とりあえず、あなざーわーるどまでやる予定ですので、皆様、応援よろしくお願いします。
あのアルカンレティアの事件が終わった後、カズマ達の日常は、これまで通りだった。
「よいしょ」
冒険を終え、荷物を置いたカズマは一息つく。
「うわぁあああん」
そんなカズマ達を余所に、涙目になりながら走っているアクアが、ブレーザーの横を通り過ぎる。
「お風呂! お風呂!!」
「待て、まずはクエスト報酬の整理からだ」
そう、カズマの言葉で止められたアクアだが、すぐに振り向くと。
「別に良いでしょ、それよりも見てよ! 私の身体、今はジャイアント・トードの体液まみれなのよ!」
「いつもの事じゃないかっと思ったけど、口には出さない」
「したわよ! 今、言ったわよ!」
そのカズマの台詞に対して、アクアは思わず叫んでしまう。
「まったく、どっちにしろ、お前が勝手に突っ込んだからだろうが、この駄女神が」
「あぁ、また駄女神って言ったぁ!!」
そう、カズマとアクアがいつものように口喧嘩をしていると、ブレーザーはふと、ある物に目を向ける。
「んっ?」
それはカズマが報酬の中に入っていた謎のボタンだった。
「あっ、なんだこれ?」
そのボタンは手の平に乗る程度の物である。
クエスト報酬の中には入っていないはずの者という事もあり、カズマはじっと見つめる。
「あからさまに怪しい」
そう、ボタンを観察するカズマを余所に。
「ねぇ、とりあえず押してみましょう!」
それと共にボタンを押すように提案したのは、先程までジャイアント・トードの体液に濡れていた事で泣いていたアクアだった。
「馬鹿だろ、お前」
そう、カズマは呆れたように呟く。
だが、そんなカズマの言葉を余所に、アクアは顔をしかめる。
「どうして押しちゃいけないのよぉ!! いいじゃない! ちょっとぐらい」
「いや、どう見ても怪しいだろう! ブレーザーさん!!」
「ジュワ」
それに対して、ブレーザーも同意見だったのか、そのままアクアの手を引っ張る。
「ぐぬぬぬっ、ブレーザーさんまでぇ!」
「とりあえずは、バニルに見て貰った方が良いだろう!」
「確かにカズマの言う通りです」
そのカズマの意見に賛同するように、すっとボタンの前にめぐみんが立つ。
「めぐみん! さすがは紅魔族の中でも高い知性を持っているだけ「じゅわぁ」えっなに、ブレーザーさん、その不安そうな声」
めぐみんが意見に賛同してくれたと思い、笑みを浮かべるのも束の間。
なぜか、ブレーザーが不安そうな声を出す。
カズマは、そのブレーザーの反応に再び嫌な予感がする。
「ですが、私はそこで、ひとまず、押すか押さないかと言われれば、押す女です!!」
その言葉と共に、ボタンを、めぐみんは躊躇なく押した。
「おいこらぁ!!」
その瞬間、ピンポーンと、部屋に響き渡る音。
それと共に空間が歪み始める。
「えっえっぇ!?」
「やっぱり罠じゃないかよぉ!!」
そんなカズマの叫びを余所に、屋敷の空間は、瞬く間に全く別の場所へと移動していた。
「ここは一体」
「あっ、あそこに人影があるわ、ちょっと、お聞きしたいんですけど」
そう、戸惑っているカズマを余所に、アクアは近くにいる人影があった為に、声をかけに行く。
だが、そこに立っていたのは、骸骨だった。
「戻ってきた? でも、ちょっと違うような」
「ちょっと、カズマ! あそこ! あそこ!! アンデットよアンデット!!」
それと共にカズマ達が目を向けた方向。
そこには、アンデットを中心に様々な種類のモンスターが存在していた。
同時に、ブレーザーはうなり声を出しながら、ゆっくりと構えていた。
そんな彼らを見つめる人影が一つ。
「ふぅ」
「んっ?」
それに気づいたブレーザーは、その視線の先を見る。
そこには。
「お前達、授業の時間だ!」
軍服を身に纏い、葉巻を吸う男性が1人、宣言をしていた。