「体育祭が、近づいているよぉ」
おsの、ロズワール先生が、クラスの中で響き渡る。
先日の臨海学校が終わったばかりではあるが、この異世界において、それを気にしていていられない。
何よりも、アインズ達の注目は、体育祭よりも、ブレーザーであった。
日本の事を知っている存在であり、宇宙人。
その正体を知りたい所もあったが。
「それにしても、体育祭と言っても、この世界に来たのは、俺達だけだろ。
他のクラスとかは」
「あるよ」
「えっ?」
「隣のクラスにあるじゃないかぁ」
その言葉と共にスバル達は、そのまま隣のクラスへと向かう。
気になり、そのまま見ると、確かに隣にはクラスがあった。
「えっ、えぇ!!」
そこにいたのは、この場にいた面々にとっては、馴染み深い人物ばかりであった。
そうして、スバルは、そのクラスを見ていると。
「あれ」
そうしていると、クラスの後ろ側に、これまた奇妙な存在が立っていた。
それが、スバルの中で、大きく興味を持っていた。
そんな考えと共に、昼休み。
スバル、アインズ、ターニャが集まっていた。
「あのクラス、俺の知り合いが何人かいたわ」
「私の所の戦闘メイドプレアデスもいた」
「だが、その中でも一際、目立っていたのは」
それと共に、クラスの中で、一番後ろにいた存在。
「なんか、いたよな、ロボット」
「あぁ、しかも人型ではなく、怪獣型の」
それは、クラスの中でも一際目立っていた存在だった。
「あぁ、アースガロンの事ですか」
「アースガロン?」
そう、話していると、めぐみんが、話に入ってくる。
「あれを知っているのか?」
「えぇ、私達のペットです」
「いや、どういうペットだよ!!」
めぐみんの言葉に対して、スバルは思わず叫んでしまう。
「いや、見たまま、分かる通り、格好良い上に、性格がむっちゃ可愛いペットですよ」
「一応聞くが、強いのか?」
「ジュワジュワジュワ」
「ふむふむ、なるほど」
「ブレーザーさんはなんて?」
めぐみんが、ブレーザーからの話を聞くと共に頷く。
その内容が気になり、そのままスバルもゆっくりと聞く。
「口内に搭載された荷電粒子砲。尾に搭載された、垂直発射式のミサイル。任務によって多種多様のミサイルを搭載する事も。両手に装備された105㎜機関榴弾砲。命中精度が非常に高く、側宙しながらでも正確に目標を狙い撃てると言っていますね」
「・・・いや、色々と言いたいが、とんでもないスペックなんだけど!」
「元々は、かなり大きいはずですが、どういう訳か、この世界ではあのサイズになったみたいですね」
「ラインハルトも厄介だけど、さらにはそんなとんでもないロボットがいるとはな」
そうして、会話をしていた所で。
「別に勝つ必要はないんじゃないの」
「なに?」
それを言ったのはカズマだった。
「俺、別に元の世界に帰る気はないし、こっちの方が平和だしなぁ」
「カズマ、そういうのは「ジュワァ」んっ?」
そうしていると、ブレーザーが何か呟いた。
「なになに?やる気がないならば、やる気を出す特訓があると?」
「ブレーザーさん、俺の考えは「まずはジープに乗って、それをカズマの後ろから追いかける」えっ」
それと共にめぐみんは、ふむふむと頷き始める。
それと同時に、カズマの顔が青くなっていく。
「ほぅ、そんな特訓が。ブレーザーさんは色々と知っていますねぇ。
なになに、めぐみんは魔法使いだから、こういう特訓は必要なかったけど、カズマに丁度良いですか、なるほど」
「なるほどじゃねぇ!!えっ、ブレーザーさん、なんか恐ろしい特訓を言っていたの!」
「カズマにやる気を出して貰う為の特訓にケチを付けるんですか?」
「いや、文句はないよ!というよりも、ブレーザーさん、冗談じゃ」
そう、カズマがブレーザーに尋ねようとすると、ブレーザーには、サングラスがついていた。
「・・・よぉし、体育祭、勝つぞぉ!!」
カズマは、この世界で死ぬか、元の世界で生きるのかの選択肢の最中、自分の生存の為に動く事にした。
「ふむ、気になる内容が多いな。
ブレーザー君、その特訓の内容、我が隊の訓練にも採用してみようか」
そのターニャの一言を聞いて、戦慄を覚える二〇三部隊は、初めてブレーザーに対する恐怖に覚えた。