「今年のウルトラマンは独特だな。テーマもコミュニケーションと言う事はウルトラマンZのような漢字なのか?」
ブレーザー1話
「えっ、なにこれ、思いっきり野性的!というよりも、狩人だよね」
ブレーザー2話
「えっ、釣り竿?というよりも、応用できるの!しかも、塩焼きって」
シリアスなウルトラマンのバトルを書きたいけど、ギャグにも突っ込める。だからこそ、短編で試しに書いてみました。
私、佐藤和真は、この世界に転生してから、しばらく経ちました。
最初の頃は慣れなかった土木工事にも慣れ、今では立派な工事現場の1人です。
「違う!俺はこの世界で冒険しに来たんだ!」
そんな言葉と共に、俺はすぐに冒険者ギルドにて、仲間を募集する張り紙を貼った。
そうして、今もまた、仲間が来るのを待っていた。
「・・・」
だけど、何あれ!?
この、冒険者ギルドに入ってから、ずっと気になっているけど、無言で机に座っているあの人は誰!?
というよりも、人という分類に入れて良いのか?
胸部から左半身が青い円を起点とし、まるで動脈と静脈のごとく複雑に張り巡らされた赤と青のラインに頭部は目の上に左右非対称に配置されたクリスタル状の装飾が特徴的な人は!?
「な、なぁ、アクア。あれは、人なのか、本当に?」
「なによ、カズマさん。人を見た目で判断するの?見てよ、あの目。とっても綺麗な目をしているじゃないの。きっと純粋な人でしょう」
目というよりも瞳がないんですけど!?
なんだか、目を合わせたら危険な気がする。
俺は冷や汗を垂らしていると。
「募集の張り紙、見させて頂きました」
そうしていると、丁度良くこちらに声をかけてくる。
振り返ってみると、そこには、女の子がいた。
「ふふっ、我が名はめぐみん!アークウィザードを生業とし、最強の攻撃魔法〈爆裂魔法〉を操りし者!」
「うぅん」
その自己紹介に、少し思う所はあったけど、さっきからこちらを見てくる人?に比べたら、まだマシだ。
自己紹介を聞いている限りだと、紅魔族と呼ばれる種族であり、アークウィザードという上級職である。
特に断る理由はないからな。
「あぁ、それじゃ、よろしくな」
「えぇ、あぁ、実は、私にはもう1人、パーティーメンバーがいるんですか、その方も良いですか?」
「えっ、本当か、助かるぜ」
まさか、ここまで上手くいくとは。
「おーい、ブレーザーさん!こっちですよぉ」
「えっ」
そう考えていると、先程まで、俺が一番関わりたくない人を思いっきり呼びやがったこの中二病娘!
すると、すっと立ち上がって、無言でこっちに来る。
えっ、なに?
無言で来ると、怖いんですけど!?
「この人はブレーザーさん。
私と一緒にパーティを組んでいます。
あっ、ブレーザーさんの冒険者カードはこちらです」
「うん、色々と気になるけど、まず最初に、採用するとは一言も言っていないよね」
俺がそう言っているが、アクアは何やら冒険者カードを見て、震えている。
「どっどうしたんだ、アクア!?」
「カズマさん、この冒険者カード、読めない」
「読めないって、何を」
そう、言われて、俺も見たけど、まるで見た事のない文字だった。
えっ、日本語でもないし、こっちの文字でもない。
えっ、なにそれ、怖い!
「あっ、でもたぶんこっちと合わせたらステータスはなんとなく分かる。
えっ、嘘っ、高っ!」
「そうなのかって、マジかよ!?」
まさか、高いステータス。
しかも、俺よりも高い!
この見た目で!
「ふふっ、このブレーザーさんを舐めないで頂こう!なんと言っても、これまでは数々の強敵を倒してきた我が戦友!ただここでは、結構受け入れられなくて困っているんですよ」
「それは、この見た目だからだろ」
「何を言っているんですか、最高に格好良いじゃないですか!!」
「格好良いのは認めるけど」
俺としても、こんな男心擽られる見た目に惹かれない訳ではないけど、それ以上にむっちゃ怪しい。
「とりあえず、飯を食ってから、様子見をしよう」
それと共に、瞬く間にジャイアント・トードと戦う事になった。
先日の戦い通り、予定通り、アクアはジャイアント・トードに無事に食われて、囮になった。
なのだが、めぐみんは爆裂魔法を打った後、そのまま倒れ込んでしまった。
そして、ジャイアント・トードに食われてしまった。
「くそぉ、このままじゃって」
そう言えば、後、残っているのは、この謎のブレーザーさんだけだ。
えぇ、どうすれば。
そう考えていたら。
「■■■■■■■■■■■―――!!!」
「えぇぇぇ!!」
なんか、いきなり叫びだした。
そして、何時の間にか手には槍を持っていた。
それは、まるで光の螺旋を思わせるように。
その槍を、真っ直ぐと、めぐみんが食われているジャイアント・トードを貫く。
正確に、めぐみんに当たらないように。
そのまま、飛び出ためぐみんを、雄叫びと共に、思いっきり抱き抱える。
「うぉ、すげぇ!?」
最初は怪しい人。やばい人って思っていたけど、凄い頼りになる。
しかも、そのままアクアを捕らえていたジャイアント・トードまで倒してしまった。
「これは、すげぇ!」
これは、予想外の戦力だ。
これだったら。
そう思っていた。
「あれ?ブレーザーさん」
すると、ブレーザーさんは、なぜか他の所にいるジャイアント・トードの所まで向かって行った。
「あぁ、行ってしまいましたか」
「行ってしまったって、どういう事だ?」
「ブレーザーさん、普段は無口でかなり紳士的ですが、こういうクエストの時には野生の血が滾るんでしょうかね。その辺にいるほとんどの魔物を狩り尽くすんですよね」
「えっ」
「おかげで、ギルドからは色々と言われます。
まぁ、私としては、あの神秘的な槍はかなり興奮しますけどね」
「・・・」
それに対して、俺は思わず空を見上げた。
トラブルを起こし続ける駄女神。
爆裂魔法を一発しか使えない魔法使い。
さらには、一度戦いが始まったら暴走するバーサーカー。
「まともな奴はいないのかよぉ!!」