転生したら武天老師って呼ばれるようになったんだが?   作:JOJI

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前回から数々の誤字修正ありがとうございます! めちゃくちゃ助かります!
仕事から帰ったら、気づいたらフレンドとナイトレインやっててなかなか筆記が進まない…


第34話 兄vs弟

 

悟飯の誕生日パーティから翌日、ラディッツの話によりドラゴンボールを求めて地球にやってくる恐ろしい強敵とされる2人のサイヤ人、ナッパとベジータの対策をするためにまずは2人の仲間であったラディッツとそれぞれ手合わせをすることになった。2人より遥かに力が劣ると自称する彼だがそれでも現状では悟空の次に当たるほどの力を持っていることは確かである。

 

まず最初に手合わせをねだったのは悟空であった。既にラディッツを超える力を持っている事を証明された訳だが、同じサイヤ人として未だに信じきれてはいないが実の兄というラディッツと戦いたいという悟空の願いである。

 

適当な無人島で向かい合う2人、それぞれ自身が動きやすい服装に身を包めて準備運動をする。悟空はいつもの道着でラディッツはこの星にやってきた時に着ていたアーマーを身につけていた。既にラディッツに掛けられている気流絶は解かれ、久しぶりとも感じられる自身の力を確かめていた。

 

「よーし! いっちょやってみっか!」

 

「カカロットよ、貴様にサイヤ人の戦い方というものを教えてやろう!」

 

ラディッツは悟空が既に自身よりも高い戦闘力を身につけている事は承知の上だがサイヤ人の誇りと兄の威厳を見せるために気合を入れる。

 

少し離れた位置で亀仙人、ファンファン、クリリン、ヤムチャ、天津飯、チャオズが見守る中、両者共に構えを取り、示し合わせたかのように同時に飛び出した。

 

「だりゃぁぁああっ!」

 

「うぉぉぉおおっ!!」

 

ドンッ!

 

悟空とラディッツの拳がぶつかり、続けて激しい打撃戦が始まる。ラディッツは実戦で鍛えられた格闘術で悟空に追いすがるが、悟空の武術が少しずつラディッツを押していく。

 

「クソッ!」

 

「はぁあッ!」

 

「ごはっ!?」

 

ラディッツが格闘戦を不利に感じ及び腰になった隙を突いた悟空の拳がラディッツに刺さる。続けて激しい連撃をラディッツに与えるがラディッツが悟空の両腕を押さえ込み頭突きし、蹴り飛ばす。

 

「調子に乗るなよッ!くらえぇっ!!」

 

吹っ飛ぶ悟空にエネルギー弾を放ち、次々と撃ち放つ。その気弾をガードで耐える悟空だが、気を解放して円を描くようにラディッツの周りを移動し出す。追いかけるようにエネルギー弾を放つラディッツだが、なかなか当たらずに業を煮やし、渾身のエネルギーを溜めた大技を放つ準備をする。隙と見たのか悟空がまっすぐラディッツへ向かってくる。

 

「馬鹿め!はぁあッ!!」

 

渾身のエネルギー波を放ち勝ちを確信したラディッツだが、エネルギー波の側面を滑るようにして現れた悟空に驚愕する。

 

「なにっ!?」

 

「だりゃぁあっ!!」

 

「ぐはっ!?」

 

悟空の渾身の右ストレートを鳩尾に食らって吹き飛ぶラディッツ、更に追撃に追いかけられ2発、3発と食らっていく。

 

「舐めるなぁ!」

 

「あめぇっ!」

 

「なっ、ごっ!?…ぬぁあッ!」

 

「くっ!?」

 

反撃にパンチを放つラディッツは、容易く逸らされてカウンターを喰らうが気合で耐えてさらに殴り返す。パンチとキックがぶつかり合い空気を揺らす、ダダダッと打撃音が響き渡りさらに激しさを増す殴り合いだが、徐々にラディッツに多く攻撃が刺さり始める。お互いのパンチが刺さり吹っ飛んだ後、素早く態勢を整えてお互いに技を構えた。

 

「くらえッ!ダブルサンデーッ!!」

 

「かめはめ…波ァァァアアッ!!」

 

ラディッツが両の手から同時にエネルギー波を放ち、悟空もかめはめ波で迎え撃つ。ラディッツのダブルサンデーと悟空のかめはめ波がぶつかり合い拮抗するが、徐々に悟空のかめはめ波が押していき、ついにはラディッツの技を突破した。迫りくるかめはめ波に構えるラディッツだが

 

(避ける、間に合わない、防ぐ、できるのかこれを? 無理だ、やられる!)

