転生したら武天老師って呼ばれるようになったんだが?   作:JOJI

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前回の後書きで言及がありまして、戦闘力についてそれほど深く考えずに書いてしまったので混乱された方がおりましたら申し訳ございません! 想像しやすくとりあえず自分の中での戦闘力でも書いとくかなって感じで思いつきで書いたので、深く考えずに見てもらったらと思います。

また、前回から感想や高評価ありがとうございます! 気づいたらお気に入りが800人超えててびっくりしました!


第5話 後編

 

 

ビルの陰から飛び出した俺と師匠はいっせいにガーリックへ駆け出す。

 

「! そこか!!」

 

「技を準備する時間は!?」

「10秒ほど!」

「分かった!ワシが隙を見てある技で動きを止める!なんとか10秒はもってみせよう!」

「お願いします!」

 

俺は外気術で気弾を作り牽制で放つ。ガーリックはそれを手で弾くが気弾の影に隠れて迫った師匠の飛び蹴りを顔面に食らう。

 

「ぐわ!?」

 

「たぁ!」

 

すかさず俺も殴り掛かり師匠と共にガーリックへ攻撃を放つ。

 

「今度は隅で震えていた爺を連れて来おったか!雑魚が何人来ようと、このガーリック様の敵ではないわ!!」

 

「ただの爺と思うておったら足をすくわれるぞ!」

 

俺のパンチに気を取られて師匠の足払いでまんまと体勢を崩したガーリックは俺の蹴りを食らって吹き飛ぶ

 

「ぐは!?」

 

「はぁ!」

 

すかさず俺はガーリックへ追い打ちを仕掛けるが、ガーリックも負けずと応戦する。

 

「亀よ! 離れよ!」

 

「っ!」

 

「おわ!?」

 

師匠の呼び声と共に俺はガーリックの顔に砂をかけてすぐさま離れる

 

「くそ!小癪な真似を!!」

 

「くらえガーリック!」

 

「っ!?」

 

萬国驚天掌

 

師匠は両手から稲妻を放ちそれがガーリックへとぶち当たる。

 

「ぐわぁぁあ!? なんだこの技はぁぁぁぁ!?」

 

そのまま空中へと持ち上げられ、痛みに悶えながら動きを封じられる!

 

「今じゃ! 亀よ!」

 

「はい!!」

 

俺は自身の気を最大限解放し外気術と同調させる。

 

「か…」

 

自身の気と外気術で集めた気が反発して暴れ暴発しそうになるのをなんとか制御し両腕へと回す。

 

「め…」

 

両腕を腰だめへと構え、手のひらの中心へと気を溜める。

 

「は…め…」

 

暴れ狂う気を溜めて溜めて、今撃てる最大最強の一撃へと昇華させる!

 

波ぁぁぁあああッ!!

 

放出された気が濁流となり一気にガーリックへと迫る

 

「しま!? う、うわぁぁぁアアアッ!!??」

 

師匠の技に動きを封じられていたガーリックはそのままかめはめ波に飲み込まれ空へと消えていった。

 

「はぁ、はぁ、くっ」

 

「おっと」

 

「す、すみません」

 

気を使い果たし、MAX状態から萎れて倒れそうになる俺を師匠が支えてくれる。流石に疲れてまともに立つことも覚束無い。

 

「良くやったな亀よ。見事な技じゃった!」

 

「ありがとう、ございます…」

 

「…た、倒したのか?」

 

そこへ、見計らって鶴が駆け寄ってくる。俺は喋ることすら億劫なのでサムズアップして答える。

 

「そ、そうか。本当に倒したんだな…凄いぜ…」

 

鶴は落ち込んだように俯いたが、直ぐに気を取り直しやつの方へ振り向く

 

「あとは、あいつだけだな」

 

鶴が振り向いた先はピッコロ大魔王だ。

 

「やつも世界を陥れようとした元凶!ここで確実に殺しておかなければ」

 

やべ、どうしよう。ピッコロ大魔王が今死んだらめちゃくちゃ困る。というかドラゴンボールが終わる! なんとかして止めないと! と、俺が焦っていると何者かが止める。

 

「すみません、それは待って下さいませんか?」

 

「っ!?」

 

「お、おぬしは…ピッコロ…大魔王…?」

 

そこへ現れたのはピッコロ大魔王そっくりというかまんま同じ顔をした人物。思わず鶴と師匠は俺を下ろして身構える。

 

「私に戦う意思はありません、この見目姿には事情があります。聞いてくださいませんか?」

 

そうしてピッコロ大魔王のそっくりさん原作神様はピッコロ大魔王は自身が神になるために自身の心に潜む悪の心を分離して生み出された分体である事、ピッコロ大魔王を殺してしまうと分体である神様も死んでしまうことが明かされる。

 

「そ、そんな事が…まさか、神様の分身だとは」

 

「だ、だけど、ならこいつはどうすればいいんだよ!? このままミスミス見逃してまた大きな犠牲を生み出すのを見逃せって言うのか!?」

 

鶴がそう怒鳴るが、神様は静かに首を振る

 

「いえ、そうとは言いません。私も既に神の身です、おいそれと死ぬことはできませんが何も方法がなければ死ぬ覚悟はできております。しかし、やつをなんとか封じる形で解決はできないかと」

 

「封印……」

 

