転生したら武天老師って呼ばれるようになったんだが?   作:JOJI

13 / 36
前回から感想や高評価、誤字報告等などありがとうございます!

今回、思ったより長くなったのでいい所は次回にお預けとなりました。すまそん!


第12話

 

 

悟空が来てから数日が経ち、ワシが家から離れた海域にて瞑想をしておると

 

「亀ちゃーん!」

 

「…む?」

 

普段、瞑想しておる時は危ないから離れるように言い、それを守っていたファンファンがわしから少し離れたところから呼びかけてきた。

 

「悟空君が貴方に用があるって来てるわよーッ!」

 

「おおっ!そうかー! 分かった! すぐ行くからちょっと待っとれ!」

 

そうワシはいい、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「さて、行こうか。悟空はワシになんの用かの?」

 

「なんか、芭蕉扇が欲しいんだって」

 

「ほう、芭蕉扇とな」

 

ファンファンとそう話しながら飛んで帰ると、ビキニアーマーを着た娘と悟空が家で寛いでた。

 

「あ、オッス!久しぶり、じっちゃん!」

 

「お邪魔してますだ、武天老師様」

 

「おお、悟空よ。数日ぶりじゃな、そこのお嬢さんはどちら様かな?」

 

「初めまして、おらは牛魔王の娘のチチって言うだ!」

 

「ほお、チチというか! 手紙で知っておったが会うのは初めてだったな。それで、芭蕉扇が欲しいとの事じゃったな。」

 

「うんだ、かくかくしかじかで…」

 

チチはここに来た経緯を語った。

 

 

 

数時間前

 

 

悟空とブルマは亀仙人達と別れた後、1つのドラゴンボールを見つけて晴れて四つ目のドラゴンボールとなった。ウーロンを新たに旅のメンバーに加え、ヤムチャという盗賊と出会ったりしながらも順調に旅をすすめた。そして5つ目のドラゴンボールのあるフライパン山へと足を運んだ。

 

フライパン山とは超人気プロレスラーである牛魔王が村おこしをしたことで有名であり、昔は人気観光スポットとして有名であった。しかし、ある時から原因不明の発火現象が起き、牛魔王の城は燃え盛り今や人が住めるような場所はなくなったとされる山である。

牛魔王はその近くの山でもう一度村おこしをしたが、フライパン山の影響か牛魔王を慕っている人々くらいしか集まらず小さな集落となり細々と暮らしていると伝わっている。

 

そして、ドラゴンボールはそのフライパン山にあるとの事でブルマ達は慎重に足を進め、燃え盛る城を目にした。

 

「ひやぁー! すげ〜!」

 

「これが、フライパン山の燃える牛魔王城…」

 

「やべぇよ、近くにいるだけでステーキになっちまう!」

 

それぞれ城を見た感想をいい、ウーロンが早く離れようと訴えるがブルマがドラゴンレーダーを見て答えた。

 

「でも、ドラゴンボールはあの城の中にあるみたいよ。ほら、ここ。城がある座標を指してるわ!」

 

「へー、よく分かんねぇけどあの中にあるんだろ。オラ、ちょっと筋斗雲で空から見てくるぞ。」

 

「あ、お願ーい。気をつけてねー!」

 

「おう!」

 

悟空がびゅーんと筋斗雲に乗って空を飛んで行ったあと、ブルマとウーロンがたわいもない話をして時間を潰していた時

 

「おめぇだち、そかっどこで何してるだか?」

 

ドシン、ドシンと足音を鳴らして大きな大きな男が声をかけてきました。突然現れた大男にびっくりしたブルマとウーロンは叫び壁に隠れます。

 

「おお、すまねぇだ。驚かせちまっただな、おらは牛魔王っていうだ。」

 

「え?牛魔王? 牛魔王じゃん!」

「すげ〜!本物だ!」

 

人気プロレスラーとして度々テレビに出演していたのでブルマはそれなりに認知していたのでほっとする。そして、何気にファンだったウーロンは盛り上がって握手とサインを求めた。

