転生したら武天老師って呼ばれるようになったんだが?   作:JOJI

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コミケきっちいので初投稿です。コミケの待ち時間で暇ゆえに書き進めてたら続きがかけたので投げときます。


第13話

 

 

フライパン山に帰ってきた悟空とチチは亀仙人が芭蕉扇を失くしたから自ら火を消しに来てくれると牛魔王達に伝えた。

 

「本当だべか!! 武天老師様が直々に来てくれるんだべか!いやー、武天老師様には迷惑をかけちまうだなー。」

 

「着替えてから来るって言ってたから、そろそろ来るんじゃねぇか? あの飛ぶやつで!」

 

「ああ、舞空術の事だべな。オラは使えねぇんだけど悟飯さんは自由自在に飛んでただよ!」

 

「ほんとか〜! おら、じっちゃんが飛んでるとこ見たことないぞ!」

 

「自分で歩くことが好きだった方だったから、あまり使わなかったんじゃねぇけろ?」

 

「そっかぁ…教えて欲しかったなぁ。」

 

「んん? おめぇ、悟飯さんの孫なんだろ? 何時でも教えてくれるんでねぇでか?」

 

「それがなぁ…」

 

悟空は牛魔王に悟飯が病気によって亡くなっていると伝える。それに驚いた牛魔王は、悲しみながら礼を言う

 

「すまねぇだ。つれぇごと聞いちまって、教えてぐれてありがとうな。」

 

「ううん、いいんだ。」

 

その後ろで隠れて聞いていたヤムチャ達も驚く。

 

「ま、まさかあの孫悟飯が病気で亡くなっていただなんて…」

 

「武術の達人も病気には勝てないんですね…」

 

そんな話を悟空達がする中、悟空が空に人影を発見した。

 

「あ! あれじゃねぇか?」

 

「んだ?」

 

「え?」

 

悟空達は目を凝らして人影をよーく見てみると2人いた。その人影はしばらくの間燃えている城を見たあと、凄まじい加速で悟空達に向けて飛び出す。

 

「とぉー!」

 

ひょうきんな掛け声とともに飛び出した人影の正体である亀仙人が加速をそのままに膝を突くような形でズドンっと大きな音を鳴らして着地した。

 

「うひょー! 相変わらずはえーなぁ〜!」

 

「流石は武天老師様だべ!」

 

「す、すげぇ。ホントに飛んでる…」

 

「ね、言ったでしょ?」

 

悟空と牛魔王やチチは亀仙人の舞空術の速さにワクワクし、ウーロンはブルマから亀仙人が飛んでくるということを話半分で信じていなかったためにとても驚いていた。

 

そして、その亀仙人の後からファンファンが舞空術で追いかけてくる。

 

「もう、急に加速するから驚いたじゃないですか。」

 

「ひ…ひ」

 

すると、亀仙人は着地の格好からプルプルと震え始める。

 

「ひ、膝が…」

 

いててっと膝を抱えて蹲る亀仙人の姿に、ドサッとずっこける面々。

 

「大丈夫かよ、あの爺さん…ホントに火を消せるのか…?」

 

ウーロンが一同の言葉を口にする中、膝の痛みから立ち直った亀仙人。

 

「もぉー、あんなに膝に悪い着地をするからですよ?」

 

「だって、カッコつけたいじゃん…子供も見とるし」

 

「その子供に呆れられちゃってますよ。」

 

そういう話をしながら亀仙人とファンファンは悟空達の元へ歩みを進めた。

 

「久しぶりじゃのう、牛魔王よ。元気にしとるようじゃな。」

「久しぶり〜、牛ちゃん!ブルマちゃんも!」

 

「武天老師様にファンファン様!お久しゅうございますだ! お陰様でこうして娘共々元気にしてるだ! 」

 

「ファン姉さん、こんにちは!」

 

それぞれが挨拶する中、ウーロンがキリッとした表情でファンファンに近く。

 

「は、初めまして!美しいお姉さん! ボク、ウーロンて言います! よろしくお願いします!」

 

と、ウーロンは綺麗なお辞儀をして手を差し出す。その様子に驚いたファンファンと呆れたブルマ。驚きながらもウーロンの差し出した手を握って答える。

 

「初めまして、ウーロンちゃん。私は武天老師の妻でファンファンって言います。よろしくね」

 

「は、はい! へぇ、武天老師さまの妻…妻…? え、お孫さんとかではなく?」

 

「うん! 亀ちゃんの妻です!」

 