師匠は封印と聞いて考え込む。俺は魔封波ってどうやって使うのか考え込む

 

「そ、そんなもの都合よくある訳…!」

 

「ひとつ封印術について覚えがあります。」

 

「え!?」

 

「ほ、本当ですか!?」

 

「はい、私の編み出した技のひとつに魔封波という魔を封じる技があります。それを使えばあるいは」

 

「なんと! 」

 

「しかし、これを成すために用意して頂きたいものが…」

 

師匠は神様に封印の為の入れ物と札をこの場で用意することは可能か聞いた

 

「容易いことです。はぁ!」

 

神様が杖を振ると大魔王封じと書かれた札が貼られた電子ジャーが現れる。

 

「で、電子ジャー?」

 

「ちょうど良い大きさに頑丈さ、ロック式であり人の手で無い限り開くことは無い入れ物として最適かと思いまして」

 

「結構真面目な理由だった…」

 

「決して最近下界の米が配下のマイブームという事に影響されたわけではありません」

 

「変なとこでお茶目発揮すんなよ!」

 

「…ごほん…これで構いません、やりましょう。鶴よ、容器が倒れないようにしっかり抑えていなさい。他のものは離れていていなさい。」

 

「師匠、その前に少し話したい事が…」

 

「なんじゃ?」

 

俺と師匠は少し離れると師匠と話す。

 

「その魔封波という技は使用者に負担がかかるのでは無いですか? 相手を封印するほどの技です、相応の代償があるはず」

 

「…そうじゃ、相手が使用者より強大な場合は使用者に大きな負担がかかり場合によっては命を落とす危険がある。」

 

「やはり…」

 

原作では魔封波を使用し、それで命を落としていた。

 

「じゃが、心配は無用。今やピッコロ大魔王は既に弱っておりワシでも大きな負担もなく封印できるじゃろう。安心せい」

 

「そ、そうですか。良かった…」

 

「うむ、では戻ろうか。」

 

俺は神様と一緒に少し離れて見守る。

 

「鶴よ! しっかり押さえておれ!」

 

「はい!」

 

「ふぅー…ぬぁぁぁああ…! 魔封波じゃぁ〜っ!!」

 

師匠は気を高めると放出しそれが渦となって気絶していたピッコロ大魔王を飲み込む

 

「ぬわぁぁあ!? な、なんだぁ!?」

 

ピッコロ大魔王は魔封波に飲み込まれた衝撃で目覚めたようで必死に抵抗しようともがく。

 

「こ、これはぁ!? き、きさま! 俺を封印する気か!!」

 

「ぬぅぅううっ!!」

 

「そうはさせんぞっ! ズァッ!!」

 

「っ!? かはっ!?」

 

ピッコロ大魔王は魔封波に抵抗するために術者である師匠に目から光線を放ち、それが師匠の胸を貫いた!

 

「師匠ッ!!」

 

「師匠ッ!!」

 

「しまった!!」

 

俺と鶴と神様は師匠に駆け寄ろうとするが師匠は気を更に唸らせる。

 

「来るんじゃないッ!! 鶴よ! それを押さえておれっ!!」

 

「っ!、はいっ!!」

 

俺達は師匠の気迫に止められ、思いとどまる。

 

「ワシを舐めるなよ! ピッコロ大魔王よっ! せやァ!!」

 

「や、やめ!う、うわぁぁあああ!?」

 

ピッコロ大魔王は見事に電子ジャーに封じ込められる。鶴はしっかりと電子ジャーの蓋を閉める。

 

「や、やった! やりましたよ! ししょ…」

 

「ぐふっ…」

 

師匠は血を吐き膝から崩れ落ちた。

 

「「師匠ッ!!」」

 

俺は急いで駆け寄ると師匠を支え、急いで止血する。

 

「くそ、血が止まらねぇ!」

 

「お、おい!あんた!神様だろ!なんとかできねぇのか!!」

 

「すみません…私の力ではもう…」

 

「っ! クソっ!! それでもあんたはっ」

 

「よせっ、鶴…良いのじゃ…元より油断したワシの責…神様を責めるでない…」

 

「師匠…」

 

「いえ、元よりは私の身から出た錆…責められて当然です…」

 

師匠は止血して気を送っている俺の手を握る

 

「よい…もう、助からん…亀よ、先のガーリックを仕留めた技…見事であった」

 

「師匠…ありがとう、ございますっ!」

 

俺は何も出来ない自分に悔しさを滲ませ、それでもいい顔で見送ろうとその感情に蓋をする。

 

「鶴よ…おぬしのおかげで、大魔王を封じることができた。ありがとう…」

 

「俺は…何も、できませんでした…っ!」

 

「すまぬな…もっと、修行をみてやる、ごホッ」

 

「「師匠ッ!!」」

 

「弟子達よ…お主達の活躍…天、から…見守っておるぞ……」

 

師匠の体から力が抜け、師匠から気が感じられなくなる。

 

「し、師匠!」

 

「く、くそ…くそォッ!」

 

 

こうして、後に世界に語り継がれることになるピッコロ大魔王とガーリックの野望は1人の達人の尊い犠牲により幕を閉じた。

 

 




過去編の大トリを務めていた只いたガーリック戦はこれにて終了です。ガーリックがピッコロ大魔王より目立ってたので最後に傷跡を残してもらいました。

次回は日記形式にするつもりです。

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