 

呆然と迫るかめはめ波を眺めることしか出来ないラディッツだったが、突然目の前に亀仙人が現れると悟空のかめはめ波を片手で受け止めて上空へと逸らした。

 

「両者、そこまでじゃ。決着は付いた、この勝負悟空の勝ちじゃ。」

 

「…くっ」

 

「おっしゃー!」

 

悔しがるラディッツに喜びの声を上げてガッツポーズを取る悟空。そこへ、新たな影が現れる。

 

「随分と楽しそうじゃないか、孫。この俺様を差し置いて何事だ?」

 

白いマントをたなびかせて現れたのはピッコロ。不機嫌そうな顔をして悟空を睨みつけている。

 

「お、緑のおじさんじゃねぇか。」

 

「誰が緑のおじさんだ!今すぐ殺すぞ!」

 

「へへっ、だってよ悟飯のやつがそう言うからな。似合ってんじゃねぇか? ピッコロ。」

 

「巫山戯るな! 貴様、あのガキにどういう教育をしてやがる! このピッコロ大魔王様のことをまだおじさん等と呼ばせるとは、今一度魔族の恐ろしさを教えてやる必要があるな。」

 

「そう言っておめぇ、前に悟飯と一緒に遊んだだけで終わったじゃねぇか。」

 

ピッコロは天下一武道会の後、ちょくちょく悟空に勝負を挑みに行っており、その縁で悟飯とも何やら関係があるようだ。

 

「遊んでなどいない!この俺の恐ろしさをガキにも分かりやすく証明してやろうとしてだな…まぁ、良い。そんなことより、そっちの男は何者だ? 先程の戦いを見ていたが貴様と互角に渡り合えるやつがまだこの地球にいたとは思えんな。」

 

「それは、ワシが説明しよう。」

 

亀仙人は悟空に代わってこれまでの経緯を話す。すると、ピッコロも重りであるマントとターバンを外し出す。

 

「面白い、次はこの俺様とやってもらおうかサイヤ人とやら。孫悟空との格の違いを教えてやろう。」

 

「ちっ、舐められたものだ。」

 

「あと、言っておくが別に貴様らに協力するわけではないぞ。サイヤ人とやらが俺様の地球征服の邪魔になるからであって…」

 

「はいはい、わかったわかった。ささっとやれ、後がつかえとるんじゃ。」

 

仙豆を食べて体力を回復したラディッツが不承不承という様子でピッコロの相手をしだしたのを尻目に悟空と亀仙人はクリリン達の元へと近づく。ファンファンは悟空にタオルと水を手渡す。

 

「悟空くん、はいどうぞ」

 

「おっ、サンキュー姉ちゃん」

 

「亀ちゃん、ホコリが付いているわ」

 

「ありがとう」

 

「すげーな悟空! これなら1年後に来る2人のサイヤ人って奴らも大丈夫なんじゃないか?」

 

そうウキウキした様子のクリリンの言葉に汗を拭って水を飲みながら悟空が答える。

 

「いや、そうは思わねぇさ。兄ちゃんは強え、上手く言えねぇけんどオラよりも命のやり取りつーもんに慣れてる感じでさ、オラにねぇもんを持ってて何度もヒヤヒヤしたぞ。」

 

「うむ、実戦経験というものはワシも含めて1番高いじゃろうな。これから来る2人のサイヤ人はそのラディッツより何倍も強いと聞く、今のままでは一筋縄では行かんじゃろう。ラディッツから学べる事は多い。お主らもピッコロの番が終わればしっかり揉んで貰うと良いじゃろう。」

 

「「「「はいっ!」」」」

 

