個性:VALORANT 金食い個性でどうにかヒーロー活動 作:名も無き艦長
私はいつも
『余裕がある』
ように見せている
虚勢を張り続けることが私を私たらしめている
視野を広く持つ為、常に意識的に客観性を持とうとし、結果人を煽り見下すような言動に近い話し方になっていると思う
が事実、前世今世含め他人にこの事を
〈悟られた〉
〈察せられた〉
と感じたりした記憶の限り覚えは無い
ただ前世も今世も変わらず表に出ている時に『余裕が無くなる』と無意識下に語尾が付いたり短絡的発想へと結び付いており、そのような日は必ず睡眠障害などに悩まされる
この代償のようなもの自体は、ある人からの指摘で気付いた事であり、状況からの推察でしかない
結局の所、私は仮初の自分を立て続け、それを自分と思い込み『本当の自分』がどうなっているか分からない
一つ言えるのは私はまだ
積み上げてきた安心材料が消え
余裕が完全に無くなった
『限界を越えた』事がない
どうなるかは分からない
試そうとも思わない
限界がどこかも分からない
結局の所
私は私に〈無頓着〉であり
自分の〈保身〉に動いている
多分……これすらも私の…………
「(範囲凍結の予備動作と展開速度は合わせてコンマ以下……それよりも発動が速いスキルは無いが動作ならある)」
「…もう一発…次は更に下げる」
再度氷が展開される
より硬くより冷めている
しかし炎を纏い溶かして脱出を図るも
「(また生き埋め!?てか溶けないかる!!やばい)」
「おい相澤……あれヤバくねぇか?」
「まだ……にしてはさっきと比べて遅いな」
約10秒経過するもまだ溶ける気配がない氷
轟も次第に焦りが出始める
「ミッドナイト!!試合終わらせろ!!」
「ッそこま」
ミシッ…
氷にヒビが入る
少しずつ亀裂が広がっていき顔が出てくる
「カハッ…はぁはぁはぁ……窒息寸前なん…はぁ……」
「大丈夫…なのか?」
「えぇ……まだ試合出来ますよ」
「……試合続行します」
(息が白く……体温が相当下がってきてるな…)
「ほう……まだ耐えるのか…しかし焦凍の優勢には変わらんが……まだ奥の手でもあるのか」
エンデヴァーは観客席で冷静に観察する
「ヒュー………はぁはぁ(息が……戻らない…)」
「大分…限界が近いんじゃないかっ!!」
「はぁはぁ……ん、と言う割には……お前も限界なんだろ?」
「っ……」
互いに限界が近く俯きながらも立っている状態の中
輝は独り言を話始める
「……まだ行けるかる……対…う策は…………スラッシュ……行ける?……」
「クゥキルュ」
どこからともなく小さな返事が帰ってくる
(来る!)
懐から両手で抱えた小さなナニカを地面に放す
『頼むぞ、ちび助』
勢いよくピンクの保護膜に包まれた魚、スラッシュは一瞬で大きくなり轟へと尻尾を振りカサカサと音を立てながら猛烈な速度で突っ込んでいく
「さかnn……っらぁ!!」
一瞬の同様が有ったが氷にスラッシュに向けて展開し封殺する
(どこだ!?)
しかし魚に視線を向けすぎ輝を見失っていた
そして突然後ろから足音がする
(後ろかっ)
振り向き確認し氷を小規模で展開し、足腰に氷を纏わせ動きを止める
「やっぱり囮だよなぁ」
似た手順として常闇戦を瞬時に思いだしており、対策も考えていた
(だとすれば……氷でオレの回りを覆えば…いや)
この一瞬
判断の遅れを見逃さず
パキャーー
轟の眼前で青い閃光が飛び散る
「くっ…(周り全部凍らせりゃ終わりだ)」
自分含めたリング全体を氷で覆い尽くす
「やりすぎだろ……てか二人はどうなってんだよ!?」
「自身含めまるごとだと…」
解説の二人含め場が騒然となる
一部は生死まで心配する程、これまで出した氷の大きさを遥かに越える大きさだった
しかしある男は一切の不安をしていなかった
「焦凍……随分と左を使わないじゃないか……このままだと自身も作った氷で埋まるぞ。にしても浩大か……個性の制御を狂わせる程にまで追い詰めるとは」
(やばい……ディメンショナルドリフトの猶予時間が切れれば今度こそ生き埋めになる)
(……左を使うしかないのか…)
20秒時間が経った
しかし両者ともに気配無し
更なる不安が伝播しかけた時、氷が溶ける音がした
轟はこの状況に耐えかね氷を溶かし脱出したのだ
しかし輝は一行に出てくる気配がない…
ある上空(高度30000feet)
空間の一部が裂かれそこから右半身を乗り出し浮遊に近い状態で下を見下す者がいた
「…ここの真下か
顎に手を当て顰めっ面をしている
「さて……手を加えるべきかなこれは」
広げた右手を下に指し伸ばしゆっくりと握った
「元よりこれすら余多の
私はただ
煩く嘆き、閉じ籠った『主格』と
歪曲軸と不規則性の下、飛ばされた『別格』
仮想の現実の下、作られ付随した『世界』
これらを更に
たまたまの私情で動いた」
「ほーん……つまりは言い訳をうつらうつら並べて自己正当化しようとした哀れで可哀想な自分に責任がありますよってか」
咲けた空間の中から生気に欠けた声が出る
「はー……邪魔をするなよ」
「ため息とは何を、邪魔もなんだもするなんざおもーと?」
「いい加減その話し方はやめて、概念ごと抹消しようか?」
「それより下見た方がよかな?」
更に身を乗り出し目を見開く
「ん?……なーるほど、もう出てくるんだ。その分岐は見てなかったよ。まさか…あー名前は……そうそう…
「では閉めるぞ、管理者が出てくる」
「成り損ないか……会う気も起きん」
人知れず感知もされず、ただ一切の証拠も何も無い、証明することさえ不可能な領域へ裂け目は消えてゆく
少し前に戻ろう
ディメンショナルドリフトの効果が切れ次元の狭間から戻ってきた輝は氷で生き埋め状態になっていた
(……冷たいし身動き出来ないし…あと苦しいかる……)
酸欠・低体温症・無理な体勢・圧力
既にフェニックスの能力で直ぐ溶けるような状態で無くまた度重なる連戦と能力使用で維持できる体力が残ってなかった
更に言えば溶かしたとしても外界と遮断されているため酸素補充が無理である
もっと言えばモーションすら出来ず外の状態が分からないためフロムザシャドウも使用するに至れない
またオービタルストライクやアルマゲドンなども機械操作が必要である
怪力でも方向が分からなければ脱出に手間取り、積層された氷を猶予スペース無しの力のみで破壊するのはいくら機械的で人外な力があっても無理である
つまりどう足掻いても詰みである
(あーもう……かるかるかるかるかるかるかる……
かる?
なぜ私はかると……
そもそもかるとは…
意味があるのか?
あかる……かおる…かばる………
かわる…
新キャラ:ウェイレイさんの感想
やっぱジェットの下位互換やんけ
あと検証がめんどい
まだ出す予定はない……