そばの亀仙人の腕に手を通して抱きつきながら答えるファンファン。その様子に満更でもない亀仙人はピースで答える。

 

「え、え?」

 

本当?っと無言でブルマに問うが、肯定するように首を縦に振るブルマにウーロンは膝から崩れ落ちる。

 

「嘘だろ、あんなピチピチで美人なお姉さんを娶るだなんて…! 羨ましいッッ!!」

 

「言っとくが、ファンファンはワシと同い年じゃぞ」

 

「え…?」

 

更なる情報を入れられて今度こそ宇宙猫となった豚を放置してそろそろと本題に入っていく。

 

 

---

 

「ほぉー、噂には聞いておったがすんごい燃えとるのー。なかなかなもんじゃわい。」

 

「んだ。いつ更に広がるか分かっだもんじゃねぇだよ。原因もよくわかんねぇんだけど、火の精霊が落ちただとか言われとるんだよ。」

 

「ほーん、そか」

 

ワシも燃えた原因とかよく覚えとらんの。何せもう300年は転生して経っとるし。一応、昔に原作をメモったメモ帳もあるがあれも主要な出来事くらいしかメモっとらんしの。

 

…あそこで隠れているつもりでいる者には触れん方がええんじゃったっけ?

 

「さて、早速消火に取り掛かるとするかの。話はそれからじゃ。」

 

城まで火が回っていたらさすがに城も含めて更地にしないと消せそうになかったが、あれは城を囲むように広がっている。なら、やる事は簡単じゃ。

 

「ちょっと、上着預かっといておくれ。」

 

「はい」

 

ワシはファンファンにカンフー服の上着を預けてタンクトップの姿になる。

 

「牛魔王よ、城の周りが多少スッキリしてしまうが良いかの?」

 

「大丈夫ですだ! 建物とかは建て直せますだ!火が消えればいいですだよ!」

 

「よしきた…」

 

ワシは舞空術でちょうど良い位置まで上がると身体に力を込める。

 

「んん〜、ハッ!!!」

 

ずごっと筋肉が膨張して身体が一回り大きくなる。身体中に気が十分に充満し気力が湧いてくる。原作で言うMAXパワー状態じゃが、ワシにとってはこれが本来の姿的なやつである。普段の萎んだ状態は気を押さえ込んで服が着やすいように萎んでいるだけだ。

 

「いぃ!?」

「む、ムキムキになった!?」

「相変わらずすげぇ気だべ!」

「あ、あわわわ」

 

「ふぅー、行くぞ…」

 

ワシは精神を集中させ、両手を腰だめに構える。

 

「おお!出るだ! 武天老師様のかめはめ波が!」

 

「かめはめ波?」

 

陰で隠れて見ていたヤムチャがその姿に興奮しながら解説する

 

「か、かめはめ波…体内のエネルギーを凝縮し一気に放出する武天老師の奥義だ! かつて、武天老師はこの技をもって世界を救ったと言い伝えられている…!! な、生で本人のかめはめ波を見られるなんて…っ!」

 

「す、すごい技なんですね!」

 

周りの反応を窺って慌てて出す技をキャンセルしかめはめ波に変更する。危ない危ない、ここはかめはめ波を出してやらんといかんのじゃった。

 

両手を広げて気を溜める。その上で外気術を応用して周囲の気を操り城の周辺へ巡らせる。ちょうど炎を囲むように気を広げる。

 

「か…め…」

 

自身の気を両手に凝縮して手を上下に合わせるように腰だめに構える。

 

「は…め…」

 

手のひらの中心に青い気の玉が作り上がり唸るような音を上げ光が上がる。

 

波ァァアアッ!

 

ズオーッ!と放たれた極大の気の濁流は唸りを上げて燃え盛る炎へぶつかると大爆発が起きる。

 

「「「「うわぁ〜!?」」」」

 

凄まじい爆風で悟空達が悲鳴をあげる。突風により砂ぼこりが巻き起こり、全員の視界を塞ぐ。

 

「ど、どうなったんだ!?」

 

砂ぼこりが晴れ、視界がクリアになると城を囲んでいた炎が消え去り炎で阻まれていた城がはっきりと見えるようになっている。炎が燃え盛っていた地面はえぐれる様に削れ消えさっている。

 

「す、すげ〜!」

「す、すげぇだ!」

「ほ、炎が消えた…!?」

「や、やべぇ…!」

「こ、これが武天老師の力か…!」

 

 

 

 

 

「…ふむ…。」

 