 

「おお、おらのファンだったか。握手はええけど、今おらはオフやからおら用のサイン色紙は持ってねぇだよ。すまねぇ」

 

「いえ! ありがとうございます! すげ〜、牛魔王と握手したぜ!」

 

「握手というより、あんたが牛魔王の指を握っただけのようだけどね。」

 

「うるせ!そういえば、なんでここに牛魔王さんが? 今は近くの山に住んでるんじゃ。」

 

「オラは暇ができたら誰かここに近づかねぇようパトロールしてるだ。そんな事より、おめぇ達ここはあぶねぇだ。見ての通り炎が燃え盛っていていつほかに引火するか分からねぇだ。」

 

「ええ、でも…」

 

「おーい!だめだー!! 熱くて城には入れねーよ!!」

 

「あ、孫君!」

 

「うん?」

 

そこから偵察から戻ってきた悟空が戻ってくるとさっきまでいなかった大男に驚く。

 

「ひゃー!でっけぇなおめぇ! なにもんだ!?」

 

「こ、こら! お前知らないのか!? 世界一のプロレスラー牛魔王だぞ!」

 

「へ?ぷろれす?うめぇのかそれ」

 

「お前プロレス知らねぇの!? それでも武道やってんのか!?」

 

「こらこら、そういうもんじゃねぇだよ。プロレスは武道じゃなくてスポーツみてぇなもんだ。知らんくてもしょうがねぇだよ。それより、坊っちゃん。その雲は筋斗雲じゃねぇだか?」

 

「え?う、うん」

 

「おお、やっぱりそうだか! 今の時代、それを持ってんのは武天老師様だけだな!おめぇ、武天老師様を知ってんのか!?」

 

「え? むてんろうし?」

 

「武天老師っていや、武術の神様と言われているすごい武道家だろ?俺でも知ってるぞ! そんな人に貰ったのかそれ!」

 

「ああ!亀のじっちゃんの事か!? へー、オラのじっちゃんの師匠って聞いてたけど、神様って言われるくらいすげーのか!」

 

「そ、そうだったの…全然、知らなかった。」

 

ウーロンにそう言われ、亀仙人の正体が武術において頂点と言われている武天老師と知り、ワクワクする悟空や驚くブルマ。その姿に牛魔王は背の赤い棒に気づく。

 

「その、棒。もしかしてだか、如意棒でねぇか?」

 

「おっちゃん、色々詳しんだな。そうだよ! オラのじっちゃんに貰ったんだ!」

 

「おめぇのじっちゃんって、孫悟飯か!?」

 

「うん」

 

「うひょー! あの人に孫がおっただか!? こら、たまげただ!」

 

「おっちゃん、じっちゃんのこと知ってんのか?」

 

「知っとるもなにも、おらは武天老師様の二番弟子だっただよ! 悟飯さんの事は兄弟子として慕ってただよ!」

 

「それほんとか〜!?」

 

亀仙人からは悟飯のことしか聞いてなかった悟空は、悟飯に弟弟子がいるのは知らず驚いた。

 

「うひょー、ここに来て新事実じゃん! 牛魔王が武天老師の弟子だなんて全く知らなかった!」

 

「あんた、なんか今が1番楽しそうね。」

 

「おっと、そうだった。懐かすがってばかりでいられねぇだよ、おめぇにちょっくら頼み事があんだ!」

 

「なに?」

 

「実はよ、昔武天老師様が芭蕉扇っていうすごい風を起こせる扇を持ってる事を思い出してよ。それを使えばあの火を消せるかもしれねぇんだ。」

 

「へー、そうなんか。」

 

「おらもそれなりに風が起こせるんだが…」

 

そういうと、牛魔王はおもむろに手を広げて城に身体を向ける。

 

「ぬおぉぉぉお……フンヌゥッ!!

