その日、アクアの提案によって、とある依頼を受ける事になった。
「湖の浄化」湖の水質が悪くなりブルータルアリゲーターが住みつき始めたので水の浄化を依頼したい。報酬30万エリス。
その報酬を得る為に、カズマ達は、その湖へと向かう事になった。
その湖はかなり濁っており、そこに鉄格子の中にアクアを入れた状態で、しばらく様子見を行っていた。
だが。
「なんか来た!ねぇなんかいっぱい来たあああ!」
そう、鉄格子の中にいたアクアは叫び始めた。
「うぅん、さすがにこのまま放っておく訳にはいかないですしね」
「カズマ、カズマ」
「んっなんだ?」
「ブレーザーさんが、さっきから息を荒げていますが、どうしますか」
そうめぐみんが、カズマに指をさした。
そこには、ダクネスがなんとか抑えているが、すぐにでも狩りに行こうとしているブレーザーの姿がいた。
「ふむ」
「うわぁぁあん、お願いだから早く来て!!ブレーザーさん、このワニ達、狩っちゃって!!」
「まぁ、良いだろう。
臨時収入がいけるかもしれないからな、という事で、やっちゃえ、ブレーザーさん!」
「■■■■■■■■■■■―――!」
そのカズマの合図と共にダクネスが手を離すと同時に、そのまま、真っ直ぐとアクアの周囲にあるブルータルアリゲーターの一体に飛びつくブレーザー。
「ブレーザーさん、助かってぇ?!」
そう、アクアがブレーザーにお礼を言おうとした瞬間、思いっきり引いた。
「んっ、どうしたんだぁアクア!」
「えっ、嘘、なにそれ、きゃあぁぁぁ!!」
「えっ」
丁度、カズマ達からは死角になって見えなかった。
だが、丁度、アクアの眼前で、何かが起きた。
見ると、既に仕留めたブルータルアリゲーターの上で、何かを行っていた。
「んっ、何をしているんだ?」
「分かりません、ですが、なんでしょう?
ブルータルアリゲーターから、何か流れているようですが」
「おそらくは血だろう。
ブルータルアリゲーターを倒した際の返り血だろう」
「まぁ、それはあり得るか」
そう、カズマは納得している。
だが、その間、アクアは思いっきり顔を青くしていた。
だが、それと共にブレーザーは、そのまま手には必殺の光の槍を取り出すと同時に、次々とブルータルアリゲーターを刺していく。
同時に刺したブルータルアリゲーターを思いっきりカズマ達の近くまで投げる。
「うわぁ、あぶねぇ!
こいつら、死んでいるよな」
「おそらくは大丈夫でしょう、見てください」
そうして、見ると、見事に串打ちにしていた。
「これ、食べれるんでしょうか?」
「ふむ」
その最中、めぐみんは一つまみで食べてみる。
「あっ、なかなかおいしいですよ」
「本当か?」
それと共に、少し疑いながら、カズマも少し食べてみる。
「おぉ、本当だ!ワニって、結構旨いんだな」
「本当なのか、私も」
カズマの言葉に釣られて、ダクネスもまた、思わず食べてしまう。
「カズマしゃぁぁぁん助けてぇ!!」
そんな彼らに助けを求めるアクアは、その髪型のチャームポイントとなる部分に丁度、光の槍が通り過ぎる。
それと共に、振り向けば、ブルータルアリゲーターと戦っているブレーザーの姿が。
そして、オリの近くには、何やら食われた後が目立つブルータルアリゲーターの死体が浮かんでいる。
それから7時間後。
ブルータルアリゲーターを堪能したカズマ達は、アクア達の元へと向かう。
「お疲れ様、ブレーザーさん、アクアは」
「じゅわぁ?」
そう、首を傾げるブレーザー。
それに釣られて、カズマも見ると、何やら怯えている様子だった。
「カズマさん」
「なんだ?」
「ブレーザーさんって、肉食系だって」
「お前、今更、何を言っているんだ」