転生したら武天老師って呼ばれるようになったんだが?   作:JOJI

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本当に申し訳ない(開幕土下座)
めっちゃ中途半端なところで途切れてて久しぶりに読み返して笑ってしまった(笑い事じゃない)

ぼちぼち再開していきますので今後ともよろしくお願いします。


第31話 限界の先へ

 

天下一を取った武道家からの挑戦。天下一武道会が設立されて幾十年経ち年々忘れられてきた頂への挑戦権である。武神、武術の神様、全ての武術家の頂点等など、逸話に事欠かない武を志す者を引き付けてやまない最強の称号。武天老師を倒してこそ真の天下一。

 

そう宣言した悟空だったが、唐突に腹を擦り出し何か悩み出した。

 

「あ、と…その前に、なんか食わしてくんねぇか? やっぱし、仙豆だけじゃなんか腹膨れた気がしなくてさ!! ははは!」

 

ズコーんッと皆してずっこけたのは言うまでもない。

 

 

 

 

小休憩の時間を挟み、再び武舞台で立ち会う孫悟空と武天老師。武天老師はともかく、悟空の方は傷は完治しているが大怪我をおったりしていたため後日に試合を設けるかと提案されたが、本人が「今やりたい」と聞かなかったため予定外ではあるが2度も見れるか分からない大試合を観戦するためすっ飛んで戻ってきた観客やメディアで観客席は再び人で埋まっていた。

 

「へへへっ」

 

「どうした? 悟空」

 

「…最初の武道会の時にファン姉ちゃんとじっちゃんがすげぇ試合してた時は見るだけで精一杯だった。2回目の時はピッコロ大魔王に邪魔されたけど、じっちゃんの本気が見れて敵わねぇって思っちまった。」

 

「…」

 

「今のオラでも本気のじっちゃんには敵わねぇと思う。けど、いつかは本気のじっちゃんを超える。この試合はそのための一歩だ。」

 

若き武道家からの宣戦布告。300余年あまり生きて幾度も似たような事を言われたが、そのどれよりも力強く自信と希望に溢れた宣戦布告であった。

 

「…ふふふふっ、ならば見せてみよ悟空!」

 

互いに礼を挟み、そして両者とも構えを取る

 

「それでは、試合開始ーッ!」

 

「ダァァ!!」

 

開始と同時に悟空が亀仙人に迫る! 右手を引き絞り、そして突き出したと同時に亀仙人も逆の手を突き出し激突する

 

ダンッ!

 

続けて回し蹴り、肘打ち、膝蹴り、頭突き。示し合わせたかのように同じ手でぶつかり合う2人。怯んだのは亀仙人、更に悟空が攻める。

 

「この、石頭め!」

 

「へへ!頭の硬さなら誰にも負けねぇぞ!」

 

悟空の連打を受け流し、カウンターで悟空の胴体に5発打ち込む。

 

「ごは!」

 

「それ!」

 

更に蹴りで吹き飛ばし、更に後ろに回り込み掌底打ちで受け止める。更に打ち込む前に悟空は高速で亀仙人の背後へ回り拳を打ち放つが、それを読んでいた亀仙人の拳とぶつかる

 

ダァンッ!

 

「ふっ」

 

「ははっ!」

 

同時に姿が掻き消える2人、それと同時に風を切るような音と共に空気が破裂するような音がそこかしこから聞こえだす。

 

ボンッ!

 

その激闘を武舞台を見渡せる特別観客席で見守る面々

 

「な、なんという戦いじゃ…もはや、ワシでさえ追えん…」

 

と、言葉を漏らす神様。それと同じく鶴仙人と天津飯が

 

「見えるか、天よ」

 

「…いえ、この3つの目を持ってしても…」

 

と、天津飯が気落ちした様子で言葉を漏らす。そして、さらっと戻ってきたピッコロが屋根上で亀仙人と悟空の激闘を見て顔を歪めて見ていた。

 

「明らかに俺と戦った時より気が上がっていやがる…! どういうことだ…!」

 

先程の戦いで悟空は全力を出していたように見えた。しかし、今目前で戦っている悟空は先程よりも数段パワーアップしている。その事に疑問を浮かべるが、すぐにそれを捨て去る。

 

「貴様がいくら強くなろうと、俺が更にその力を超えればいいだけだッ!」

 

 

 

ドンッ!

