この超人のバーサーカーに祝福を!   作:ボルメテウスさん

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屋敷の騒動

死後も成仏する事なく、自身に引き寄せられて集まった街の野良幽霊達と共に、屋敷に留まり続けていた。

そして、見かねた不動産屋がウィズに除霊を依頼した事がきっかけとなり、ウィズの代わりに除霊を請け負ったカズマ達が屋敷へ赴く事となった。

屋敷は、これまで馬小屋暮らしであったカズマ達には、まさしく楽園であった。

 

「それしても、本当にこんな豪華な所で住めるなんてね」

「本当ですよ、ここだったら、色々な料理を作れますし、ブレーザーさんも喜んでいますよ」

「料理ができるって、ブレーザーさんは料理出来るのか?」

「えぇ、ほとんど、私の代わりに作っていますよ」

 

先日の一件で、ブレーザーが宇宙人疑惑が大きくなった最中、ブレーザーが作った料理は。

 

「カツ丼だとっ」

「カズマ、知っていたんですか」

「あっあぁ」(ブレーザーさん、実は日本から来たんじゃないだろうか、もしかして転生者!?)

 

一瞬、そう疑いながらも、とりあえず食べる事になった。

尚、カツ丼の味は絶品であった。

 

それと共に、事件が起きた。

夜、寝ていたカズマ。

急な尿意に襲われた為、すぐにトイレに向かおうとした。

だが、目の前には、人形がいた。

部屋の中にはなかったはずの人形が、なぜかいた。

それと共に、人形は動き出し、そのまま襲い掛かってきたい。

アクアに除霊して貰う為に、部屋に向かうが、そこにはめぐみんがいた。

彼女もまた、同じ目的であった。

 

「そうだ、めぐみん、お前、ブレーザーさんを呼べよ!あの人だったら、この状況を打開できるだろ!」

「何を言っているんですか!そんな恥ずかしくて、格好悪い所、ブレーザーさんに見せれる訳ないでしょうか」

「くそ、だったら、俺は外で用を済ませてやる!!」

 

そう、カズマは叫びながら、窓の外を見る。

そこには。

 

「ジュワァァァ」「シュー」「キシャアァァァ」

 

ブレーザーが対峙しているのは、全身が艶のかかった漆黒で、頭部の特徴的なフードを思わせるモンスターと、これまで見た事のない近未来的な装備を身に付けた戦士と、三つ巴で対峙していた。

 

(ブレイザーさんVSエイリアンVSプレデター!?)

 

その光景を見て、カズマは、ホラーはホラーでも別枠のホラー映画に迷い込んでしまったのではないのか、思わず混乱してしまう。

 

「かっカズマ、この状況は」

「何も見なかった」

 

そのまま、カズマはとりあえず身の安全と尿意の為に、再び屋敷の中へと戻っていった。

さすがに、あの状況の中で飛び込んだら、死ぬのは間違いないと思ったカズマは、そのまま屋敷へと戻っていく。

 

「本当に、異世界ではなく、SFの世界に迷い込んだのか」

「SFとは一体何なんですか?」

「気にするな、とにかく、今はアクアを探すぞ!」

 

それと共に屋敷内を再び走り回ったカズマ達。

だが、屋敷の中には、未だに多くの人形達がおり、カズマはその中で追い回されている。

だが、やがてドアを開くと共に、そこにはドアにぶつかると同時に気絶したアクアがいた。

実はその日の晩、人形に憑依し動き回る事でカズマ達を脅かしたが、アクアが言うには「悪霊ではなく、寂しがり屋で構ってちゃんなだけ」らしく、実際のところ脅かしはしても、カズマ達に直接危害を加える様な真似はしなかった。

事の顛末に関しては、アクアが他の野良幽霊達を全て除霊し、アンナに対しては彼女の気の済むまで相手をしてあげたため、幽霊騒動は解決した。

 

「そうか、だったら、庭の外にいるエイリアンとプレデターも、悪戯だったのか」

「えっ、エイリアンにプレデター?

この子、庭には何もしていないわよ」

「「えっ」」

 

その言葉と共に、カズマは、思わず恐怖してしまう。

 

「その、エイリアンとプレデターは、危険なのか」

「危険所か、下手したら、ガチでこのアクセル、滅びるぞ!!

くそっ、ブレーザーさん!」

 

すぐに、窓の外を見つめるカズマ。

そこには、無数のエイリアンの死体に、巨大なエイリアンクイーン。

それに対峙するように、ブレーザーとプレデターが同時に飛び出した。

ブレーザーの光の槍は、そのままエイリアンクイーンを貫き、絶叫と共に、絶命した。

 

「「「「・・・・・」」」」

 

やがて、空から宇宙船が降りると共に、周囲のエイリアンの死体は回収され、ブレーザーとプレデターは握手をする。

そして、そのままプレデターは、そのまま空へと帰って行った。

 

「終わったようだな」

「あぁ、2は出ないだろうな」

 

屋敷の騒動とは別に、軽くアクセルの街が滅ぶ危機があった事を知っているのは、この屋敷にいる5人しか、知らない出来事であった。

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