3人は、そのまま公園へと向かっていく。
そうして、公園へと辿り着くと共に。
「で、用というのは…なんだ?」
そう、アインズが問いかけると。
「貴様ら、存在Xか!」
「・・・はい?」「じゅわ?」
その言葉に対して、アインズもブレーザーも首を傾げた。
「しらばっくれても無駄だ。貴様らの圧倒的な存在感。そしてその見た目、どう見ても自称神と名乗る存在Xでしかない」
「待て、何の話だ?確かに、存在感というのならば、私達はそれを言われても仕方ないが」
「ジュワァ」
ターニャから言われた言葉に対してアインズがすぐに反論すると共に、ブレーザーもまた同意するように頷く。
「私をあのような世界に放り出しただけでは飽き足らず、今度は何だ!この姿のまま学園生活を送らせることにどんな意味があるというのだ嫌がらせか!」
「待て待て待て」
「何だ?」
そう、次々と話していく内に、ターニャの言葉に対して、アインズはさすがに戸惑いを隠せず、同時にある事に気づく。
「もしかして貴様、元々地球、いや、日本に居た人間か?」
「えっ!?」
「じゅわ!?」
それに対して、ターニャも、ブレーザーも驚きを隠せなかった。
彼らは、その状況を整理する為に、そのまま公園のベンチに座り、互いの事情を話していく。
「なんだ、貴殿も私と同じ立場だったか』
「そうなのだよ。私は転移で、君は転生のようだが」
「まさかそのような格好の元人間が居るとは思わないじゃないか」
「まぁ、それを言ったら幼女の姿をした元サラリーマンだって想像つかないぞ」
「確かに…」
そう、ターニャもまた、納得するように頷く。
「それで、確認したいが、ブレーザーは一体何者なんだ?」
「じゅわぁ」
そのターニャの問いかけに対して、ブレーザーは腕をゆっくりと組むと共に、立ち上がる。
「むっ、何を」
それと共にブレーザーは、そのまま指を上に向ける。
「空?」
そう、アインズの言葉に対して、ブレーザーは首を横に振る。
「なんだ、空じゃなければ、なんだ?」
「じゅわ、じゅわぁ」
そう、ブレーザーはそのまま指を上に指したまま、そのまま地面へと落ちる。
それはジェスチャーだと気づき、思考する。
「指を上に向けて、そのまま地面に?」
「つまりは落ちてきたと言う事か?」
それだけでは分からなかった。
だが、ブレーザーによるジェスチャーは続いていた。
それと共に、ブレーザーは近くにある木の棒を拾い、そのまま丸を書いた。
「これは、なんだ?」
「分からない、むっ」
そのままブレーザーは、別の箇所から、ゆっくりと線を引いていく。
「なんだ、これは?」
「空から落ちた、丸い円?えっ?」
それと共にアインズはもしかしてと思い、口を開けた。
「どうしたんだ?」
「いや、その、もしかしてだけど、ブレーザー、君は、宇宙人なのか?」
「宇宙人だと?いや、それは、あり得るな」
それと共に
これまでの異世界ファンタジーとは思えないような容姿と共に、思わず眉を潜めながらも、見つめる。
「じゅわじゅわぁ」
「えっと、これは何かを追っていた。
その最中に、地球へと辿り着くっと」
「その後、色々あって、別の星に?」
「星と星を渡り歩いているのか?」
「そこで、出会って」
それと共にブレーザーのジェスチャーをなんとか解読しながら、経緯を聞く事が出来た。
「それにしても、まさか謎の存在と思っていたが、まさか宇宙人だとは」
「まぁ、アンデットなどのモンスターがいるから、それはあり得ない話ではないか」
ここまでの出来事もあり、今更、宇宙人ぐらいでは驚かなくなった2人。
「この事は、他のメンバーには」
「じゅわぁ」
「話しているのか、という事は知っていたのか」
「じゅわ、じゅわぁ」
「知っているけど、宇宙という事を理解していないか」
「まぁ、考えてみれば、不思議ではないか」
事情を聞き、納得する2人。
それと共に、3人は、話を続ける。
「それで、ブレーザーだったか、私を警戒する理由は一体」
「じゅわじゅわぁ、じゅわぁ」
「ふむ、未だに分からないが、おそらくは私が人を殺している事を察したのか(まぁ、よく考えたら侵略行為だからな、それらを直感で察した感じだったら警戒されるかもなぁ)確かに私は人を数え切れない程に殺してしまった。だが、それも生きる為、そして大切な私の家族の為である」
「じゅわぁ」
「だからこそ、それ以外の殺しはするつもりは今はない。何よりも、この学園では決して人を殺さない。それはこの世界のルールであり、破るつもりはない。これは本当の言葉だ」(お願いだから、納得してくれよぉ)
それと共にアインズは冷や汗をかきながらも、ブレーザーに言う。
それに対して、ブレーザーはしばらく無言であったが、少しは納得したように、頷く。
「理解してくれて、助かる」(助かったぁ!!)
アインズは、その態度を見て、安堵する。