何やら嫌な気配が消えとらんの。やはりあの炎は火の精霊が落ちたなどという話じゃなさそうじゃ。おそらく、この土地自体に何か問題がありそうじゃのう。

ワシは気を集中させて体を萎ませて悟空達の元へ降りてゆく。

 

「お疲れ様」

 

「おう」

 

ファンファンは降りてきたワシに上着の袖を通して着せてくれる。その間にも悟空は見るからに目をキラキラさせながら

 

「すげぇなじっちゃん! あれ、オラにもできんのか!? 教えてくれよ!」

 

と、ワシに問いかけてくる。懐かしいの、昔に武泰斗様に初めて気功波を見せてもらった時のワシにそっくりじゃわい。

 

「おう、できるとも。そりゃ、すごい修行を積めばお主なら直ぐにあれくらいはできるようになるじゃろ。」

 

悟空なら10年後くらいになったらあれくらいのかめはめ波は出せるようになるだろう。ちなみにワシがやったあれは気の障壁を火の表面に張り巡らせ、ワシの気をぶつけると爆発するという特性に改造した技である。かめはめ波は起爆するための火付け役に過ぎずメインはそれである。もちろん、そんな夢を壊すようなことは言わんけど。

ちなみに最初にワシがやろうとしたことは魔封波の応用で炎を上空に持ち上げて気で消し去るというものだ、まぁそれで消し切れるかは分からんかったがの。こっちの方は地味だし映えないので結果オーライじゃ。

 

ワシの返答を聞いて残念に思ったのか分からんが、ふーんと言いながらかめはめ波のフォームを練習し始める悟空。

 

「武天老師様! ありがとうございますだ! これでまたここで村人みんなで暮らせることができるだ!」

 

「あー、その事なんじゃがのう」

 

ワシはまだここには嫌な気配がしており、完全に鎮火した訳ではなさそうということを伝え、ここに住むことや人が近づくことを控えるようにと伝える。もちろん、ワシの勘違いという可能性もあるので数十年経っても何も起こらなかったら大丈夫じゃないかなっと伝える。

 

「なるほど、武天老師様が言うことだべ! 村のみんなにはそういうふうに伝えておくだ!」

 

「頼んだぞ」

 

わしの予想的には後、5年ちょっとでまた燃え始めると予想しとるが勘のようなものなので、変に脅かすようなことも言わんでも良いかの。と、ワシがそう思っていた時

 

「波っ!!」

 

「む!?」

 

急に悟空の気が高まったと思ったら手から気功波を出して車にぶつけた悟空の姿に驚く。まさか、見た時の感覚のみでかめはめ波を真似るとは思わなかった。悟空が天才なのかサイヤ人だからなのかは分からないが、なかなかたまげた事をしよる。

 

「で、でた! でも、亀仙人のじいちゃんのには全然かなわないなぁ…」

 

「まさか、見ただけでかめはめ波を真似るとはのう…」

 

「す、すばらしいだ…流石は悟飯さんの孫だべ…」

 

流石は原作主人公じゃな…ワシはあの悟空レベルの気功波をだす感覚を身につけるのに1年はかかったというのに…。流石は戦闘民族かの。

 

「悟空よ、その感覚を忘れるでないぞ。かめはめ波は亀仙流の奥義であり基礎みたいなもんじゃ。その感覚がきっとこれから先のお主を助けてくれるじゃろう。」

 

「うん、分かった!」

 

チチの案内のもと城へ向かったブルマ達がドラゴンボールを掲げながら嬉しそうに向かってくるのを見る。

 

「さて、ワシはそろそろお暇するとするわい。牛魔王と悟空よ、またの。」

 

「武天老師様、ありがとうございましただ!」

「じいちゃん、またな!」

 

「うむ」

 

「ブルマちゃん、またねー!」

 

「えー! もう帰っちゃうの!?」

 

「ごめんね〜!」

 

ビュンッと舞空術で家の方へ向けて飛んでゆく。ふむ、それにしてもブルマのやつなんでバニーガールの格好になっとったんじゃろう。ワシらはあえてスルーしとったが気になって仕方なかったわい。おっと、思い出したらワシの武天老師がMAXパワーに…

 

「亀ちゃん、今度はバニー服でする?」

 

「え? いいの?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




最後に下ネタをぶっ込んでオチをつけてしまって不快になってしまった方々申し訳ナス。

初めてのコミケでしたが、とても楽しめました。2日目はこれからですが、確実に懐事情はとても軽くなってしまいましたが、後悔はしていない!

感想と高評価よろしくお願いします!
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