そうして、そう時間も経たずにピッコロがラディッツにトドメを刺そうとしたところで慌てて亀仙人が止めに入り、その後クリリン達を相手に久しぶりに格下を相手にして上機嫌に圧倒するラディッツの姿があった。

さらにその後にファンファンにボコボコにされて、また不機嫌に戻った。

 

 

昼が近づいてきたため、キリのいい所で切り上げて昼飯を食べに近くに建てたカプセルハウスに戻る。そこにはちょうどやってきた様子のブルマがいた。

 

「あら、ちょうどいいわね。はいこれ、返すわ。」

 

「あぁ、壊してないだろうな?」

 

「当たり前よ。私を誰だと思っているの? むしろ、昨日よりも性能を上げているわ。」

 

「ほう…」

 

ラディッツはブルマに預けていたスカウターを返してもらう。珍しい機械に科学者の血が騒いだ彼女はラディッツに頼んで1日ほど貸してもらっていたのだ。さっそくスカウターを着けたラディッツは亀仙人の戦闘力を測る。

 

「戦闘力100か…故障は無い様だな。この男はいつ計っても戦闘力がたったの100と表示されやがる。」

 

「まぁ、じっちゃんはいつも気を抑えてっかんなぁ。」

 

「武天老師様って一体どれくらい気があるのかいまいち分からないんですよね。」

 

悟空とヤムチャがそれぞれそう話すと亀仙人がニヤリと笑って言う

 

「じゃあ、見てみるか?」

 

「「「「え?」」」」

 

「ワシもちょうど、自分がどのくらいの戦闘力ってやつか気になっておったからな。」

 

「いいんか!?」

 

悟空が嬉しそうに声を上げる。ピッコロ大魔王が襲来してきた以降にしか彼の本気は見たことが無いためワクワクしているのだ。

 

「よーく見ておくことじゃ…はぁぁああッ!!

 

亀仙人が上着を脱いで家周辺から少し離れると、リラックスした姿勢を取ったあと気を解放し始める。凄まじい気の圧により島全体がゴゴゴっと音を立てて揺れ始める。

 

「なっ…せ、戦闘力5000、8000、12000、16000、20000、まだ上がるのか!?」

 

「し、島が揺れてるわ!?」

「うふふ…」

「す、すげぇ…」

「これが、やつの本気か…」

「あわわわわっ」

「っ…」

「こ、これ程とは…」

 

「ぁぁぁあああッ!!」

 

亀仙人が立っている地面に大きく亀裂が走り、小石などが持ち上がり破裂する。さらに突然、筋肉が盛り上がりさらに気が大きくなる。

 

「24000、28000、35000、よ、40000っ…ぐっ!?」

 

突然、亀仙人の戦闘力を計測していたスカウターが爆発して壊れてしまう。それを知らずに気を最大限まで高めた亀仙人は発する気を霧散させてそのまま悟空達へと近づく。

 

「ふぅ~…どうじゃって、ありゃ?」

 

「なっ、なんて、奴だ…スカウターの計測を振り切りやがった…」

 

「…って、あー! 壊れてる!?」

 

「ひゃー! おでれぇたなぁ! やっぱり、じっちゃんはめっちゃつえーや!」

 

「…ちっ、なんて奴だ…」

 

「も、もう…武天老師様だけでいいんじゃないかな…」

 

「ぼ、僕もそう思う…」

 

「やっぱり、武天老師様は凄いな…ははは…」

 

「まるで底が知れん…」

 

亀仙人とブルマがスカウターが壊れたことに気が付き、ラディッツや悟空達が亀仙人の気の大きさにそれぞれの感情をこぼした。亀仙人は気を抑えてファンファンが持ってきた上着に袖を通す。

 

「ま、そのうちお主らなら今のワシなんぞすぐに超えていくじゃろう。さて、昼飯を食ったら神様のもとへ行って修行じゃ。」

 

亀仙人の言葉にそれぞれ反応しながらカプセルハウスへと入っていった。

 

「…どうなっているんだ…この星は…」

 

最後にラディッツがそう言葉をこぼした。

 

 

 

 

 

 




エネルギー弾やら気弾やらと呼び方が安定しない。

キャラ紹介いる?

  • yes!yes!yes!!
  • そんなことより、続き書け
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