【本編完結】ロックバンドにハマったという一人暮らしの息子を訪ねたら「おしゃけしゅきぃ~っ」と寝言を呟く酒カス美女とベッドで眠っていた。   作:SUN'S

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山田リョウ愛好家な喜多ちゃんは「私の人生はリョウさんに会うためにあった!」と妄言を撒き散らす。そして、どうにかしてリョウちゃんは逃げたい

私の親友は凄くモテる女だ。

 

中性的な容姿も彼女の魅力なんだろうけど。たぶん、みんなリョウの不思議なところに惹かれているんだと私は思っている。

 

「おれは君が好きだ、山田さん!」

 

今日もリョウは告白されている。っていうか。お昼休みに告白するのはどうなんだろうか?とリョウを見れば明らかに不機嫌だ。

 

まあ、そりゃあそうだよね。学校で唯一の楽しみは休み時間だって公言してるし。どう考えてもフラれるんだろうなあ………。

 

「私、彼氏いるけど?」

 

そう言ってリョウはスマホを見せた。

 

いや、それミツルくんじゃん!?

 

私は叫びそうになるのを必死に我慢しながらリョウを睨む。すると、私の視線に気が付いたのか。ふつうにヒラヒラと軽く手を振ってきた。

 

そんなことよりも。もしも学校の誰かがミツルくんに会っちゃったら大変なことになる!!たぶん、きっと、おそらくだけど。

 

お姉ちゃん、このままだとヤバいよ。リョウにすら追い抜かされちゃって、どんどんミツルくんと関われなくなってきてるんじゃあ…。

 

「ちなみに虹夏も彼女…!」

 

「ちゃうわいっ!!」

 

うっ、思わず関西弁になっちゃった。

 

私の大声にクラスメートも驚いてるけど。リョウだけは「いつもどおり」と言わんばかりに笑っている。そういうところが腹立つのだ。フン、今日のお弁当は分けてあげないもんね。

 

「アハハ、ごめんなみんなぁ」

 

「いふぁい、いふぁい」

 

ムニュギューーッ!とリョウの頬っぺたを引っ張っているその時だった。ふとリョウの足元が見えないのだ。いや、後ろから引っ付くようにしているから見えにくいのは事実だけど。

 

でも、まさか、そんな………。

 

この前より成長してるっ!?

 

私ともそんなに変わらなかったのに。どうして?なんて考えていると「ふぉろふぉろふぁなふぃふぇ」とリョウに言われたので頬っぺたを離す。

 

とりあえず、まずは落ち着こう。

 

たぶん、あれは成長期によるものだ。うん、そうだ、そうに決まってるよ。私の幼馴染みなんだから私を置いて巨乳(たかみ)に行くわけがないんだ。

 

「虹夏、どうしたの?」

 

「えっ、ああ、うん、なんでもないよ」 

 

「……そう…」

 

「う、うん」

 

くそぅ、ちょっと動くだけであんなにっ。いやいや、私もいずれはお姉ちゃんみたいになるしぃ?こんなことで怒ったりするのは良くない。

 

「ふぅ…肩が凝る」

 

「ムウゥゥッ…!」

 

リョウはそう言ってニヤニヤと笑う。

 

こいつ、私がなにを考えてるのか分かってるクセにそういうことをするんだな?それならこっちにだって考えはあるんだ。

 

………えと、なにしようかな?

 

 




〈むっちりリョウちゃん〉

むっちりリョウちゃん概念。

最近、なにやら肉付きの良いリョウちゃんに虹夏ちゃんは嫉妬しているようだ。お兄さんときくりさんに甘やかされまくって全体的にムッチリとしてきていることを伊地知姉妹は知らない。ちなみに作者もリョウちゃん巨乳化(実質、ライザちゃんボディ化)はありだと思ってます。

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