 

数百にも及ぶやり取りの後、両者共に距離を取りタンっと武舞台に降り立つ。

 

「準備運動はこのくらいで良いじゃろう」

 

「ああ、そうだな!」

 

その言葉が聴こえたものは驚愕した。今の激闘がただの準備運動という事実に、そしてそれが本当の事だとすぐに知る。

 

「今のお主になら、ほんの少しだけ本気を出してもよかろう。」

 

「ホントか!?」

 

「ホントじゃよ」

 

その言葉と共に、亀仙人は制限していた気を2割ほど解き放つ。ゴウっと吹き荒れる気が風を巻き起こす。

 

「っ! すげぇ気だ!」

 

「どうじゃ、悟空よ。ワクワクしてきたか?」

 

「っ…もちろん、だっ!」

 

悟空も気を解放し構えを取る、と同時に亀仙人の姿が掻き消える。

 

「ッ!?」

 

目の前に拳を構える亀仙人を捉えると同時に悟空も拳を突き出した。

 

ダァンッ!

 

「…ッ!」

 

悟空の激突した拳に痛みが走る。

 

「まずは…おさらいじゃ!」

 

続けて回し蹴り、肘打ち、膝蹴り、頭突き。またもや最初のように同じ手でぶつかり合う2人。しかし、今度怯んだのは悟空だった。

 

亀仙人は頭突きで吹き飛んだ悟空に蹴りを叩き込み吹き飛ばし、さらに追いかけ連撃を叩き込む。防ぐ悟空だが、防御の隙間にねじ込まれた蹴りを脇腹にくらい怯んだ隙に背中の衝撃と共に地面に激突する。

 

「ぐぅっ!」

 

「ほれほれ、どぉした悟空よ。お主の全力はこの程度か?」

 

「何言ってんだじっちゃん! まだまだこれからだっ!」

 

ワザと追撃せずに離れた位置で悟空に手をクイっと曲げて煽る亀仙人。珍しく青筋を立てる悟空はクラウチングスタートの姿勢を取る

 

「よーーい、どんっ!」

 

凄まじいスピードで駆け出した悟空は勢いそのまま肘打ちを亀仙人に打ち込むが容易く防がれる

 

「くっ、だりゃあっ!」

 

更に背後に回り込んで回し蹴りをあてようとするが後ろ蹴りで逸らされ、続けて放つ連撃は同じ連撃で相殺される。

 

「ほれ、隙だらけ」

 

「ごっ!?」

 

悟空は連撃の隙間に顎に一発貰い、続けざまにもう1発正拳突きをくらい吹き飛ばされ背後に回り込んだ亀仙人の回し蹴りで止められ、更に返しの足で空へ打ち上げられる。

 

「ぐぅ!」

 

「悟空よ、その鍛えた武で何を成す」

 

「何を…」

 

亀仙人の追撃をギリギリで躱し、返しで蹴りを打ち放つ

 

「まだ見ぬ悪を倒すためか、友を守るためか、それとも今の己を超えるためか?」

 

亀仙人は蹴りの連撃を防ぎ、連撃の隙間を縫って悟空の懐に潜り込む。

 

「そんなの…」

 

亀仙人の拳を避けて、カウンターで渾身のパンチを打ち放つ。

 

「全部だっ!」

 

「ッ!」

 

悟空のパンチを防ぐが想像より大きい衝撃を防ぎきれず吹き飛ぶ亀仙人、その亀仙人を追いかけて追撃を叩き込む悟空。

 

「もう前見てぇな奴らの好きにはさせたくねぇし! クリリンやヤムチャやブルマやチチ達も死なせなねぇ!」

 

悟空の追撃を防ぎながら悟空の言葉を聞く亀仙人。

 

「そして、今のオラもこれからのオラも全部超えて強くなる!」

 

突き出された悟空の拳と亀仙人の拳が交差し両者共にぶつかる

 

ドンッ!

 

両者共に吹き飛び空中で体勢を整える。向かい合い、示し合わせるように両の手を合わせ腰だめに構える。

 

「ならば、構えよ悟空。今ここで、お主の限界の壁を越えてみよっ!」

 

か め

 

は め

 

 

「「波ァァアアッ!!」」

 

 

上空で悟空と亀仙人のかめはめ波がぶつかる。衝撃が地上にまで影響を受け、巻き起こる風で建物を揺らす。武闘会場では鶴仙人と天津飯その他門下生と神様が共に気で障壁を張って観客を守っている。

 

「ぐっぎぎぎっ!」

 

「ぬぅ!」

 

押し合う2人のかめはめ波だが、徐々に亀仙人のかめはめ波が押し始める。

 

「だっ、ダメだ…! 押されるっ!」

 

思わず弱音が漏れる悟空だが、そこに亀仙人の言葉が頭に流れる。

 

【もう、諦めるのか悟空よ!】

 

「じ、じっちゃん! だがよ、オラはもう全力を出してるんだ。もう、これ以上上げられねぇ」

 

【お主はまだ、全てを出し切っておらん! お主の力に底は無い! 今のお主になら出せるはずじゃ、限界以上の力を!】

 

