちゃってさぁ。
「なんで大佐も居るの?あとリザさんもなんで居るの?あと少佐も居るとさすがに大所帯……」
「私が行かない訳にはいけなくなっただろう」
「大佐は雨の日無能になってしまうので……私は主に雨が降った時用の護衛です。それから仕事のことでサボられても困るので見張りです。」
「同じく我輩もスカーとザク相手に中尉殿単体で勝てるとは思いませんのでな。雨が降った時用の用心棒でございます」
「君たちはもう少し私に対して配慮があってもいいと思うのだが」
「仕方ありますまい、こればかりはマスタング大佐が悪いと我輩思いますぞ」
「同感です。見損ないました大佐。」
しかも同乗者全員事情を知ってしまってるの、どうしようもなく大佐が不憫でならない。因みに席順としてはこんな感じ。
リザさん 通路 大佐 エド 窓側
対面式座席
空席 通路 少佐 僕(とてつもなく狭い)
アルは原作通り荷物扱いされて家畜車両行きである。
あれ、これドクター・マルコーに会える?