新庄雄太郎鉄道俊作集   作:新庄雄太郎

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乗り鉄探偵南 達仁の短編を書いてみました。


列車トリック殺人事件

音ノ木坂学院の南 達仁は、穂乃果とことりと海未と一緒に京都から山陰本線に乗って旅行していたのだ。

 

「海未ちゃん、早く。」

 

「これに乗るのですか、穂乃果。」

 

「違うわよ、私たちが乗るのは山陰本線よ。」

 

「そうですか。」

 

と、言って穂乃果達は山陰本線の乗り場へ向かった。

 

この日、達仁と穂乃果達は京都から山陰本線経由の特急「あさしお1号」に乗って京都から山陰へ目指して

 

乗り継ぎの旅をしていたのです。

 

特急「あさしお1号」の車内にて

 

「見て、保津川よ。」

 

「本当だわ。」

 

「うん。」

 

特急「あさしお1号」は余部鉄橋をさしかかった。

 

「うわー。」

 

「鉄橋から見ると高いのね。」

 

と、ことりは言った。

 

12時17分、達仁と穂乃果達が乗った特急「あさしお1号」は城崎に到着した。

 

「穂乃果、そこからどうするの。」

 

「城崎からはね、急行「だいせん」に乗るの。」

 

「急行に乗って山陰へ行くのね。」

 

「そうだよ。」

 

「でも、私は山陰本線に乗るのは初めてなの。」

 

「本当、海未ちゃん。」

 

「ええ。」

 

13時22分発の急行「だいせん1号」に乗り、山陰へ向かった。

 

「山陰本線はね、ディーゼルカーが多いんだ。」

 

「へぇー。」

 

「特急「あさしお」の他に「さんべ」と「まつかぜ」と「おき」と「はまかぜ」も運転しているんだ。」

 

「へぇー、達仁君って何でも知ってるのね。」

 

「うん。」

 

と、その時だった。

 

「あれ、穂乃果どこへ行くの?。」

 

「うん、トイレだよ。」

 

穂乃果は、トイレに行こうとしたら。

 

「あれ、個々のトイレは使用中か、そっちのトイレを使おう。」

 

と、グリーン車へ行こうとした、その時だった。

 

「お客さん、大丈夫ですか。」

 

穂乃果は男に声をかけた。

 

「えっ。」

 

何と、急行「だいせん1号」のグリーン車の車内で殺人事件が起きた。

 

キャーッ!

 

と、穂乃果は悲鳴を上げた。

 

「どうしたの、穂乃果。」

 

「いったい、何事何です。」

 

「大変だよ、車内で人が死んでるのよ。」

 

「えっ、それ本当か。」

 

「うん。」

 

17時35分、急行「だいせん1号」は出雲駅に到着した。

 

「どこだ、死体が見つかったのは。」

 

「35分に到着した急行「だいせん1号」の車内に。」

 

「死んでるのは男性のようです。」

 

と、こ線橋へ上ってかけていった。

 

「あなたが、この事件の発見者ですね。」

 

「ええ、発見したのはこの女の子です。」

 

「なるほど。」

 

ところが、達仁は何かに気付いた。

 

「ねぇ、その男の人は軟化の飲料に毒が混入されていたんじゃないのかな。」

 

「ああ、それも考えられるね。」

 

「ええ。」

 

「つまり、犯人は毒入りの飲料で殺害して別の列車に乗ったことは考えられないかな。」

 

「あ、それも考えられるな。」

 

と、達仁は言った。

 

「ん、何なんだね、君は。」

 

「ああ、僕は高校生探偵の南 達仁だ。」

 

「南 達仁、あっ、あの高校生探偵の。」

 

「そうさ。」

 

「そうでしたか、私は島根県警出雲署の山根です。」

 

「それで、被害者は。」

 

「私が調べたところ、亡くなったのは東京都の桧山 憲武さん51歳です。」

 

「それで、死因は?。」

 

「死因は、青酸系の中毒と思われます。」

 

「なるほどね。」

 

「それで、トイレに行こうとしたら死体を発見したと。」

 

「はい。」

 

「つまり、犯人は犯行後に列車に乗り換えたってことも考えられるよ。」

 

「ほう。」

 

達仁は、さっそく時刻表を見てみた。

 

急行「だいせん1号」 

 

大阪発 9時50分

 

出雲着 17時35分

 

特急「はまかぜ1号」

 

新大阪発 9時22分

 

倉吉着 13時57分

 

「もし乗ったとしたら、急行「だいせん1号」に乗ってそこから特急「はまかぜ1号」に乗ることは可能な筈なんだよ。」

 

「なるほど。」

 

早速、一緒に乗っていた人に話を聞くことにした。

 

穂乃果達と一緒に乗っていた人はこの2人だった。早速、達仁は2人のアリバイを聞くことにした。

 

1人目は、伊達 雄介、もう1人はその仲間の佐藤 昭である。

 

「なるほど、じゃあ私たちと一緒に乗っていたんですね。」

 

「ええ、一緒でしたよ。」

 

「じゃあ、穂乃果と一緒の席でしたね。」

 

「ええ、ただ席は隣でしたので。」

 

「そうですか。」

 

「うーむ、何か引っかかるんだよな。」

 

「どうしたの、達仁君。」

 

「本当に乗っていたのかな。」

 

「で、何か気になるわね。」

 

と、穂乃果は達仁に言った。

 

「わかったよ、犯人が使った列車トリックが。」

 

「えっ、本当なんですか。」

 

「何か、分かったの。」

 

「ああ。」

 

早速、達仁は時刻表で調べてみる事にした。

 

「つまり、犯人は別の駅で下車して出雲へ行ったんだよ。」

 

「えっ、それ本当なのか。」

 

「うん。」

 

急行「だいせん1号」

 

城崎発 12時33分

 

米子着 16時24分

 

L特急「やくも11号」

 

米子発 17時30分

 

出雲市着 18時30分

 

「そうか、犯人は米子で特急「やくも」に乗り換えて出雲へ行ったのね。」

 

「その通りだよ、それが使えるのは伊達 雄介さんだよ。」

 

「なるほど、つまり米子で下車して特急に乗り換えたって事か。」

 

「そうです。」

 

「何で、俺が桧山を殺さなきゃならないんですか。」

 

「あなたは、米子で下車したみたいですね。」

 

「なんで俺が。」

 

「つまり、犯行後に特急に乗り換えて出雲へ行ったんですよ。」

 

と、伊達は達仁に言った。

 

「ああそうだよ、桧山を殺したのはこの俺だ。」

 

「それってどういう事なんですか。」

 

「いつも俺たちに借金を返さなかったから、犯行を計画したんだ。」

 

「それで、殺人を実行したってわけか。」

 

「ああ。」

 

「伊達さん、どんな理由でも人の命を奪うことは許されないんですよ。」

 

「さすがだよ、君は名探偵だな。」

 

山根は伊達を連行して、署で取り調べを受けることになった。

 

「さすがだね、達仁君。」

 

「うん、まぁな。」

 

 

 

 




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