 

身体から熱気のようなオーラが立ちこめ、バシュっと手を合わせるとそこからとてつもない竜巻が生まれる。城を包む炎が牛魔王から放たれた竜巻によりなびくが、消える様子は見えなかった。

 

「…と、言うみてぇにおらの『爆風掌』でも消すことができねぇだよ。昔は道ができるくれぇはできたんだけんど」

 

「ひ、ひぇ〜。おっちゃん竜巻起こせるんか!? どういう妖術だ!?」

 

「ひ、人って飛んだり竜巻起こしたりできるんだ…すごいね、人体…」

 

「…プロレスってなんだっけ…」

 

と、牛魔王が放った竜巻のような技をみてそれぞれそのような感想を抱いた。ちなみに、後をつけていたヤムチャ達は牛魔王が放った爆風掌の風によって吹き飛んだ。

 

「じゃ、じゃあオラはじっちゃんの家に芭蕉扇ってのを取りに行けばいいんだな?」

 

「あ、そうだ。こんなうめぇこと行くと思ってなかったから昨日おらの一人娘のチチに武天老師様を探しに行かせたんだよ。」

 

「へ?チチ?」

 

「あの炎で城の中にある電話や住所を書いた紙を取りに行けなくなっで、武天老師様と連絡が取れんくなっちまったんだよ。おらは仕事で何日も手を放せなくてな。だから、おらの娘のチチに武天老師様を探しに行かせたんだよ。途中の道におると思うから連れてってけろ。」

 

これが、写真だ。見せられた写真には可愛らしい娘が写っていてブルマやウーロンは驚いた。そして、吹き飛ばされてから戻ってきたヤムチャ達も驚いて道を引き返し始めた。

 

「その子を連れてけばいいんだな。分かった!」

 

じゃ、行ってくるー!と悟空は筋斗雲でカメハウスの方角へ飛んで行った。そして、途中の道で拾ったチチと共にカメハウスへと向かった。

 

 

 

「ほう、そんな事が…」

 

フライパン山の噂は聞いていたのでいつ連絡が来るかと思っていたが、城の中に連絡先を置いていってて連絡が取れんかったのか。わしから行こうかとも思ったが、原作の動きのためにあまり積極的に動かなかったのだ。

 

「しかし、困ったのう…実は20年くらい前に芭蕉扇を無くしたのじゃ。」

 

「「え!?」」

 

20年ほど前に家の近くでの修行中に誤って津波を起こしてしまって家の中のほとんどが流されてしまったのだ。幸いドラゴンボールなどの大事なものは見つかったものの、外に立てかけていた芭蕉扇は海に流されてしまったのだ。と、そういう経緯を話す。

 

「へー、そうなんかー。」

 

「修行中に誤って津波を…津波って起こせるのけ…?」

 

「まぁ、無くしたもんはしょうがないからの。ワシが消しに行ってやる。」

 

「へ? じっちゃんあの炎消せるんか!?牛魔王のおっちゃんもすげ〜風起こしたけど消せなかったぞ!」

 

「うむ、この武天老師に“今のところは”不可能は無い!ワシはその牛魔王の師匠じゃぞ?」

 

「そ、そっか! 良かったな!」

 

「うんだ!」

 

「先に行って待っといてくれ、ちょっと着替えてから行くからの。」

 

さすがに久しぶりに会う弟子にアロハシャツはあれじゃしの。

 

「わかった!先行って待ってるぞ!」

 

そう言って悟空達は筋斗雲に乗ってフライパン山へ帰って行った。

 

「さて、ワシも着替えて行くとするかの。ファンファンも行くか?」

 

「もちろん、久しぶりに牛魔王ちゃんの顔も見たいし。テレビではよく見るんだけどね。」

 

「あやつは悟飯とは違った形で出世したやつじゃの〜、まさかプロレスで大成功するとは思わなかったぞい。」

 

 

 




明日、コミケに向けて東京へ前進するのでもしかしたら投稿は遅れると思います。筆記は向こうでもする予定なので気長にお待ちください!

感想と高評価をよろしくお願いします!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。