「そう言われてもよう!」

 

悟空は更に気を絞り出そうとするが、しかしそれでもこれ以上の力を出せる気がしなかった。もう、ダメだと思ったその時である。仲間の声が脳裏を過ぎる。

 

「頑張れ悟空ぅーっ!!」

 

クリリン…

 

「悟空!負けるなーっ!」

 

ヤムチャ…

 

「頑張って!孫くんっ!」

 

ブルマ…

 

「悟空さ!負けねぇでけれーッ!」

 

チチ…

 

 

「「「「悟空(孫くん)ッ!!」」」」

 

 

 

「っ!ダァァァアアアッ!!!」

 

悟空の途切れかけていた気が体の奥底から溢れ出す。仲間達の声が悟空の背中を押し、眠れる力を叩き起した!

 

「波ァァアアアアッ!!」

 

 

悟空のかめはめ波が一瞬にして亀仙人のかめはめ波を飲み込み、亀仙人の目前へと迫る。亀仙人はそれを防ぐこと無く受け止め

 

ドォォォンッ!!

 

凄まじい爆発とともに閃光が空に咲き誇る。衝撃が辺り周辺の建物を巡り窓ガラスが吹き飛び脆い建物の屋根は吹き飛ぶ被害が及ぶ。

 

「はぁ…はぁ…」

 

かめはめ波の構えのまま悟空は呼吸を整えようとするが、凄まじい倦怠感と共に文字通り全てを出し切ったせいで舞空術すら維持出来ずに地上へと落ちる。

 

「「「悟空(さ)っ!」」」

 

その姿をみた仲間たちが駆け出すが、すぐに足を止める。悟空のかめはめ波を受け止めて爆発の中に消えたはずの亀仙人が落ちる悟空を受け止めたのだ。

 

「成長したな悟空よ。よくやった。」

 

「へ、へへ…身体中ヘトヘトだ…こんだけやったのに、傷すらつけられてねぇや…」

 

「そんなことないぞい、見よ。一張羅がボロボロじゃ」

 

「そんだけかよ…」

 

力のないやり取りをしながら武舞台へと降り立つ悟空と亀仙人。悟空はすぐにたってられず尻もちを搗き、審判へと顔を向ける。

 

「審判のおっちゃん! オラの負けだ! これ以上動けねぇや!」

 

「…え、あ、ぁあ、はい! 孫悟空選手の降参により、特別試合勝者は武天老師様ッ!!」

 

「「「おおーっ!!」」」

 

この試合を見たもの達に記憶を焼き付けるほどの大激闘を繰り広げた両者に惜しみない拍手が送られる。これにより後年に渡って長く語られる史上最高の武闘大会に終わりを告げられた。

 

 

 

 

「いやー! 食った食った!」

 

大会の後、賞金を使って飲食店の食材が消え失せるほどたらふく食い尽くした悟空はでかくなった腹を擦りながら仲間たちと共に帰路についていた。その悟空に抱きついて歩くチチは幸せそうに話す。

 

「悟空さ、新居はどこに構えるだか?」

 

「新居? んー、じっちゃんの家じゃダメか?」

 

「そ、それもいいだけんど…2人で住むには狭いし、そ、それに…もう1人増えるかもしれねぇだろ?」

 

「ん? もう1人住むんか?」

 

「くそぉ…悟空のやつだけずるいぜ…」

 

新婚の雰囲気を醸し出す2人の後ろで悔しげに悟空を睨みつけるクリリン、その肩を持ち慰めるヤムチャと続き、神妙な顔で悟空に提案をする神様

 

「ならば孫よ、ワシの代わりに神になって天界に住むが良い。」

 

「「「えっ!?」」」

 

「じょ、じょうだんじゃねぇやだよ! あんな退屈なところにいたらそれこそ死んじまうよ! オラ、絶対やだからね!」

 

「孫よ! 神だ、神になれるのだぞ! お前は私の後を継ぐ資格が十分にある!」

 

神様の勧誘を拒否する悟空だが、更にしつこく勧誘する神様にべーっと舌を出して筋斗雲を呼びチチと一緒に乗る。

 

「じゃあな、みんな! また会おうなーっ!」

 

「孫ーっ!?」

 

逃げるようにその場を去る悟空に仲間達も別れの言葉を投げ放つ。

 

「…チュンよ」

 

「ワシもやらんよ」

 

「うぅむ…」

 

 

かくして悟空達の仲間も各々の道へと歩き出す。ヤムチャはブルマと共に、天津飯は鶴仙人と共に、クリリンは亀仙人と共にそれぞれの家へと帰って行った。

 

 

 




書くの久しぶりすぎて、キャラごとの口調がこれで合ってるか不安すぎる。またドラゴンボール読み返すか。
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